木の椅子といえども、中にはすごく軽量に作られた椅子もあります。世界的に有名な「スーパーレジェーラ」という椅子などはその代表格です。1951年にジオ ポンティ（Gio Ponti）がデザインしたものです。（この椅子は座面が木ではないので余計に軽いわけですが…。）

しかし、一般的には木の椅子はどうしても重くなりがちです。それはある意味仕方のないことでもあります。無垢の木の味わいを重視し、さらに強度をしっかり確保し、なおかつ独創的なデザインを表現するためには、ある程度しっかりした部材を使って組み合わせることが必要となってくるからです。

そういったことを確保しつつ、なおかつ軽量な椅子が作れれば良いのでしょうが…ジレンマですね。