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無垢一枚板の手作り家具とオーダー家具





里山便り
 
 
2013.12.24
「年末のご挨拶」
強風被害の大イチョウ

半布里工房 佐藤正裕

半布里工房 佐藤正裕
実に色々な事があった2013年が終わろうとしています。仮面がはがれたアベノミクスに始まり、消費税引き上げ決定、特定秘密保護法案通過、猛暑(酷暑)の夏、東京オリンピックの開催決定、台風被害、水害、尖閣問題、倍返し、いつやるの今でしょ、そして「コバエ」…数え上げればきりがありません。

今年の漢字は「輪」になりましたが、私は「蠅」を押します。超ローカルですが、それぐらい今年の夏のコバエ大発生は衝撃的で大被害でした。まだ数年続きそうです…。世界的規模で地球が狂ってきているのかもしれません。(コバエに関しては、私個人の考えは「人間が自ら引き起こしたもの」だと勝手に断定していますが…。)

又、特定秘密保護法案の通過という事で、また再び戦争への足音が聞こえてきているような気がします。「二度と子供たちを戦場へ送るな」というスローガンを掲げて戦ってきた日教組をはじめ、今こそ声を大にしてこの問題に国民全員で、それぞれの立場でできる事で戦うべきではないでしょうか?

いずれにせよ、あまり良い事がなかった2013年のような気がします。ですが、仕事の方は皆様のおかげでどうにか順調に進められました。お仕事をいただいた皆様に、本当に感謝申し上げます。工房の材料置き場には制作・完成を待つお客様の作品の材料がたくさんあります。本当にありがたい事です。又せっせと仕事を致します。来年もよろしくお願い致します。

完成を待つ材料 完成を待つ材料 完成を待つ材料
 
2013.12.18
「無垢一枚板の事」
お客様のお問い合わせがあり、ご希望を聞いてそれに合った無垢一枚板を探すのですが、それについて思う事があります。

まず最近の事から…現在「栃(トチ)」が高値を付けているようです。何でも需要と供給の関係で決まるので仕方が無いのですが、現在は(大きさや質の問題含めて全てで)良質な栃(トチ)の板が少なくなっているようで、材木店に行っても結構な値段がします。むしろ現状では欅(ケヤキ)などの方がお値打ち感があります。

無垢一枚板 無垢一枚板 無垢一枚板

昔(私が工房を始めた頃)は結構安く手に入った栓(セン)なども今では本当に少なくなり、栃(トチ)や欅(ケヤキ)などと同じぐらい高くなってしまっています。ですから、一概にどの材質が高いか安いかなんて言えないのです。

ミズメザクラ 無垢一枚板もちろん、もともと希少な材は相変わらず高いです。例えば、シオジ、栗(クリ)、楢(ナラ)、桜(サクラ)、ウォールナット、そしてミズメザクラなど…。

先日お客様のご依頼により探していたミズメザクラは、方々に聞きましたが本当に無くて、ある物は目が飛び出るくらい高かったです。

そしてもうひとつ、お客様とのメールなどでのやりとりの中から…お客様からメールを頂く場合、こんな書き方をされる事があります。「きれいな板がいい」あるいは「杢のある板がいい」など…実はこれが本当に困るのです。「きれいな」なんていうのは人それぞれの感じ方の違いなので、私が思う「きれい」というのとお客様が思ってみえる「きれい」は必ずしも同じではないと思うのです。

無垢一枚板「きれい」という言葉から、「汚れや節、割れなどが無いきれいな板」と連想する事もできるだろうし、「節や割れがあっても木目がきれいな魅力的な板」ととらえる事もできるでしょう。例えばこの板…割れも節もありますが、とても「きれい」だと思いますよ。

又、「杢のある板」というのも曲者です。実はお客様が本当の意味での「杢板」というのをどの程度ご存知なのかが分かりません。例えば下の画像の板…これらは本当の意味での「杢板」と言ってもいいでしょう。当然値段は超高くなります。

杢板 杢板 杢板
杢板 杢板

でも例えば下の画像の板…「杢板」というランクには入らないと思いますが、「杢」らしいきれいな木目が出ています。こんな魅力的な板ですが、価格は比較的お得です。

無垢一枚板 無垢一枚板 無垢一枚板
無垢一枚板 無垢一枚板 無垢一枚板

こぶそして、例えば右の画像は「杢」ではありません。「こぶ」です。でも、とても魅力的な模様になっています。
以上の事を考えると、いつも思うのが「メールもいいけど、本当は電話でもっと詳しくお聞きしたい。メールでは細かいニュアンスは伝わりにくいけど、電話ならそれが伝わりやすいし、もっと他の様々な事が伝えられるのに…」という事です。

実際、メールでは「桜がいい」と書いてあったのが、電話でお話をしているとお客様の勘違いで「胡桃(クルミ)」であった事が判明したり、「栗(クリ)」をご希望されていたのが、電話で色々話しているうちに「栃(トチ)」に変わったり…電話では本当に様々な事が話せます。

いわば木の事について一からお話でき、(えらそうな言い方をあえてさせてもらうならば)レクチャーできます。ですので、話しているうちに本当にお客様の求めているものが何なのかが分かったりして、より良い買い物ができていくのです。

この頃は「メールで済ましたい」と思われる方が多いのは分かります。が、本当の事を言うと、より良い買い物をされるためには、もう少しいろんな手段で私どもとお打ち合わせをして頂けるとありがたいと思うわけであります。
 
2013.12.13
「もったいない…がこんなことに!」
余った材料日々家具制作をしていると、どうしても余った材料が出ます。もちろん、それはそれで他の家具の制作にも使ってはいます。しかし、結局使われずに残る材料も多くて…中途半端な大きさや、小さい材は工房の隅にたまる一方です。
余った材料長年使っていないのだから思い切って捨てればいいのですが、私はそれができません。見ると、「何かに使える」と思ってしまうので…中にはとてもきれいな杢が出ているものや、木っ端とはいえなかなかの良材であったりするわけで、そんなのを見ると絶対に捨てられません。

「これは引き出しの鏡板にするとすごくいいぞ」「これはいい色だ。椅子の脚にしたらいい椅子ができるぞ。」「きれいな色のケヤキだな。取っておこうっと」というような感じ…。

その原因はもちろん性分にあるのですが、それだけでなく、もともと木が好きで、木工が好きで(プロになる前)趣味としてやっていた頃にさかのぼるかもしれません。当時は材料となる板を手に入れるのに(今のようにインターネットなどはありませんでしたから)、材木店に行くのは素人として勇気がいる事で(敷居も高いので)それができず、結局大きなホームセンター(東急ハンズなど)へ行って買ったりしていました。

たかだか厚み20mm×巾15cm×長さ30cmぐらいの楢(ナラ)の板を、何千円も出して買ったりしていました。(とにかく木工は趣味でやっていくにはお金がかかるものです。材料代は高いし、機械、工具もそれなりに高くつきますし…)

余った材料そうやって手に入れた板を大切に大切に、喜々として眺め、時間をかけて作品を作っていたのです。その頃のものは今でも大切にしまってありますが、そんな事が私の原点にあるので今でも端材を見ると「もったいなくて捨てられない」のです。

確かにそれらを使って小物を作ればいいんですよね。しかし、同業者はよくお分かりだと思いますが、実際はそんな簡単にはいかないんです。

その理由1…普段大きな家具を作っている人は、頭の中がそういう思考(デザインなど)になっているのです。小物ばかりを作っている人は、また頭の中がそういう思考、スタイルになっていくんです。大きなものも小物も両方得意だという風には、なかなかいかないのです。

その理由2…小物を作って生計を立てている人は、既に材料を仕入れる段階から小物用に考えて(厚みや、大きさなど)仕入れているのです。実際はこういう端材を集めて、その中から選んで作るという事は大変手間のかかる事なので、商売としては難しいんです。

私でも、たとえばランチョントレーやペン立て、木馬というような小さなものを作る場合でも、結局はそのつど新しく材料を仕入れたりする事が多いです。結局手間を考えるとそうなってしまうのです。端材の中から大きさや色合いや木目などを考えて探している間に、何時間も浪費するという事になりかねないのです。

余った材料

余った材料
しかし、そんな端材がだんだん幅をきかし、工房内をどんどん狭くしています。作業をする台や機械の上までも占拠してきています。

「どうしよう、何とかしなくては」と考えてはや幾年月…これらをしまっておく場所をまた増築しなくてはなどと考えている今日この頃。あっ、いい事を思いついたぞ!それは……またご報告します。
 
2013.11.18
「寒っ!」
暑い夏から一気に冬へ突入という事で、秋がほとんど感じられないのがいかにも寂しいです。紅葉を楽しむ暇もありません。

薪ストーブ 薪このところの急な寒さに、工房では薪ストーブを焚き始めております。どかっとした温かみが工房内に広がっていきます。今年の冬はこれが活躍しそうです。薪の方は夏前から端材をせっせとストックしておきましたので、たっぷりあります。

畑 畑畑の方は、先日玉葱の苗を400本ほど植え付けしました。昨日またエンドウ(つるさやエンドウとスナックエンドウ)の種もまきました。

安納芋も(ちょっと大きくなりすぎましたが)サトイモも、キャベツ、しょうがも収穫しております。そして大根やカブも大きくなってきました。これから鍋の季節になりますが、材料は豊富にあります。

バタフライ式の延長テーブル バタフライ式の延長テーブルところで、工房ではこんなものができました。既存のテーブルにつなげて置く事ができる延長テーブルです。しかも、普段はたたんでしまっておけるバタフライ式のテーブルです。

材質は既存のテーブルに合わせてチェリーです。ちょうど今お客様の元に商品が届いたようです。電話で喜びの声をお聞きする事ができました。

この後もテーブル、特注ドラム(楽器)、サイドボード、そして又テーブルとベンチ、ソファ、そしてまたベンチ…とご注文の品の制作が続きます。最近ちょっと風邪気味だし、肩の痛みもあり、胃の調子も良くないという三重苦ですが、そんな事も言ってられません。がんばらなくっちゃ…。

p.s. 毎年この季節になると「コタツ座卓」のお問い合わせが多いです。商品は(特別な場合を除いて)ご注文を頂いた順に制作をしておりますので順番待ちとなりますが、残念ながら今からでは年内には間に合いません。

できれば少し早めに(2〜3ヶ月ぐらいの余裕を持って)お問い合わせを頂ければと思います。コタツの場合はやはり9月か10月ぐらいまでにお問い合わせを頂けると、冬に間に合うという事になるかと思います。よろしくお願いします。
 
2013.10.29
「秋の一日」
親鸞聖人の750回忌法要 親鸞聖人の750回忌法要一昨日の日曜日、台風一過で気持ちの良い晴天となりました。

すぐ近くのお寺…我が檀那寺ですが…で「親鸞聖人の750回忌法要」と鐘楼、庫裏の建立を祝っての行事が執り行われました。
稚児行列 稚児行列近隣の町から大勢のお稚児さんが集まって、大変にぎやかでした。

稚児の数が320名ほどですので、行列の総勢は1000人を軽く超えていました。我が娘、息子も10数年前にお稚児さんに出した事を思い出し、時の経過の速さを感じました。

帯のこ(バンドソー)さて、工房ですが、以前から気になっていた古い帯のこ(バンドソー)を取り替える事にしました。前のは本当に古くてがたが来ていたので、今まで「いつ壊れるか」と危険を感じながら恐る恐る使っていた感じでした。

取り替えたと言っても、新品のものではありません。これも中古です。でも前のに比べるとよほど使いやすいです。何と言っても安心です。もうこれでこの機械は私が仕事を終わるまで取り替える事は無いでしょう。メンテナンスをしながら長く付き合っていきます。

よく「(人が仕事をするのではなく)機械が仕事をする」と言う人がいます。それはそれで間違いはありません。精度の高い仕事を効率的に行っていくには、良い機械を持つ事は必要です。でも私自身はやはり「(機械が仕事をするのではなく)人が仕事をする」のだと思いたいです。ぼろい機械でもそれなりに使いこなして、これからもスタイルを変える事なく仕事をしていくつもりです。
 
2013.10.11
「無垢一枚板のテーブル」
時期はずれの暑さ…これが当たり前になってしまうのでしょうか?…に、まいってしまいそうなこの頃です。おかげで「コバエ(クロバネキノコバエ)」もいまだに発生し続けています。最近は各地に被害が広がっているようで、連日のようにテレビでも報道されるようになっています。

ところで今工房では、東京のお客様の欅の一枚板テーブルの制作中です。裏側も終わり、脚部の制作も終わり、最終工程の天板表面の仕上げにかかっています。

鉋仕上げ当工房ではたいていいつでも鉋仕上げをします。今回の板は幅が90cmぐらい、長さが2m、厚みが6cmぐらいの大きな、そして大変重い板です。実際に測る事ができませんが、80kg弱はあるのではないでしょうか。(一人でやっていますから)ひっくり返すのも大変です。

ところで実はこの板、もともとは厚みが8cmほど、長さが2m60cmほどあるすごく大きな板でした。先般この板を材料置き場から工房に運び入れる時の事です。「まぁ大丈夫だろう」と高をくくり、一人でずらしてきてリフトに乗せようとしました。その時です。ゆっくり倒そうとしたら(おそらく100kgぐらいはあったのでしょう)その重さに耐えられなくなり、押しつぶされそうになりました。とっさに一か八か手を離して後ろに倒れました。

リフトの爪が50cmほど上げてあり、それで板は止まってくれたので私の上に倒れてくる事はありませんでした。もしあれが倒れてきたら大変な事になっていたでしょうね。まあ死ぬ事はないでしょうが、骨折ぐらいはしてたかも…今回はちょっとお尻が痛かったぐらいですんだので本当によかったです。やはり、横着をしてはいけませんね。

鉋仕上げ

鉋仕上げ
話はそれましたが、鉋がけの事でした。他のメーカーや工房では鉋がけをやらず、サンダ−だけで仕上げているところが多いと思います。いろいろご意見はあるでしょうが、とにかくうちは頑固に鉋がけにこだわってやっています。

しかもこの板、細かなこぶが模様のように表面に現れた面白い板で、しかも12年ほど天然乾燥だけで乾燥させたと言うこだわりの板です。その事を思うと余計に制作に気合も入ります。

又、耳(板の辺端部、木の皮がついていた所)の仕上げも、面(角の部分)の付け方もこだわります。この事は又「木になる話」に書きます。

先日、県内の有名な材木店の社長さんにこの板を運んできて頂いた時、当ギャラリーに置いてある作品を見て頂きました。その時テーブルを見られて、その耳の仕上げと面の仕上げをご覧になって「さすがいい仕事をしてみえますね。なかなかこういう風に仕上げる人は少ないですよ」と褒めて頂きました。一般にはあまり目を付けられない、いわば「通」にかかわる部分の事で、私としては(そうでしょ!そこ、そこなんですよ!分かっていただけますか!)と内心大喜びでした。そんなこんなで、もうすぐ欅無垢一枚板のテーブルが完成致します。

鉋仕上げ

鉋仕上げ
さて、話は変わり畑のほうですが、秋冬野菜がゆっくりと育っています。

大根、白菜、キャベツ、ブロッコリー、赤カブ、白カブ、水菜、菜花、正月菜、ほうれん草、ねぎの苗、たまねぎの苗などです。

又、イチゴの苗も植え付けが終わりました。もうすぐサツマイモやしょうがも収穫できます。最近の変な気候には終わっていただき、いつもどおりの穏やかな秋になってほしいものです。
2013.10.01
「初スマホ、そして店員さん」
一昨日のことですが、私、携帯を変えまして、ついに初めてのスマホを手にしました。ついにこの日がやってきてしまったかと感慨深い……大げさな!

私の場合、これまで携帯は通話でしか使用して来ませんでした。メールはしないし、インターネットも見ることはありませんでした。(別にiPadは持っていたので、そちらでは時々インターネットにつないで使うことはありましたし、そもそも仕事でパソコンを使っていて、パソコンでインターネットやメールを毎日やっていますので…)

ですから、私の携帯はiモード契約さえしていませんでした。本当に通話しかしなかったのです。以前あるお客様から「写メを撮って送って下さい」と言われたことがあったのですが、上記の理由から写メができず「あのぉ、それがちょっと…申し訳ありませんが又パソコンから送ります」と申し上げたことがあったほどです。(ちょっと恥ずかしかった)

それでも、生活するのに何の不都合も感じずこれまで過ごしてきました。いやむしろどれだけ傷つこうが汚れようが全然気にならず、気楽な携帯生活でありました。(本当にお見せするのが恥ずかしいくらい傷ついた携帯なんです。同様な話は以前にも里山だよりに書いたことがあります)

しかし、最近本当に携帯電話代が高くつくようになり、しかもiPadもありますし、それにいずれ全部がスマホになってしまうんだろうし。ちょっと考えた方がいいなあと思うようになったのです。そこで、電気店へ行って聞いてみると、例のdocomoがiPhoneに参入したという事件(?)以来、どこの携帯会社も必死になってキャンペーンを始めたようで、今スマホにするのが、しかも他社に乗り換えるのが(MNPというやつ?)大変お得ということが分かりました。しかも今日は最後の土曜日で、キャンペーンの締め切りと残り台数はあとわずか…。

iPhoneそこで、決断しました。これまで我が家は娘だけソフトバンクであとはみんなドコモでしたが、これを機会に全員がソフトバンクのiPhoneにしようと。

「ちょっと試算して下さい」と頼みましたら、キャッシュバックも含めて結構お得になるじゃないですか。第一私が一番気にしている通話料が安くなりそうだし。しかもスマホ…iPhoneだし…その上対応してくれた店員さんが大変気が利いて愛想がよく、しかも話が分かりやすい!

話は脱線しますが、世の中何でも「人」ですね。いくら商品が良くても、売っている人がだめだと結局は買う気にはなれないものです。ちょっと前にも別のソフトバンクショップへ行ったのですが、その時対応してくれた店員さんはなんだかツンツンしていて、あまり話相手にもなってくれませんでした。まるで私を見下しているような感じがしました。「どうせ買う気は無いんでしょ。それにろくにスマホのことも知らなさそうだし…」なんて思っていそうな雰囲気がしました。それで、そこはすぐに退散して来ました。しかし、今回のお店の店員さんは全然違いました。

まず私がカタログを見ていると(難しいので正直ちんぷんかんぷんだったのですが)、「お悩みですか?」ときました。その一言にまずやられました。(そうなんです、お悩みなんですよ!)「困っているんです。分からなくて。私はほとんど通話しかしないのですが、何とか安い携帯は無いものかといろいろ考えてるんです」と。そして「一度試算してもらえますか」と言うと、「いいですよ、どうぞ」と始まりました。

この店員さんのすばらしいところは、私の「ど素人」のような質問に全部明るい笑顔で、時々冗談を言って笑いながら、的確に分かりやすく説明をし切ってくれるところです。しかもその話し方が明瞭です。そして、一つ一つ分かった事を確認してから次の説明へ移るというようなそんな感じなんです。事実「いいですか?(分かりましたかという意味)」という言葉を何度も言ってくれました。完全に信頼をしました。

今まで携帯のショップへ行った時は、大体の店員さんが専門用語を当たり前のように使いながら(みんな知っていて当たり前だと思っているのでしょう)一段高いところから話をするものだから、結局こちらがそれについていけずに帰ってくるという事がほとんどでした。こちらは「MNP」だって知らないし、ホワイトプランだの基本使用料だのちんぷんかんぷんなんだからね!(どうだ、まいったか!)

でも、この店員さんからはそんな雰囲気を感じませんでした。それで「ありがとうございました。一度家族ともよく相談してきます」となり、次の日(キャンペーンの最終日)に契約をしました。まぁ、うまくビジネスに載せられたという事なのでしょうが、気持ちよく買えたわけです。…こういうことって大事ですね。それは、携帯ショップに限ったことではありません。他のお店でも同じです。結局売っている人を信頼して買うという事が多いのですよ。私たちのような仕事だって同じだと思います。勉強になりました。

さて、iPhoneに話を戻します。今手元にありますが、昨日息子に使い方を聞いているうちにあっという間に「LINE」というやつに入れられていました。まだ使い方がよく分かりません。さて、果たしてこの先どうなっていくのでしょう。私自身にどんな変化が起きるのでしょうか。

この頃ニュースを見るたびにネット社会の怖さを感じているのですが、そのネット社会に私もまた一歩踏み込んだかもしれません。どうやって付き合っていくか、気を付けなければいけないかもしれませんね。…えっ、考えすぎですって?仕方が無いですよ、何せ初スマホなんだから。

とか言っていたら今朝6:00過ぎにある人からLINEのメールが来てました。何とかというパズルゲームのお誘いだそうで…こういうことなんですね…。まじめにお断りのメールを返していたら、娘が起きて来て「そんなの返さなくてもいいんだよ。メーカーが勝手に送っているやつなんだから。そんなのに返す人いないよ…」ですって。

さて、話とはまったく関係のない画像ですが…工房では浜松のお客様の楢(ナラ)のダイニングセットの制作を終えて、東京のお客様の欅(ケヤキ)のテーブルの制作に取り掛かったところです。

楢(ナラ)のダイニングセット 楢(ナラ)のダイニングセット 欅(ケヤキ)のテーブル
 
2013.09.25
「お彼岸」
お寺の山道 お寺の山道「暑さ、寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、この頃は過ごしやすい良い気候になってきました。

又、自然の体内時計は大したものだと思うのですが、このお彼岸の時期に合わせて一斉に「彼岸花」が咲き誇る様子が野山のそこかしこに見られます。工房の横のお寺の山道にもきれいに彼岸花が咲いています。

地蔵堂

地蔵堂
さて、当工房のすぐ隣にあります地蔵堂では、毎年このお彼岸の期間にお勤めを行います。町内の人が毎日交代でこの地蔵堂に詰めてお守りをします。お守りをしている間中おりんを鳴らします。その音がなんとものどかでいいものです。

以前はこのお地蔵様の前には皆が持ち寄ったお菓子が山のように祭られ、期間の終わりにそれをすべての家に配って回ったものでした。又、赤飯で作ったおむすびも供えられ、これもすべての家に配ってみんなで頂いたものでした。これが大変おいしいものでした。

しかし、そのどちらも「(皆さん仕事があるので)やっている暇が無い」と言う理由から、数年前に廃止となってしまいました。時代の流れだからやむを得ませんが、やはりさみしい気はします。

何でもかんでもやめてしまうというのは、やはり考えものだと思います。「何を残し、何をやめるのか」…難しいけど考えていかなければなりません。「将来に残す価値がある文化的遺産、風習」などはやはり大事にすべきだろうと、つくづく思うこの頃です。
 
2013.09.20
「プレッシャー」
夕暮れ、仕事を終えてお風呂で汗を流し、庭の東舎の下へ缶ビールとつまみを持って行き、グッと一杯…この瞬間が最高に気持ちがいい。良い季節になりました。

ところで話は変わりますが、先日の事、近所に住む宮大工の方から頂き物をしました。京都のとある有名なお寺(名前を出す事はできませんが、かなり由緒あるお寺です。誰もが知っているあの仏教の開祖の往生の地とされているお寺です。)を改築された時、入り口の戸や内部の引き戸などを処分される事になったようです。

しかし、いずれも捨てるにはもったいないような物でした。というのも、幅が1mを超えるような松の一枚板であったり、杉の一枚板であったり、さらには屋久杉を使ったものであったりと…おそらく少なくとも100年以上も前に作られたものだと思われます。いかにも惜しいという事で、「有効に利用して下さい」と私どものところへお話を頂きました。

実際に現物を見ると、確かにこれほどの材料は現在ではなかなか手に入らないだろうと思われるものでした。又それだけでなく、さすがに昔の人は違うなあと思えるようなつくりがしてありました。以下に少し紹介します。

まずは引き戸。サイズは幅約1m×高さ179cm×見込み4cmで、羽目板は杉の一枚板です。よく見ると、「かま継ぎ」という技法で框が組み合わせられています。さらに、羽目板に「通しホゾ」の仕口が刻んであります。手が込んでいます。こんな引き戸を5枚も頂きました。

引き戸 かま継ぎ 通しホゾ

本実継ぎ次は屋久杉で作られた玄関の戸です。サイズは幅1mぐらい×高さ179cm×見込み3cmほどで、屋久杉が3枚「本実継ぎ」で合わせてあります。写真では分かりにくいと思いますが、屋久杉特有の入り組んだ木目がすばらしいです。
本実継ぎ仕口も凝っています。反りを抑えるための端嵌めですが、今ではほとんどこんな面倒な仕口を使って作る人はいないでしょう。さすがです。
羽目板 羽目板そして次は羽目板のみですが、杉の一枚板です。幅81cm×高さ160cm×厚み1cmです。見ると、裏表にそれぞれ、鶴の絵、もみじと波の絵が描かれています。

顔料か、それとも漆が使ってあるのか分かりませんが、貴重な物に思えます。この他にも幅95cm×長さ2m×厚み3cmほどの地松の一枚板も…。

「有効に使える人に使っていただきたい…」という事で頂きました。材料としての存在感と、昔の人(おそらく名工だったのでしょう)の作品としての存在感、そして長い年月という重み、これらが合わさってかなりのプレッシャーです。が、何とかしたいと思います。作品にしてまたお披露目を致します。
 
2013.08.29
「お客様からのお便り」
先週の事になりますが、お客様から残暑お見舞いのお便りを頂きました。本来はこちらが出すべきなんでしょうが、生来の筆不精…本当にお恥ずかしい限りです。


暑中見舞い暦の上では立秋…連日の猛暑続きのさ中、いかがお過ごしですか?ここ東北のいわき市四倉町は、気温30℃を超えることは殆んどないのですが、今年は例外です。愛犬、黒柴ハクビもぐったりです。

作っていただいたこたつテーブルとテレビ台を眺め、そして妻が作った暖簾、畑にできた夏野菜でビールを飲む至福感!この夏は、これで乗り切れそうです。まだまだ厳しい残暑が続くと思います。ご自愛ください。

このお客様は「胡桃(クルミ)のテレビ台」と「栓(セン)の2枚接ぎこたつ座卓」を納品させて頂いたお客様ですが、本当にありがたい事です。この仕事をやっていて良かったと、つくづく思います。

暑中見舞いそんなわけで、私からも全国の半布里工房のお客様に、遅ればせながら「残暑お見舞い」を申し上げます。もうしばらく暑さが続きそうですが、頑張り過ぎない程度に頑張りましょう。
 
2013.08.22
「あ、暑い!」
畑の土 畑の土 記録的な猛暑が続いています。朝8時ごろからすでにじりじりとした暑さが襲ってきて、畑の土はカラカラに乾いています。

工房内はまさにサウナのような暑さです。あらためて温度を測る気にもなれません。大体想像はつきます。

タブソルト工房内での暑さ対策は次の二つ。ひとつはとにかく水分を取る事…毎日2リットルのペットボトルのお茶は無くなります。お茶だけではつまらないので、炭酸系のジュースも。そして、欠かせないのが「固形の塩」(タブソルト)です。お茶と一緒に摂取しています。
スポットクーラーもうひとつは「スポットクーラー」です。作業中は一所にじっとしていないので、つけていない事が多いですが、休憩の時と手作業の時などにこれをつけて涼みます。

これのおかげで熱中症にならずに仕事ができます。これからも当分この暑さは続く事でしょう。がんばらねば。

ところで、前回の里山だよりで「コバエ終息宣言」をしましたが、間違いです。お盆ぐらいからまた発生しました。今日も、以前にもましてひどかったです。

以前は朝7時ごろから10時ぐらいまででしたが、このごろは朝6時前から発生し始めています。なんだか前にも増して多くなったような感じさえします。毎日1時間近くかかる家中の大掃除は本当に大変です。大きな負担です。

うちはまだいいですが、食品を扱ってみえるお店の方などは、「不快」なんて悠長な事は言っていられません。食材の中に少しでも混入したら売り物になりませんからね。死活問題です。毎日続く猛暑に加えてこのコバエの発生…もううんざりです。
2013.08.06
「コバエ終息宣言」
小さな虫

小さな虫
前回前々回の里山便りにも書いてありますが、我が富加町は大量の小さな虫(クロバネキノコバエ)の発生に悩まされました。しかし先週ぐらいからようやく減って、終息宣言をしてもよさそうな感じになりました。この間、新聞や夕方のテレビニュースでも報道され、結構な騒ぎになりました。

2週間以上、毎日この虫との闘いが繰り広げられました。毎日家中の掃除をするという事は大変な負担になりました。結局、原因も対処法も何も分からず終わってしまいましたが、それでも終わってくれて本当に良かったです。

栓(セン)の2枚接ぎテーブル 栓(セン)の2枚接ぎテーブルさて、工房では2枚接ぎテーブルの制作が進行しています。こちらは栓(セン)の2枚接ぎテーブルです。完成して、納品されるのを待っています。美濃加茂市のO様、ベンチと椅子が完成し次第お届けにあがります。もう少しお待ち下さい。
ウォールナットの2枚接ぎテーブル ウォールナットの2枚接ぎテーブルこちらはウォールナットの2枚接ぎテーブルで、現在制作が進行中です。ウォールナットのブックマッチの2枚接ぎとなっています。裏面は仕上げてありますが、表の面はまだこれから(脚部も完成した後で、最後に)仕上げていきます。山梨のH様、今しばらくお待ち下さい。
庭 庭うだるような暑さが続きます。気合でがんばっています。塩をなめながら…。
2013.07.12
「やはり!虫の大発生続報」
小さな虫前回の里山便りでも書きましたが、このところ小さな虫の大発生で困り果てています。網戸の目よりもさらに細かい虫なので、網戸にする事もできず、サッシを締め切って生活していても、それでもどこからか隙間を見つけて室内に大量に侵入してきます。

近所の人に聞いても皆さん同様に困ってみえるようです。「口や鼻に入ってくる。」「夜、寝られない」「体にまとわりつくから、むず痒くて嫌だ」「床が真っ黒になるぐらいで、クィックルワイパーで拭いて通り道をつけて歩いてるぐらい」などなど…それにその死骸が発する匂いだと思いますが、生臭いような嫌な匂いがします。

小さな虫このところ毎朝、家中の掃除をする事が私の日課となっています。ひどい日はお昼にもやらなければならない日もあります。本当に困ります。工房の中も同様です。窓のところに大量に集まっています。
中日新聞このように約1週間大変な思いをして過ごしていますが、やはりというか、ついに新聞にも載りました。7月11日付けの中日新聞です。この地区(加治田地区)の名前も載っています。この虫の正式名称(クロバネキノコバエ)も載っています。

回覧板そして本日。町内の回覧にも入ってきました。「腐葉土や刈り取った草などから発生する…」などと書かれていますが、私は「そうかなあ?そんなありきたりな事かなあ?」と疑っています。

とにかくこんなひどい事は今年がはじめてです。この虫自体は、今までも時々発生する事はありました。たいてい日中かあるいは夕方の限られた時間で、外にいっぱい発生します。今年のように家の中にまで入ってくるような事はあまりありませんでした。

何かがおかしいのだと思います。異常気象のせいか、あるいは人為的な何かが引き起こしているのか…ただ単に「腐葉土や刈り取った草などから発生」などというありきたりの事ではないはずだと思っています。

しかし、いずれにしても良い対策はほぼ無しという感じです。回覧に書いてあるような「対策」はほとんど意味がありません。窓やドアを締め切っても、その細かい隙間から大量に入ってきます。市販の殺虫剤など追いつきません。そんな少量じゃありません。使い出したら、1本がすぐに無くなってしまうぐらいです。

中には「何とかしてくれ」と町役場へ訴えに行った人もいるようです。そんな事をしても
どうしようもありませんが…。とにかく、早くいなくなってくれることを願うしかなさそうです。
2013.07.09
「日常」
まず、業務連絡です。三重県桑名市のH様、ご注文のサイドワゴン2台、ベンチ1脚とランチョントレー6枚、完成致しました。(納品の日時をお打ち合わせしたく思いますので、一度ご連絡頂きたいと思います。)

東京都のM様、お待たせしました。ランチョントレー5枚完成致しました。まもなく発送させて頂きます。

静岡県のI様、πチェア特注品ただいま制作真っ最中です。今週中には完成の見込みです。今しばらくお待ち下さい。

美濃加茂市のO様、ダイニングセットの制作にかかりました。少し遅れておりますが、何とか今月中の完成を目指してがんばっています。楽しみにお待ち下さい。

細かい虫ところで、この頃の事ですが、こちらでは細かい虫の大発生に手を焼いています。この所すごく暑いので、昼も夜も窓を開けて網戸にして過ごす事が多いのですが、そうするとこの虫が家中に入ってきてものすごい事になります。

体にもまとわりついてうっとおしくてたまりません。仕方なく窓を閉めてエアコンで過ごしてみるのですが、それでもどこから入ってくるのか、次の日になると又家中にこれが落ちています。まったくたまったものではありません。

どうやら、田んぼから飛んできているようです。(ちなみに同じ町内でも田んぼが近くに無い地区ではあまり発生していないようです。)昔はこんな事は無かったのですが、最近こういう事が起きてきました。いつか誰かから聞いたのですが、どうやら田んぼに散布する農薬のせいではないかという事です。(正確な事はわかりませんが…。) こんな事がいつまで続くのやら…。

畑の恵みさて、今日も畑の恵みがどっさり取れました。既にきゅうりやなすびは毎日飽きるほど食べました。それでもまだまだ取れるので、私が収穫してくるたびに「えっ、また採ってきたの!」と叱られる(?)始末。

きゅうり、ナスは悪者のようになっています。決してきゅうりやナスが悪いのではありません。たくさん作りすぎる私が悪いのです…。しし唐やピーマン、アマ長も同様です。ナスやきゅうり同様、人に配っても配っても食べ切れません。かぼちゃもスイカもたくさん取れすぎて、どうしよう…。

これからトマト、とうもろこしなどが盛りになります。前回ジャガイモの自慢を書きましたが、実は我が家の自慢はもう一つ…ミニトマト、トマトです。甘くておいしいです。これもいっぱい取れますので、皆さんに配ってあげると喜んで食べてもらえます。

畑の恵み 畑の恵み我が家ではこのようにして取れた野菜を蔵の中にしばし取っておきます。スイカやメロンは少しこうして寝かせておくといっそう甘くなります。

ジャガイモもこうして米袋に入れて保存し、冬まで食べます。今年もいっぱい取れました。

さて、今日も35度を超える猛暑日でした。工房内はもっと高くなっているはずです。熱中症にならないように気をつけなければ…。
2013.06.21
「畑の様子」
第1農園 第1農園今年もまた畑の方がにぎわしくなってきました。第1農園の方は相変わらず猿の襲来を受けるので、特にトマトとスイカは2重に網をかぶせて防いでいます。

ジャガイモジャガイモも先日猿に荒らされたので、こちらも全体に覆いをかけておきました。以前はジャガイモなどには目もくれなかった猿ですが、最近はひどいです。もう何でもかんでも食べていきます。麦畑もひどい荒らされようだとか…どうなっているのでしょうか。

先週3分の1ほど収穫しました。残りをそろそろ収穫しようと思っていた矢先、このところの台風を伴う雨続きのおかげで収穫できずにいたら、あっという間に葉っぱに病気が万延していました。こうなると一刻も早く掘ってしまわなければと焦っています。

以前も書いた事がありますが、うちではこの時期にジャガイモを大量に作ります。今年も8列分、約150個ほどの種芋を植えました。収穫すると800個以上のジャガイモがとれます。そんなに作るわけは…

1. とにかく美味しいから。きっとうちの畑の土がこのジャガイモ(男爵芋)に合っているのでしょう。差し上げた人みんなから美味しいと言ってもらえます。「子供の食べ方が違うからわかるよ」「ほかの人にももらうけど全然違うね」などなど。ホクホクの食感がいいです。とにかくうちで作る野菜の中では一番の自慢です。美味しいもの、その土地に合っているものをたくさん作るのは当たり前。
2. うちでは秋じゃがは作りません。(そのわけはいろいろありますが…。) この夏じゃがだけでほぼ1年分をまかなっています。米袋に入れて蔵の中にしまっておくと、来年の2月ぐらいまでもちます。もちろん、そのうちしわしわになってきたりもしますが、それでも買ってくるジャガイモより美味しいと感じます。
3. 人にあげるためです。親戚や知り合い、妻の職場の人などにもらって頂いています。「美味しい」という言葉がその対価です。

…というわけで、長年ジャガイモは大量に作り続けています。しかもメークインやその他最近流行りの新品種には目もくれず、男爵だけを作り続けています。

先日インターネットを見ていたら「作土」という言葉を知りました。作土とは畑に入れる土の事…つまり、よそから土を持ってきて畑を作るという事です。しかし、私はこれはナンセンスだなと思いました。よそには黒い土、赤い土、さまざまな土があります。見るといかにも野菜が良くできそうな土だなと思います。しかし、その土地にはその土地に合った土があり、その土に合った野菜があります。ですから、何も今ある土をガラッと変えてしまう必要はなく、今ある土に合った野菜を工夫して作ればいいのだと思います。もちろん、長い年月をかけて少しづつ土壌改良をしていくのは必要です。

うちの畑の土は決して良い土ではありません。石がいっぱいの土(「石畑(いしばた)」と呼んでいます)です。こんな土ですから、固くて掘るのも大変です。ごぼうなどには絶対に合う土ではありません。水はけも悪い土地です。サツマイモなどは合いません。

我が畑の中だけでも、第1農園と第2農園とでは土質が違うようです。作る野菜も変えています。トマトやナス、スイカ、ジャガイモなどは第1農園でしか作りません。一方、きゅうりやピーマン、ししとうなどは第2農園で作ります、葉物野菜なら第2農園でもOKです。このようにわが畑の土の事をよく知って、それに合う野菜を作るのが一番だと思っています。何でもかんでも作ればいいというものでもありません。

しかし、とは言うものの、他にもたくさんの野菜が大きく育っています。7月にかけていよいよ収穫の夏に入ります。
 
大きく育った野菜 大きく育った野菜 大きく育った野菜
大きく育った野菜 大きく育った野菜
 
2013.05.28
「今」
栓(セン)の一枚板こたつ座卓 栓(セン)の一枚板小テーブル今、工房では栓(セン)の一枚板こたつ座卓と、同じく栓(セン)の一枚板小テーブルの制作を終えました。

そして、次のサイドテーブル2台とベンチ、ランチョンマットのご注文の制作に取り掛かっています。少しづつ制作に遅れが出て焦り気味ですが、頑張って行きます。

庭の方はまさに今バラの真っ盛りです。庭造り2年目に入り、バラも見栄えがよくなってきました。
庭のバラ 庭のバラ 庭のバラ

庭 庭まぁバラに限った事ではないのですが、どんな花(宿根草)でも、やはり1年目は全然結果が出ません。2年目になると株もツルも大きく育つようになり、花もたくさん付くようになります。

又、2年目で「この花はこの地に合う花だ」とか「この花はこんな日向では無理なのだな」「この花はこんな日かげでは育ちにくいのだ」などという事も少し分かってきます。

他にも色々分かった事もあります。そうすると「来年はこうやって苗を植えよう」「来年はこの花をたくさん植えよう」「この次はこの花をあそこに移植してやろう」などと考える事もできます。

庭 庭

畑作りもそうでしたが、何でも1年や2年では全く分かりません。何年も続けてみて、少しずつ分かって行きます。こういう事がもっと早く分かっていたら、私の人生も子育ても、あるいはもっと上手くいったかも…まぁでもそれも良し。これからも自然のペースと同じように人生を送って行けたらなぁと思います。
 
2013.05.17
「日々変わりゆく景色」
いよいよ暑くなってきました。畑にも庭にもじりじりとした陽光が射すようになってきました。

畑 畑畑の作物はジャガイモやイチゴがいよいよ大きく育ってきました。
イチゴ イチゴこの頃は毎日イチゴがたくさん採れています。うちのイチゴは大型の種類です。

この間の日曜日は女房のお友達が大勢みえて、イチゴ狩りをしていかれました。「甘ーい!」「味が濃い!」と大喜びでした。その姿を見ていて私もとてもうれしかったです。
 
畑の野菜 畑の野菜これからまたトマト、ナスやキュウリ、スイカやメロンなどなど様々な野菜が育っていきます。

毎朝7:00頃からと夕方5:30頃からの2回、30分〜1時間ぐらいづつ畑へ行って、水やりなどの世話をするのが日課となっています。毎日様子が変わるので楽しみです。

様子が変わると言えば、庭の花たちも同様です。盛りを過ぎていく花もあればそれに代って咲き始める花もあり、日々変化をし続けます。

最近ようやくバラたちが花を咲かせ始めました。木立ち性のバラ「プリンセス・ドゥ・モナコ」、半つる性のバラ「スノー・グース」、そして「オールドローズ・コーネリア」などが咲き始めました。

庭の花 庭の花 庭の花

他にもいろんな花が咲き始めました。日々移り変わる庭の様子も飽きることがありません。以下、点景です。ご覧下さい。
ジギタリス 芍薬 芍薬 あやめ
ジギタリス 芍薬 芍薬 あやめ
エゴの木 テッセン 花額)  
エゴの木 テッセン 花額  
 
2013.05.07
「GW終わり」
ローストチキン ピザゴールデンウィークもあっという間に終わりました。

期間中どこへ行くという事もなく、畑仕事と庭仕事と田んぼの草刈りとガーデンパーティと、そして工房の仕事で過ぎました。みなさんは良いゴールデンウィークを過ごされたでしょうか。

第1農園

第1農園

第1農園
我がJagar's Gardenもモッコウバラの盛りを迎え、様々な植物が植えられ、2年目にして少し庭らしくなってきました。昨年植えた宿根草も、うまく冬越しをして生き続けた物もあれば、冬越し出来ずに枯れてしまった物もあります。

1年を終えてどんな植物がこの地に合うのかを少し学ぶ事ができました。しかし、まだまだわからない事ばかりです。

先日、近くに素晴らしい庭を作って見える方(プロの園芸家)がおられ、見せてもらいに行ってきました。そして、我が庭の写真を見てもらいました。いっぱいダメ出しされました…奥が深いです。

3年、4年と続けなければ美しい庭は作れないです。しかし、もうすぐ(5月〜6月)バラの盛りの時期を迎えると、この庭も少しは美しい庭になってくれる事でしょう。

以下、点景です。ご覧下さい。
Jagar's Garden Jagar's Garden Jagar's Garden Jagar's Garden
Jagar's Garden Jagar's Garden Jagar's Garden Jagar's Garden
Jagar's Garden Jagar's Garden Jagar's Garden
 
2013.05.01
「GW前半」
GW真っ只中です。とはいえ、我が家(当工房)はどこへ行くという予定もなく、相変わらずの毎日です。

第1農園

第1農園
しかし、毎年この時期になると夏野菜の苗を植え付ける事にしています。今年はこのところ例年になく寒い日が続いており、もう少し後にしようかと迷っていましたが、何とかやる事ができました。

第1農園には、ナス(黒陽と庄屋の2種類)、キュウリ、トマト(ホーム桃太郎とイタリアントマト)、ミニトマト、スイカ、ゴーヤー、サトイモ、トウモロコシ、しょうが、枝豆の10品目を植え付け、あるいは種まきをしました。
ジャガイモジャガイモも初期に遭った晩霜の被害にも負けず、何とか大きく育ってきています。
イチゴイチゴも実をつけ始めています。
第2農園第2農園にはメロン、キュウリ、ピーマン、ししとう、ブロッコリー、かぼちゃなどを植え付けました。

玉ねぎもだいぶん大きくなってきました。猿に取られないように覆いをかぶせてあります。絹さやえんどうも実をつけ始めました。ネギも3列ほど植えてあります。

ピザ昨日は庭で食事をしました。ピザを焼き、またダッチオーブンを使ってローストチキンを焼きました。前回やった時は火力が強すぎて真っ黒になってしまい、大失敗に終わりましたのでリベンジです。今回は何とかうまく出来ました。

ローストチキン鶏が大きすぎてダッチオーブンからはみ出てしまうほどでしたので、蓋をせずにアルミホイルをかぶせてピザ窯の中で焼きました。とてもおいしかったです。しかし、大きすぎて家族だけでは食べきれませんでした。

GW後半も1日だけは親戚を呼んでガーデンパーティーをする予定ですが、それ以外は相変わらず仕事と畑で終わるでしょう。

というわけで、ずっと工房は開いております。みなさんどうぞお出で下さい。
 
2013.04.26
「椅子って…」
新作の椅子を制作中です。「KOSI-KAKE A」に代わる新しいアームチェアーです。

ところで、椅子は難しいです。座り心地を追究するというのも一つの方向であり、王道だと思います。しかし、椅子ってそれだけじゃないんですよね。なんていうか…「座ってみたい!」と思えるような椅子っていうのも大事なんじゃないかな。今回はそんな感じの椅子を目指してます。

アームチェアー躯体の制作をだいたい終えたところで、座板をいったん置いてみる。四角くカットしたままの状態で置いて、「さて座刳りをどうするかな」と思案します。
アームチェアーの座面私がよくやる座刳りの仕方はπチェアに代表されるようなお尻の形に合わせて丸く削り込む座刳りなんですが、今回はそれじゃあちょっと面白くない。出来るだけ全体をスクエアなままで、しかも座った感じもいいというようにしたい。
アームチェアーの座刳り アームチェアーの座刳りそして案が固まって丸鉋で削り始めました。一枚削ると工房には大量の鉋くずが散らかります。
アームチェアーの座面こうして削りあがりました。後ろ側に向かって深くなる削り方です。鉋の削り跡はこのまま残します。手触りも面白いし、前方への滑りを幾分か止める働きにもなるでしょう。
アームチェアーこうして本体にはめてみました。塗装や細部の仕上げはまだですが、大体完成です。座り心地は…なかなかいいぞ!

はてさて「座ってみたい」と思っていただけるような椅子になったでしょうか?お客様の反応が楽しみです。
 
2013.04.15
「春の庭」
我が庭「Jagar's Garden」も少しづつ庭らしくなってきました。様々な植物が元気に芽吹き初め、あるいは様々な苗を植えたりして、来る初夏からの庭の盛期に向けて準備中といったところです。

手前の方の植栽は主に球根植物が植えてあります。様々な種類のスイセンなどが咲いています。ジューンベリーを中心にした中央の植栽にはハーブやダリアなどが植えてあります。ジューンベリーは可愛らしい花を咲かせました。

Jagar's Garden Jagar's Garden ジューンベリー

アーチ新たにアーチなども作ってクレマチスをその元に植えつけました。

フェンスに這わせたモッコウバラやつるバラも勢いを増しています。その下には様々な種類の宿根草が植えてあります。何種類かは昨年植え付けて冬を元気に越した物です。

Jagar's Garden Jagar's Garden Jagar's Garden

早春の庭は球根植物の花盛りでした。(現在はすでに盛りを過ぎていますが…。)

Jagar's Garden Jagar's Garden
Jagar's Garden Jagar's Garden Jagar's Garden Jagar's Garden

雪柳雪柳はいち早く早春の庭を元気づけてくれました。

庭の植物は日々その様子を変えます。毎日見ていて飽きることはありません。もちろん、大きくなり、勢いよく花を咲かせてくれるのが楽しみでなりませんが、そうでなくても芽ぶきの様子を見ているだけでも、幸せな気分になるものです。
ジャガイモ

ジャガイモ
ところで話は変わり畑の方ですが、ジャガイモが目を出し始めています。

ところが、数日前の夜中の冷え込みで晩霜(おそじも)に遭い、葉が少しやられてしまいました。黒く枯れたようになっています。こんなひどくなったのは初めてです。油断しました。(と言っても自然のことですから仕方ありませんが…。)

順調に育っていただけに、大変ショックです。でもよく見ると、何とか成長部分は生き残っているようですから、たぶんまた元気に息を吹き返してくれるでしょう。そう期待しています。

イチゴ
イチゴは順調です。株も大きくなり花も咲き出し、楽しみになってきました。うちのイチゴは「おおきみ」と「カレンベリー」という大型のイチゴなので株も大きいです。

さて、いよいよ来週になったら、夏野菜の植え付けに入ります。例年通り、苗屋さんに苗を予約しておきました。これからまた、畑や庭が楽しみな季節になります。
2013.04.05
「福島へ」
先週、納品旅行という事で福島県まで行ってきました。目的は郡山市のお客様といわき市のお客様へのお届けですが、ついでにまだ一度も行った事のない東北旅行をしてこようという事で、会津若松観光とそして帰りは新潟へ立ち寄る事にしました。

米山SAまだ暗い3時過ぎ、東海環状道から東海北陸道そして北陸道を通って一路新潟方面へ。途中「米山SA」にて休憩をとります。
田んぼ新潟へ入ると周りは広々とした田んぼばかり。さすが。一つ一つの田んぼが大きく我が田んぼの倍ぐらいの大きさがありそうです。
鶴ヶ城そうこうしてるうちに北陸道から磐越道に入り、10時前にあっという間に会津若松市に到着。まずは何と言っても「鶴ヶ城」へ。桜にはまだ少し早かったですが、桜が満開の様子を想像しながら見てきました。
のぼり「大河ドラマ 八重の桜」は欠かさず見ています。学生時代、幕末に凝って「竜馬がゆく」を始めいろんな本を読み漁った口ですが、どちらかというと維新の立役者となった倒幕派の視点から描いた本が多く(新撰組は別ですが)、今回の「八重の桜」は新鮮な感じがして面白く見ています。
飯盛山

武家屋敷
その後、七日町通りをぶらついて会津塗のお椀を購入しました。名物(?)の十割そばを頂き、その後白虎隊の「飯盛山」へ登り、そして西郷頼母の御屋敷を復元した武家屋敷を見学しました。

そして東山温泉にある旅館へ行きました。会津のおいしい郷土料理とお酒を頂きました。勿論、温泉も良かったです。
タモ2枚接ぎこたつ座卓 タモ2枚接ぎこたつ座卓2日目は納品の日。まずは一路郡山へ。磐越道から東北道へ入り、郡山市内にあるお客様のもとへ。「タモ2枚接ぎこたつ座卓」をお届けしました。

家の周りに大量のペットボトルに水を入れて並べてあったので「猫よけですか?」と聞きましたら、「いえ、放射能除けです。こうしておくと少しでも放射能を吸い取ってくれるらしくて…」との事でした。改めてこの辺りが原発被害に苦しんでおられるのだと実感しました。

この辺りはちょうど風向きや雪の影響などから、原発の放射能の汚染が多い場所なのだというお話を聞きました。当時はやはり避難をされたそうです。お話によると避難で逃げる人(車)が多く道路は交通渋滞で、まるでアメリカのパニック映画さながらの状況だったとか。子どもさんは長く避難生活のためによそへ預けられたそうです。

そんな大変な生活をされているにも関わらず、明るく又親切に私どもを受け入れて下さり、お土産まで頂きました。ご主人は平日でお仕事があったにも関わらず、わざわざ時間休みを取って会いに来て下さいました。本当にありがたい事です。

そして、次のお客様の所へ。東北道、磐越道、常磐道を通っていわき市まで。この時もわざわざお客様が、お仕事を少し早目に切り上げてまでも高速道内のPAまでお迎えに来て下さいました。(本当にすみません。)当初は仕事があるので会えないという事でしたが、ぎりぎり仕事の都合をつけて会いに来て下さいました。又お土産も頂きました。本当にありがたく思います。

テレビ台こちらのお客様は以前「栓2枚接ぎこたつ座卓」を買って頂き、今回は2回目という事でテレビ台のご注文でした。

こちらは津波がまさに200メートル手前まで来たというお話で、大変な被害を受けられたようでした。当日の写真があるという事で見せて頂きましたが、まさに今いる場所がそんな状況だったとはびっくりするぐらいでした。もちろん、少し海の方へ行くと今でも建物が全然無いという状態だそうです。しかも、この場所は原発から33キロメートル地点だそうで、原発の被害はあっても補償も受けられないという事です。たった3キロメートルの違いで…何とかしてほしいものですね。

栓2枚接ぎこたつ座卓ところで、以前お買い上げ頂いた「栓2枚接ぎこたつ座卓」ですが、大変きれいに使って頂いており感激致しました。こうして久しぶりに対面できるのも嬉しいものです。

以前の「里山便り」や「お客様の声」にも書いてありますが、こうした地から私どもへご注文を頂いたという事はやはり何らかの「縁」だと思います。郡山のお客様も、いわき市のお客様も、数あるお客様の一人には違いはありませんが、やはり何か特別なご縁を感じざるを得ません。私どもの家具で少しでも心安らぐ時間を送って頂けるなら、作った甲斐もあるというものです。

こうして納品を無事終えて、一路新潟市へ。磐越道の終点、新潟中央ICで下りるとまっすぐに片側3車線の広い道路…ここはあの田中角栄氏がその政治力で引っ張ってきたと言われている場所です。新幹線もありICもあり、やはり利益誘導型の典型のようなものでしょう。

新潟と言えばお米どころ、酒どころ。当然この夜は地元のおいしい居酒屋で地酒と料理を堪能しました。「真稜至」「ぽたりぽたり麒麟山」おいしかったです。お刺身も蟹も、はたまた生のエイひれを焼いたもの、生のホタルイカもおいしかったです。

ピア万代次の日は近くの「ピア万代」へ。ここで地酒を買い、回転ずしを頂きました。普通のお寿司やさんで出るようなネタが回転ずし価格で食べられます。これもまたおいしく頂きました。

そんなわけで2泊3日の納品旅行を無事終えました。大変有意義な旅となりました。
 
2013.04.02
「春」
陽光うららかな良い季節となりました。

サクラ サクラ工房の周りも春真っ盛りとなっています。すぐそばの地蔵堂の桜も今まさに満開です。この場所へ行くと心が落ち着きます。

山門の桜も8分咲きといったところでしょうか。しばらくきれいな景色が見られそうです。

我が庭にも様々なスイセンや雪柳の花が咲き誇り、チューリップもつぼみをふくらませております。

雪柳 スイセン チューリップ

これから楽しみな庭造りの季節になります。草を抜いて堆肥を入れて花苗を植える準備をしました。そして畑も今月の中頃から夏野菜の準備に入ります。楽しみな季節がやってきます。
 
2013.03.08
「いなか舎てくてくめぐり」
先週の土、日と今週の土曜日、「いなか舎てくてくめぐり」に参加しております。思っていたよりもお客さんが多く、お昼御飯もろくに食べれないほどでした。ありがたい事です。

いなか舎てくてくめぐり ギャラリー ギャラリー
ギャラリー ギャラリー ギャラリー

今回は私の家具や木工品の他に、実は亡き母親の作品も展示しております。母は大変多趣味な人間でした。大変好奇心が強かったと言うべきか、いろいろな趣味に挑戦し、しかもわりあいとどの趣味もうまく仕上げておりました。器用な人でした。

貝で作ったお雛様今回はその母親の「貝で作ったお雛様」や「刺子のタペストリー」「パッチワーク」なども展示してあります。他にもいろいろな物を作りました。

何といっても一番は「書」ではなかったかと思いますが、それはまたの機会に…私自身あまり良い息子ではなく苦労ばかりかけましたので、少しばかりの供養の気持ちでもあります。
母親の作品 パッチワーク 刺子のタペストリー

そうそう、父親も「木彫りの文字」など数少ない趣味をやっておりました。「どうして、俺のは展示してくれないんだ。」と言う声が天国から聞こえてきそうです。次回は父親の物も展示しましょう。

さて、今週は天気もよさそうです。ポカポカ陽気の中、いなかの町をぶらぶらしてみてはいかがでしょうか。
2013.03.06
「ジャガイモの植え付け」
先週とはうって変わって今週はポカポカ陽気となりました。そこで、思い切ってジャガイモの種イモを植え付けることにしました。「思い切って」というのは、例年より少し早いからです。でも、年々皆さん早くなっているので、お店も種イモの販売を早めるようになり、すでに買ってきた種イモは芽が動き始めています。そこで「陽気もいいし、やるか。」となったわけです。

畑の方は先週2月26日の里山便りにも書いたように堆肥が混ぜてあり、さらに「アズミン苦土石灰」と「化成肥料8-8-8」を混ぜて起こしておきました。そして、畝を8本切って準備をしました。

種イモ次に種イモの方ですが、大きめの物は半分に切ります。どちらの側にも大体同じ数ぐらいの芽が入るように考えて切ります。
種イモ 種イモそれから、切り口に「わら灰」を付けます。こうして1日おきます。本当は乾くまで放っておくのがいいらしいですが、なかなかそこまで待っていられません。

種イモ

種イモ
畑へ行き、種イモを植え付けます。この辺のやり方のことは過去の里山便りにも書いてあります。

こうして畝数8本、大体150個ほどの種イモの植え付けを終えました。これが1年の中でも最も大切な畑仕事の一つなのです。やがて(6月ごろには)おいしいジャガイモがたくさん採れる筈です。

うちではこれをずっと貯蔵し、来年の春先まで食します。現に今でも昨年の6月に採れたジャガイモを食べています。だいぶんしなびていますが、それでも味はおいしいです。

畑の野菜他にも畑には冬場の野菜が育っています。大根や白菜、キャベツはすでにたくさんいただきました。

相変わらず猿の襲来もありましたが、うちの畑は運が良いことにさほどの被害もありませんでした。ただ、ブロッコリーの葉やキャベツの外葉は、鳥たちがつつき放題つっついております。まぁどうせ我が家ではそんなに食べれませんから、少しぐらいどうぞという感じです。

菜花玉ねぎも何とか順調です。菜花も元気です。今が旬です。近所の方の話では今年は菜花の出来が悪く全然無いそうですが、うちはすくすく育っています。今年初めて種をまいてみたものですが、ビギナーズラックっていうやつですね。

絹さやえんどうの芽も少し大きくなっています。そろそろ柵を立ててやらねば…。ねぎは食べ切れないほどたくさん育っています。春の足音はすぐそこに来ているようです。
2013.03.01
「板を引き寄せない」
栓(セン)の一枚板 幅が73〜90cm、長さが280cmほどもある大きな栓(セン)の一枚板です。県内の材木店で入手しました。先日お客様と一緒に板を見に行って、お客様にも気に入って頂き、購入という事になったのです。
栓(セン)の一枚板この材木店、県内はもとより全国的にも名の通った有名な材木店です。以前は栓(セン)の板は結構出回っており、価格もそれほどではなかったのですが、最近は本当に数が少なくなってきました。

社長さんによると「政治の影響もあるのではなかろうか」との事…林野庁に関する補助金云々という事でしょうか?まぁそれはさておき、お客様と一緒に社長さんと雑談をしていた中で、社長さんがこんな事を言われました。

社長さん「お客さん、いつ頃(完成時期)の予定ですか?」
お客さん「あわてていないです」
私「大体○月ぐらいと思って頂ければ間違いないです」
社長さん「ああ、それはいいですね。とにかくあわてちゃだめです。あわてて木を自分に引き寄せるような事をするのではなく、自分たちが木に寄って行くような気持ちで付き合わなければ。なんせ木とは、この先、何十年、百年…と長い付き合いになるのですから。」

この板、すでに長い(5年以上)乾燥期間を経ていつでも使える状態になっている板ですが、それでもこの言葉…さすが、長年(創業120年ぐらいらしいです)多くの木を扱い、木を知り尽くし、木に畏敬の念を持って仕事をしておられる方の言葉だと思いました。

栓(セン)の一枚板昨日、引き取りに行った時も本当に丁寧に積み込みの手伝いをして頂き、こちらが恐縮するぐらいでした。一枚一枚の木(板)に対する愛情を感じました。「いい仕事をしなきゃいけないな」と身の引き締まる思いがしました。
町内ぎゃらりーてくてく歩き話は変わりますが、明日から町内のギャラリーをめぐり歩く「町内ぎゃらりーてくてく歩き」という催しが行われます。当工房も2日、3日、9日の3日間これに参加しております。お近くの方は、よかったらどうぞお越し下さい。
2013.02.26
「日常」
雇い実接ぎの溝加工今、工房では福島のお客様のこたつ座卓を制作中ですので、タモの2枚接ぎ天板の制作工程をご紹介します。まず幅50cmほどもある板を2枚平面に削ったあと、接ぎ合わせ面をまっすぐに削り合わせます。そしてその接ぎ合わせ面に「隠し雇い実接ぎ」の溝をハンドルーターという機械で掘ります。

ビスケットジョイント普通ならここで接ぎ面の加工は終わりですが、うちではもう一つ「ビスケットジョイント」という工程を追加します。「ビスケットジョイナー」という機械を使って、小さなビスケットのようなチップを挟む小穴を何箇所かあけます。

普通はこのビスケットジョイントだけでも接ぎ合わせに十分なのですが(実際小規模の板接ぎにはこの機械を使ったりしています)、今回の場合はこれを行う事で2枚の板の面をさらにきちっと合わせる事を目的としています。(業界用語で「目地を合わせる」と言います。)

クランプによる締めつけこうして接ぎ面ができたら、溝に挟む板を加工して間にはさみ、ボンドを塗ってクランプで強固に締めつけますが、耳付きの板はクランプをかけるのに苦労します。耳の部分に当てる治具を作って対応をしたりしています。
 
鉋がけ一昼夜して乾いてから、所定の長さにカットした後、鉋がけの作業をします。
研磨それからサンダーという機械で研磨をします。何段階かの研磨の作業を経て、板はさらに滑らかになって行きます。
2枚接ぎ天板研磨後の仕上がりの様子です。接ぎ合わせ面もきれいに出来ました。
塗装天板はすでに塗装の工程に入っています。2枚接ぎですが、接ぎ合わせがほとんど分からないくらいです。一枚板に負けない雰囲気です。そして脚部の方も着々と進行しています。
牛糞堆肥

畑
さて、話はガラッと変わって畑の方ですが、まだまだ寒いですが3月に入ったらジャガイモの植え付けも始まるので、牛糞堆肥を買ってきて全体に撒きました。軽トラいっぱいで1,000円です。オガクズではなくもみ殻を使った牛糞堆肥なのが気に入っているところです。

よく同業者が、オガクズをリサイクルだと言って堆肥用に差し出すという事を言っています。すごく聞こえはいいです。しかし実際に畑を作っていると、オガクズを混ぜた堆肥は使う気にはなれません。(どうしても手に入らなければ仕方がないというのが現状ではありますが…。)

木工の作業所から出るオガクズの中には、オガクズ以外の様々なものがどうしても混入しています。アルミナの粉であったり…。ですから、もみ殻を使ったこの牛糞堆肥は大変ありがたいです。全体に撒いてから、この後耕運機で土に混ぜくっておきました。

今日もまた寒いです。春が遠く感じられますが、時期になったら、やる事はやっておかなければならないのです。ジャガイモの種イモは土蔵の中で出番を待っています。
 
2013.02.12
「一枚板の仕上げ加工」
一枚板の天板長さ210cm×幅120cmほどもある大きな栃の一枚板を使って、テーブルを制作しています。ほぼ加工も9割がた終わり、最終工程の天板表面の仕上げにかかっています。

当工房では、こちらにも書いてありますが、天板の仕上げにほとんど必ず鉋仕上げを行います。これをやらない工房やメーカーも多い(ほとんどと言っていいのではないかな?)ですが、うちでは頑なまでにそれをやります。どうぞ「頑固者」と呼んで下さい。

今削っている板ぐらいの大きなものになるとなかなか手ごわいです。結構疲れます。それにたいていの場合、板は反っているので鉋をかけるのは簡単ではありません。(板が反っていると鉋が当たらないので、削れないのです。ですから大きい鉋から小さな鉋までいろいろな種類の鉋を駆使して削らなくてはなりません。)

反り止め(吸い付き桟)加工今回のこの板もやはり反りはありますが、裏側に「反り止め(吸い付き桟)加工」を施してあるので、なんとか削れています。
鉋仕上げ天板の表面に鉛筆で線が何本も横に引いてあるのが分かるでしょうか。これは削れたところと削れていないところを見分けやすくするための物です。
鉋仕上げこうやって全体を一通り削った後は大量の鉋くずが出ます。
木目・杢艶のある表面にきれいな木目・杢が表れてきますと、なんだか嬉しい気分になります。制作していて楽しみな瞬間のひとつです。

さて、無垢一枚板の天板の仕上げは表面だけではありません。板のサイドの部分、木の「耳」と呼んでいる部分もきれいに仕上げなきゃなりません。

皆さんにはあまり分からないと思いますが、これが結構厄介な作業になります。たいていの場合、この部分は木の皮がくっついていたり、汚れが付いていたり、あるいは傷がついていたり、腐っていたり、虫が住み着いて食い散らかした跡があったり…様々な欠点があるものです。それを、出来る限り自然な表情を残しつつ、しかも実際に使用するにあたって怪我など困る事がないように美しく滑らかに仕上げなければなりません。

多くのメーカーなどはこの手間を簡単にするために「サンダー」を使って磨き(削り)落としてしまい、人工的に自然な感じに作っている場合も多いです。よくあるツルツルな感じの耳はたいていそうやって「人工的に作られた自然な表情」なのです。 でも出来る限りそういうふうにはしたくない。本来の表情を浮かび上がらせたいと思うものですから、すごく手間がかかってしまいます。

耳の仕上げ 耳の仕上げ今回のこの板も木の皮がしっかりくっついていて、なかなか取りにくい板でした。

又、傷がついてぼそぼそになっている所もありましたし、片方は全体に虫が住んでいたようで、虫の這った跡でいっぱいになっていました。

それをドライバーでそぎ落としたり、細かい部分は彫刻刀で慎重に剥いで落としたりしてあらかたきれいにしてから、今度はブラシで磨いてさらにきれいにします。ぼそぼそになっているような危険な個所は仕方なくサンダーで磨き落とします。

耳の仕上げ 耳の仕上げ 耳の仕上げ

耳の仕上げ 耳の仕上げ虫が這った跡も手で触ると痛いぐらいで危険なので、手作業で微細な研磨をして安全にします。

そのようにしてようやく自然な耳の表情がきれいに表にさらけ出されるのです。

仕上がってしまうと何でもない(こんな言い方は語弊があるかもしれませんが)無垢一枚板の天板ですが、その美しい自然の表情を生かすためには隠された努力があるという事を分かって頂けるのではないでしょうか。
 
2013.01.31
「冬の庭仕事」
寒さが厳しい季節です。こんな季節の庭は殺風景で哀れなものです。でも、この時期にやっておきたい事もいろいろあります。

バラ バラまずはバラ。園芸店のご主人に聞くと、いろいろ教えて下さいました。我が庭には4種類ほどのバラが植えてありますが、どれもまだ葉っぱが青々とついていました。

ところがご主人曰く、「この季節にはしっかり冬眠させる事が大事です。ですから、葉っぱはむしって取っちゃって下さい。そうして強制的に冬眠させると春になって元気な芽が出てくるのです」との事…なんだか「寝る子は育つ」みたいで、人間と同じですね。

ですから、葉っぱを全部きれいにむしり取りました。そして木立ち性のバラは短く茎を切ってしまいました。つる性、半つる性のバラも適当に先の方を切って摘めました。

庭造り

庭造り
次に、花壇の全体に自家製の腐葉土をばらまいておきました。ジューンベリーの根元には少しだけ種かすを撒いておきました。

昨秋近くの公園へ行き、剪定くずを細かく砕いて堆肥づくりをしているのを分けて頂きました。軽トラックいっぱいにもらってきて畑の隅に積んでおきました。だいぶ発酵してきましたが、まだ完熟とは言えないようです。あと2〜3ヶ月もすれば使えるようになると思います。これも実験です。どんな堆肥になるか楽しみです。
庭造り 庭造り昨年この庭を作って以来やりかけだった通路に、全体に細かい砕石(#5-0)を敷いて、プレート(機械)を借りてきて搗き固めました。少しきれいすぎる感じがしますが、そのうち馴染んで来るでしょう。

それに、そのうち又この通路のところどころをけずって「ローマンカモミール」などのハーブを植える予定です。そうするとまた自然な散歩道になると思います。

というわけで、冬真っ盛りでもやる事はいろいろあるというわけです。しかし、来る春に向かってもう芽吹きも見られます。チューリップや芍薬、キャットニップなどのハーブが可愛らしい芽を見せ始めました。

庭造り 庭造り 庭造り

2月の中頃には畑の方もそろそろ堆肥を混ぜたりします。冬から春に向かっての静かで穏やかな準備の時間が流れています。
2013.01.08
「πチェア」
庭造り2013年はπチェア作りから始まりました。この椅子は大変手間のかかる椅子です。その工程を書こうとすると膨大な量になってしまいますので出来ません。たいていの椅子は大量生産が可能な製品なわけですが、この椅子だけはそれがなかなか出来ません。

実は工程の様々な段階で「現場合わせ」をして作るものであったり、手仕事の率が高いものであったり、最終的な仕上げ段階でも彫刻的な作業をするというもので、いわば「一品生産」に近いものなのです。ですから大体4脚〜6脚ぐらいをまとめて作るというのがベストなわけです。多すぎても大変だし、1脚や2脚では採算性が悪いしという事です。

庭造り 庭造り 庭造り
庭造り 庭造り 庭造り 庭造り

そんな手間のかかる椅子ですが、それでもいいとおっしゃって下さるお客様がみえるので作り続けています。少しづつ改善を重ねてきていますので、構造的にもデザイン的にも、また座りやすさの点でも当初の物と比べると良くなっていると思っています。

というわけで、この椅子は結構力を入れて、時間をかけて作り上げてきた当工房の代表的な椅子です。これからも少しづつ進化させながらずうっと作っていく事になるでしょう。もちろん、新製品も開発していきますよ。
 
2013.01.01
「年始のご挨拶」
工房開設記念

無垢の一枚板
皆さま、あけましておめでとうございます。この地で工房を開いてから早15年(ホームページを作ってから7年)にもなります。こうして続けて来られた事にまず感謝です。お客様に、そして家族に…。(上の画像は工房(旧工房)を開いた時の記念に、床のモルタルに子どもに押させた手形です。長女は大学を卒業して就職、長男は大学生になりました。)

昨年は、以前仕事をさせて頂いたお客様との久しぶりの再会やお便りなどがいくつかありました。我々の仕事はやはり一度納めたらそれで終わりではなく、ずっと続くものだという事を(これまでも思ってはいましたが)再認識致しました。

今年もスタンスは「お客様の方を向いて」です。それにいっそう磨きをかけていきたいと思います。

Jagar's garden Jagar's garden 昨年暇を見て作った庭(Jagar's garden)もいい感じになってきました。皆さん、今年も工房へお越し下さい。
 
 
 
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