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いつまでも永く使い続けられるダイニングテーブルなどの手作り家具を

毎日の暮らしの中に自然に溶け込み、20年、30年…と永く使い続けられる「相棒」のような家具を作りたい。そして、それを「子供や孫にも引き継いでいきたい」と思えるような愛着を持って使い続けられる家具を作りたい。

「佐藤さんの作る家具はなんかいいわ」「ずっと前からそこにあったかのような感じがする家具だわ」…そんな言葉をいただけるならこれ以上の喜びはありません。

そんな家具を作るために、技術の鍛錬はもちろんのこと、永く使っても飽きることのないデザインを生み出すこと、そして本物の素材を選んで使うことなどに心がけていこうと思っています。
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最新の里山便り
「なぜか最近増えたこと」
2025.10.09
またまた久しぶりの更新になってしまいました。前回書いたときはまだまだ猛暑が続いていたのですが、最近はようやく涼しさを感じる気候となってきました。

栃無垢一枚板のこたつ座卓さてその間の仕事ですが、まずは栃無垢一枚板のこたつ座卓のリメイクです。もともと長さが180cmほどある大きなこたつ座卓でしたが、少し短くしてほしいとの依頼を受け、引き取ってきたものです。

このこたつ座卓ですが、9年前に制作して千葉県まで納品したものです。9年もたっていますが、毎日リビングの中央に置かれて家族の食事や団欒に使用されていたものと思えないくらい傷や汚れも少なく、とてもきれいに使っていただいていました。
栃無垢一枚板のこたつ座卓長さを40cm短くカットした後、まずは経年のひずみで多少反り・ねじれが出ていたので、平らに削りなおすことから始めました。鉋で削ると当初の真新しい色合いとキラキラの杢が蘇ってきました。
栃無垢一枚板のこたつ座卓栃無垢一枚板のこたつ座卓穴のところの樹脂も少し埋めなおし、また削って仕上げました。
栃無垢一枚板のこたつ座卓栃無垢一枚板のこたつ座卓そして、塗装をし直します。オイルを2回、ワックスを2回塗っておきました。
栃無垢一枚板のこたつ座卓栃無垢一枚板のこたつ座卓キラキラの杢が美しい板です。
栃無垢一枚板のこたつ座卓栃無垢一枚板のこたつ座卓天板のサイズに合わせて、脚部も短く作り直します。

お客様のご希望で「愛着のある脚部の材をできる限りそのまま使ってほしい」ということだったので、カットして手加工でほぞを作り直しました。
栃無垢一枚板のこたつ座卓組み立てをして完成です。
カッティングボードその仕事が終わったところで、急いで在庫を切らしていたカッティングボードの制作です。ふるさと納税はどうやら9月末までの駆け込み需要で、なかなかの数の注文を受けていました。

とりあえず作った分だけ発送しましたが、足りない分をまた作らなくてはいけません。
ウォールナット2枚接ぎそして、次はまたまたリメイク(?)…こちらも9年前に納品した、ウォールナット2枚接ぎのこたつ座卓です。「ある作業をしていて天板の表面にひどいシミを付けてしまって汚くなったので、きれいにしてほしい」とのことで持ち込まれました。

こちらも先の栃のこたつ同様に、9年経っているとは思えないほどきれいに使っていただいていました。見ると裏面はそのままでいけそうなので、表面だけを削りなおすことにしました。とはいえ、反りがありますので鉋仕上げにはなかなかの時間がかかりました。
ウォールナット2枚接ぎなんとか削り終えて、サンディング仕上げをし、塗装をして完成しました。

前回の里山だよりには17年前に納品した椅子の補修をしたことを書きましたし、今回もまたお二人のお客様のリメイクの仕事ということで、リメイクというか補修というかそういう仕事が最近多くなっています。

実はこの後も2件、同様の仕事が入っています。1件は無垢一枚板の座卓をテーブルにリメイクする仕事。こちらは10年前に納品させていただいた物です。極上杢の栃の無垢一枚板です。もう1件は3年前に納品させていただいた「厨子」の補修です。扉が少しきつくなったので直して欲しいとのことです。
今年はこんな感じで偶然リメイクの仕事が建て続きます。そういうこともあるのですね…。11月からまたそんな仕事をしていきますが、その前にやらなければならないことがあります。それはトップページにも載せましたが、「セルフビルドのアトリエ完成記念ミニ展示会」の準備です。

ヒノキの子供椅子ミニ展示会ですが、新作の小物も用意するつもりで進めています。その一つですが、定番の「ベニマツの子供椅子」を「ひのき」を使って制作した、「ヒノキの子供椅子」です。

ベニマツはもう材料が無いので(日本では入手は不可能な木材です)作らずにいたのですが、孫が生まれて本当に愛用しているのを見て、なんとか多くの方に使ってもらえたらと思い、材料をヒノキで作ることにしました。
ヒノキの子供椅子ヒノキの子供椅子木工旋盤でたくさんの脚や背柱を挽いていきます。
ヒノキの子供椅子ヒノキの子供椅子座板は緩やかに凹ませて削ります。座ったときにお尻の当たりが柔らかくなるからです。

まずは機械でおおまかに欠き取ります。
ヒノキの子供椅子反り台鉋」「四方反り台鉋」などを使って削っていきます。緩やかなアールのへこみが出来上がります。
ヒノキの子供椅子背もたれも緩やかなアールに削ります。こちらも「反り台鉋」を使います。
ヒノキの子供椅子座板の外周も鉋で削って仕上げます。
ヒノキの子供椅子脚や背柱も旋盤で挽いたままで終わりではなく、鉋で削って仕上げます。鉋の削り跡が残っています。
ヒノキの子供椅子ヒノキの子供椅子とにかく、この子供椅子は完全に鉋仕上げ(鉋フィニッシュ)となります。サンディングはしません。つまり手仕事が多めの椅子なのです。

※私はベニマツやヒノキなどの針葉樹を使った家具は、サンディングをせず鉋フィニッシュで仕上げることにしています。その方が美しいと感じるからです。

サンディングをしないということは、その分神経を使って鉋掛けをしなければいけませんし、その後できるだけ汚したり傷つけたりしないように丁寧に扱う必要があります。神経を使います。
ヒノキの子供椅子ヒノキの子供椅子ヒノキの子供椅子とりあえず4脚を作りました。展示会で並べます。
ヒノキの子供椅子5人のうち0歳児の二人を除いた3人(4歳、2歳、2歳)の孫たちが、うちへ来るとみんなこの椅子に座って食事をしたり、お絵かきをしたりして楽しんでいます。

孫に教えられて、その良さを再認識した子供椅子です。
セルフビルドのアトリエ完成記念ミニ展示会セルフビルドのアトリエ完成記念ミニ展示会他にも新作の時計やら、木の皿など展示するつもりです。

内部も少しづつにぎやかになっています。ぜひお越しください。
Les Miserables World Tour Spectacularさて話が変わりますが、先日大変楽しみにしていたコンサートに行ってきました。「Les Miserables World Tour Spectacular」というコンサートです。

(前にも書いたかもしれませんが)私は音楽は大好きで、大学生時代はオーケストラでホルンを演奏していました。高校時代は合唱もやっていて(岐阜県優勝)、社会人になってからはママさんコーラスの指導もしていた時期もあります。  
Les Miserables World Tour Spectacularそういうことなので、音楽は大好きで、ずいぶん昔から(まだ劇団四季がこんなに有名になる前から)ミュージカルも好きで、よく見に行っていました。

「レ・ミゼラブル」も好きな演目の一つですが、この度これ以上ない素晴らしい公演が名古屋で見られるということで、思い切ってチケットを購入して妻と二人で行ってきました。
Les Miserables World Tour Spectacular「これ以上ない」というのは、現在世界中で公演されているうちの最高峰の歌手たちが集まって世界の何ヶ所かを回るというワールドツアーだからです。

これ以上のレ・ミゼラブルは願っても見られないと思います。実際、本当に素晴らしく、圧倒され、大感激でした。話し出すと長くなるので、やめますが…。

もう見られないとなると淋しいです。またもう一度見たい。遠くても(海外までも?)見に行きたいと思うくらいです。「レ・ミゼ」ロスが続いている今日この頃です。
更新履歴
2025.10.09
里山便りを更新しました。
2025.10.03
2025.09.02
里山便りを更新しました。