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里山便りバックナンバー2024
里山便りバックナンバー2024
「体がもう一人分欲しい」
2024.03.21
富加町いなか舎てくてくめぐり富加町いなか舎てくてくめぐり「富加町いなか舎てくてくめぐり」は終わりました。今回はワークショップは行わず、展示のみとしました。

すごくたくさんのお客様がみえたわけではありませんが、中学校時代の友人が来てくれたりして、なつかしく話ができました。
富加町いなか舎てくてくめぐり富加町いなか舎てくてくめぐり運営の方が世代交代によって変わって2年目となりました。

以前の方とは、やはり少し運営の仕方が変わりました。インスタグラムを使った運営など、今どきの感じになっています。

わたしの個人的な感想を言えば、以前のように手弁当でアナログ的な運営の仕方が、人と人とのつながりを感じて懐かしく思われます。また来年ですが、参加するかどうかは未定です。
チェリーのちゃぶ台仕事の方は、一宮市のI様のチェリーのちゃぶ台が完成しました。天板は接ぎ合わせを終えたあと、裏表の鉋掛けをします。
チェリーのちゃぶ台ルーターという機械を使って円形にカットします。
チェリーのちゃぶ台側面を蛇腹面に鉋で仕上げた後、サンディングをして仕上げます。
チェリーのちゃぶ台オイルを2回、天板表面はさらにワックスを2回、塗装をして完成です。
天秤指し天秤指し手仕事で加工した「天秤指し」の模様がきれいです。
チェリー2枚接ぎこたつ座卓そして引き続き、群馬県のK様の「チェリー2枚接ぎこたつ座卓」の制作を進めていきます。

天板は幅50cm以上、長さ3mを超えるチェリーの一枚板を2枚接ぎにして作ります。同じ板ですので共木となります。
チェリー2枚接ぎこたつ座卓片面を平面に削った後、自動鉋盤という機械に通して所定の厚さまで削っていきます。
隠し雇い実接ぎビスケットジョイント接ぎ合わせは「隠し雇い実接ぎ」と「ビスケットジョイント」を併用します。
2枚接ぎ天板きれいなチェリーの2枚接ぎ天板になりそうです。
脚部の制作も進めていきます。部材の加工をしています。この後、鉋で削って最終加工となっていきます。
部材の加工 部材の加工 部材の加工  
このこたつ座卓が終わると浜松市のT様のウォルナットのπチェア、美濃加茂市のH様のウォールナット2枚接ぎこたつ座卓、名古屋市N様の山桜の円卓、さらに大阪府泉佐野市のU様のウォルナットの書斎机…と進めていきます。皆様しばらくお待ちください。
さて、最近は暖かくなったと思いきや急に真冬の寒さに逆戻りをしたりと、なんだか調子が狂うような天気が続きます。しかし、庭の様子を見ると春が進んでいるのが分かります。今はクリスマスローズがたくさん咲いています。
工房の庭 工房の庭 工房の庭  
シャクヤク、クレマチス、バラなどが新芽を伸ばしてきています。
工房の庭 工房の庭 工房の庭  
我が「jagar's garden」は、今隣に家を建設中のため、そのあおりを受けて多くの花たちを移動させています。たくさんの花の苗をいったん鉢に植え替えて置いてあります。しばらくこのままとなりますが、また来年の春までには新しくパワーアップした庭になるように整備する計画です。
工房の庭 工房の庭 工房の庭  
ジャガイモの植え付け畑の方はジャガイモの苗を植え付けしました。玉ねぎは猿に取られないように網で覆っておきました。
3月、4月は何かとあわただしいです。仕事の方もおかげさまで忙しく、その合間に畑もやらなければいけないし、なんとか時間を作り出して庭の整備もやっていかなければいけませんし、息子の家の建設もあるし(いくつかの家具を提供する予定です)…体がいくつあっても足りません。
「写真に思う」
2024.02.28
クルミの本棚K様の胡桃(クルミ)の本棚は完成し、お客様自ら引き取りに来られました。

今回はお客様自身のラフ図面を基に制作しましたので、ほぼお客様の思い通りのデザインとサイズになりましたが、満足いただけて良かったです。  
一段一段が結構大きめのサイズですが、大きな雑誌を入れられるということで「これでいいです」とのことでした。
クルミの本棚 クルミの本棚 クルミの本棚  
チェリーのちゃぶ台そして、I様のチェリーのちゃぶ台も制作が進んでいます。脚部の方は大体完成しました。

直径110cmという大きめのちゃぶ台なので、それに伴って高さも高くすることが可能です。お客様のご希望だった高さ37cmというのも実現できそうです。  
天秤指し天秤指しもばっちり決まりました。  
天板加工引き続き、天板の加工に入ります。  
工房の入り口さて、話は変わりますが…工房の入り口には昔から写真を飾っています。子供たち(娘と息子)の写真です。まだ小さいころで、私が工房を始める直前の頃の写真です。

私がこの道を志すきっかけにもなった、ある有名な工房を子供たちと一緒に訪ねた時の写真です。「初心忘るべからず」という気持ちでこの写真を飾っていますが、それだけでなく、子供たちの写真を見ては「父ちゃん、頑張らねば…」と自分自身を鼓舞する意味でも飾ってきました。完成したばかりの工房の写真や、若かりし私の姿も映っています。  
孫の写真最近もう一つ増やした写真です。言わずもがなの3人の孫の写真です。苦しいこと、嫌なことがあってもこの写真を見ると心が落ち着きます。  
スマホというものができて以来、写真を撮るのが本当に簡単になりました。しかも高画質で、プロ顔負けの写真が簡単に撮れます。昔は違いました。フィルムカメラでしたから撮れる枚数も限られ、しかも出来栄えは写真屋さんに行って現像してもらわないとわかりません。今はすぐにその場で確認できますし、パソコンにつなげば大きな画面で確認することもできます。それに簡単に撮れるし、枚数も限りなく撮ることができます。だからついつい撮ってしまいます。

でも、昔と比べると決定的に違うのは現像(印刷)しなくなったということです。たいていはパソコンに保存して終わりじゃないでしょうか?もちろん自分でも我が家のプリンターで簡単に印刷することはできますが、それでも「現像(印刷)しなくても見れるからいいや」という気持ちなのでしょう…現像(印刷)することがなくなったのです。

つい最近、どうしても大判で高画質の写真を現像して欲しくて隣町の写真屋さんに行きました。そこは自分でスマホをつなげば印刷することができます。しかし、たまたま機械が壊れていて使えませんでした。「ほかに写真屋さんはありませんかね?」と聞くと「この町(比較的大きな市です)では、あと一つ(大型ショッピングモールの中の店)しかありませんね」との返事。

我が町の写真屋さんは、すでにずいぶん昔(10数年も前?)に無くなりました。写真屋さんもどんどん無くなっているというのが現実です。でも、やはり高画質の写真は写真屋さんでないと印刷できません。我が家のプリンターと市販の写真用紙では心もとないです。

一昨日、息子たちが帰って来ていたので妻が久しぶりに昔のアルバムを出して来てみんなで見ていました。孫の顔が息子の小さいころにそっくりだということで、大きく盛り上がっていました。こういうことも写真として印刷してあったからこそできることです。今はほとんど現像(印刷)してないので、将来どんな風になるのだろうと思ったりします。やはり時々は写真として印刷して、アルバムに貼っておくことも大切だなと思いました。

それに、初めに書いたように写真として飾っておくことで自分の気持ちを鼓舞したり、癒されたり、幸せな気持ちになったりすることができるのです。そういうことが大切なことだなと思う今日この頃です。
「いなか舎てくてくめぐり」
2024.02.21
今年で15年目になりますが、恒例の「富加町いなか舎てくてくめぐり」が開催されます。

期日:3月1日(土)〜17日(日)
場所:富加町内各所
富加町いなか舎てくてくめぐり 富加町いなか舎てくてくめぐり 富加町いなか舎てくてくめぐり  
富加町いなか舎てくてくめぐり当工房も今年も参加します。うちは2日(土)、3日(日)、9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日)の6日間、いずれの日も午前中だけのオープンとします。

昨年は木工体験というワークショップを行いましたが、今年は展示のみとなります。よかったらどうぞお越しください。
ところで…前回の里山だよりに書きましたが、現在我が家は家の建設中であり、そのせいで庭(jagar's garden)もお見せできるような状態にありません。新居の場所に植えてあったバラやたくさんの宿根草は一時的に鉢に植え替えてあって、また庭が整備されてから植えつけられるのを待っています。

何とか秋までには庭を整備して、またパワーアップした"jagar's garden"をお見せできるようにしたいと思っています。

jagar's gardenそこで、この機会に一番奥にあった森(?木がうっそうと茂っていた場所。藪のようになっていた場所です。)もきれいに木を切ってしまい、この後切り株や笹の根などをきれいに撤去します。

そして、この場所も新たなるガーデンエリアとして拡張整備します。その一角には小さな小屋をセルフビルドで建設します。こちらも何とか秋までに完成できたらいいなと思っています。

完成したら、そこでまた楽しい何かがきっと始まることでしょう…楽しみです。その様子はまた時々この里山だよりにも書いていこうと思います。
…なんてのんきなことを書きましたが、実は仕事の方が忙しくて、はたして庭の整備や小屋建設などをやる時間を取れるかどうか心配というのが本当のところです。

特注本棚本棚の方はほぼ完成しました。部材の仕上げが終わると組み立てです。こういった箱物の組み立ての場合「プレス機」という大きな機械があれば便利なのですが、うちにはありません。場所も取られるので置いてないのです。

仕方なくたくさんの「ハタガネ」で締め付けて組み立てます。
特注本棚特注本棚プレス機があれば全体に均等に力が加わるのでそれほど難しくも大変でもないのですが、ハタガネで締め付ける場合は全体に均等に力が加わるように少し工夫が必要です。

「当て木」を使って締め付けますが、この当て木に工夫がしてあります。
特注本棚普通にまっすぐの当て木を当てて締めると両端に力が加わり、真ん中が浮いたようになってしまい、真ん中に力が加わりません。その結果、真ん中あたりのつき(接着)が弱くなって隙間が出来たりします。

そこでこの当て木は真ん中が凸になるように緩やかに削ってあります。
特注本棚こうして当てて締め付けると真ん中も両端も力が同様に加わって接着がうまくいくのです。ただし、接着剤が乾かないうちにたくさんの締め付けをしなければならないので大変です。

でも何とかうまくいきました。
特注本棚特注本棚最下段には引き出しが2つ付きます。鉋で削って仕込みます。
特注本棚特注本棚つまみも削って作ったものを取り付けます。完成です。
特注本棚あとは塗装を待つだけです。
そして、引き続きチェリーのちゃぶ台(直径110cm)の制作にかかっています。相変わらず定番の「天秤指し」を手加工で行います。
チェリーのちゃぶ台 チェリーのちゃぶ台 チェリーのちゃぶ台
チェリーのちゃぶ台チェリーのちゃぶ台鋸挽き仕事、ノミ仕事が終わり、一度組み立ててみます。なんとかうまくはまりそうです。
チェリーのちゃぶ台さらに加工を進め、鉋で仕上げます。
チェリーのちゃぶ台そして組み立てました。今回もうまくできたようです。
「家が建つ」
2024.02.06
2024年も、もう1ヶ月が終わりました。工房の方は何かと慌ただしくしております。現在は特注本棚の制作中です。

まずは胡桃(クルミ)の板を接ぎ合わせていきます。テーブルの天板など大きな板の接ぎ合わせをするときは「雇い実接ぎ」という手法を用いますが、比較的小さな板を接ぎ合わせる場合は、今回のような「ビスケットジョイント」という方法を使うことが多いです。

ビスケットジョインターこのビスケットジョイントに使用する道具があります。「ビスケットジョインター」という道具です。
特注本棚特注本棚この道具でビスケットを入れる穴をあけ、そこにビスケットを挟んで接着剤を付けて接ぎ合わせていくのです。
特注本棚特注本棚7枚ほどの板を接ぎ合わせしました。
特注本棚特注本棚その後、ほぞやほぞ穴を加工していきます。
特注本棚特注本棚鉋で削り、サンディングをして仕上げたら組み立てに入ります。
子供椅子話は変わりますが、先日孫たちに作ってあげた子供椅子はこんな風に遊んでくれています。まだ座ることができない下の孫二人は支えてあげなければいけませんが…。

ベニマツの椅子は軽いので、2歳の孫娘はあちこちに持って行って座っています。
またまた話は変わり…昨年の秋から始まった我が息子の新居建設も着々と進んでおります。まずは基礎のすごさにびっくりしました。「ビルでも建つのか?!」と思うほど…。
新居建設 新居建設 新居建設  
とにかく、1軒の家が建つのには本当に多くの人(業者)の手がかかるのですね。土地造成の業者、ブロック積みの左官屋さん、基礎屋さん、水道屋さん、ガス屋さん、電気屋さんもちろん大工さん…。
新居建設 新居建設 新居建設
上棟12月の終わりごろでしたが、上棟の日を迎えました。雪混じりの寒い日でしたが、大工さんたちがんばってくれました。

お昼には豚汁を作って食べていただき、休憩の時は庭のピザ窯でピザを焼いて食べていただきました。
上棟上棟上棟
その後も、さまざまな業者さんの手によって家の建設は進んでいます。サッシが入り、屋根が貼られました。
新居建設 新居建設 新居建設
庭の小屋クレーンが来たついでに、庭のトトロの(?)小屋も場所を移動していただきました。
新居建設新居建設断熱材の吹き付け、天井下地などなど…
新居建設 新居建設 新居建設
新居建設新居建設天井が貼られ、床板も貼られています。
新居建設焼き芋まだまだたくさんの作業が続きそうです。家一軒建てるという事は本当に大変なことなのだなと感じます。ご苦労様です。

ときどき工房の薪ストーブで焼き芋を焼いて、大工さんにも食べていただいています。
「新年のご挨拶」
2024.01.01
謹賀新年あけましておめでとうございます。

今年も皆様に喜んでいただけるような良い家具をバンバン作っていきたいと思っています。

今年も皆健康で幸せな一年になりますように。本年もよろしくお願いいたします。