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いつまでも永く使い続けられるダイニングテーブルなどの手作り家具を

毎日の暮らしの中に自然に溶け込み、20年、30年…と永く使い続けられる「相棒」のような家具を作りたい。そして、それを「子供や孫にも引き継いでいきたい」と思えるような愛着を持って使い続けられる家具を作りたい。

「佐藤さんの作る家具はなんかいいわ」「ずっと前からそこにあったかのような感じがする家具だわ」…そんな言葉をいただけるならこれ以上の喜びはありません。

そんな家具を作るために、技術の鍛錬はもちろんのこと、永く使っても飽きることのないデザインを生み出すこと、そして本物の素材を選んで使うことなどに心がけていこうと思っています。
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最新の里山便り
「庭を眺める小さな家〜アトリエ〜 セルフビルドの記録2 上棟編」
2025.02.14
大雪大雪今年はよく雪が降ります。立て続けに3回ほど大雪になりました。
大雪しかし、子供や孫たちにとってはめったにない楽しみとなりました。
工房では船橋市のお客様のダイニングセットの制作中です。テーブルの脚先の加工です。機械や手仕事を駆使して脚先の飾りを作っていきます。
ダイニングテーブルダイニングテーブルダイニングテーブル
ダイニングテーブルダイニングテーブルすべての部材に鉋掛けをし、サンディングをしたら組み立てに入ります。
ダイニングテーブルダイニングテーブル一昼夜放置して完成です。
千切り千切り天板の方は小さな節穴が出てきてしまったので千切りを入れてデザイン的に補修します。
天板の鉋掛け天板の鉋掛け天板の木端(こば)面も鉋掛けして仕上げます。
天板の鉋掛け面取り鉋という鉋で面取りをします。
天板仕上げ天板仕上げサンディングをして仕上げ、塗装をします。
椅子の制作椅子の制作続けて、今度は旦那さんのご注文である「πチェア フラット肘型」の制作に入ります。今回は旦那様、奥様、子どもたちそれぞれに違う椅子をご注文いただきました。

まずはπチェアからです。座板の接ぎ合わせです。
椅子の制作同時に肘部材の接ぎ合わせも行います。
椅子の制作後ろ脚の切り出しです。
椅子の制作肘の加工です。接ぎ合わせた部材が乾いて固まったら、所定の厚みに仕上げて組み合わせていきます。つなぎの部分には、こんな感じで小さな板を挟み込んで強度を高めます。
椅子の制作ぴったりくっつけるにはそれなりにコツが要ります。
座板の加工座板の加工に移ります。脚の入る部分を切り込んでいきます。こうしてπチェアの制作を進めています。
さて、前回に引き続き「庭を眺める小さな家〜アトリエ〜 セルフビルドの記録」…今回はいよいよ「上棟」編です。

「(昨年の)年内には必ず上棟するぞ!」と決めて刻み作業をしていたのはいいですが、「材料の木材がなかなか入ってこなかったこと(11月下旬にようやく運び込まれました)」「私一人で刻み作業をしていたこと」「予想以上に”本格的な”刻み作業だったこと(指導の宮大工の棟梁の要求レベルが本格的なものだった?)」などなどで、予想以上に大変な仕事でした。(もう少し簡単かと思ってました。甘かった!)

棟の日はもう決まっているし、「間に合うか?」と焦りながらの作業が続きましたが、何とか予定通りに準備を進め、上棟の日を迎えました。さすがに上棟は私一人ではできませんので、宮大工の棟梁に頼んだり、私の知り合いの大工さんに頼んだりして応援に来てもらいました。
小屋の上棟まずは四方にお神酒や洗米、塩などを撒いて工事の無事と建物の安寧を祈願しました。
小屋の建て方いよいよ建て方に入ります。何せ、家具製作とは違って仮組みなどができません。今回一発勝負ですから「うまく合うか、ほぞの嵌め合いのきつさは適当か?」など不安でいっぱいでした。
小屋の建て方小屋の建て方大工さんに「どうですか?大丈夫ですか」と聞くと「いい感じです!」との言葉。ちょっとほっとしました。
小屋の建て方とはいえ、実はほぞ穴をあけ忘れていた部分があって、急いでその場であけたりなど、少しのトラブルもありましたが、たいした影響もなく何とか上棟作業はスムーズに進みました。
小屋の建て方小屋の建て方小屋の建て方
実は私が一番心配していたのは、高い屋根の上に登って屋根(垂木や板)を貼っていく作業でした。それだけはちょっと怖くて、当初は棟梁に「佐藤さんもちゃんと上ってやるんやぞ。当たり前やろ(笑)」などと言われていましたが、やはり怖い…。

ところが当日は他の大工さん二人が手際よくやってくれて、私はひたすら材料を上げることに徹していることができました。良かった(ホッ…)。
先にも書きましたが、この家、小さな小屋の割には(宮大工の棟梁の指導のお陰で)結構本格的な木造在来工法の家で随所になかなかの仕口が見られます。
仕口仕口仕口
木組みの家木組みの家似たようにハーフビルドで家(工房など)を建てた知り合いが「最近は結構金物が進化していて、しっかりしたものがありますから、金物でできる部分がたくさんありますよ」と言っていましたが、金物に頼るのでなく本格的な(伝統的な)木組みの家になっています。
木組みの家木組みの家そんなこんなで屋根まで貼り終えることができました。宮大工の棟梁も「1日でここまで出来れば上等や」と言ってくれました。
木組みの家木組みの家大工さんのおかげできれいに組みあがったと思います。やはりさすがプロです。
木組みの家かくして上棟は無事1日で終わりました。出来上がってみると思っていた以上に「立派」なお家です。とても小屋とは思えません。何よりけがもなく無事ここまでできたことが良かったです。

このあとはまた一人で造作作業を続けていくことになりますが、この立派な家に負けないように作業をしていこうという気持ちが沸き上がってきました。

…次回「造作編」に続く。
更新履歴
2025.02.14
里山便りを更新しました。
2025.02.04
里山便りを更新しました。
2024.11.15
里山便りを更新しました。
2024.10.18
お客様の声を追加しました。