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里山便りバックナンバー2022
里山便りバックナンバー2022
「無垢一枚板こたつ座卓」
2022.11.09
ピザ焼き魚このところ、秋らしい好天が続いて気持ちがいいです。そんな中、久しぶりに家族で庭でピザを焼いて食べました。

やはり「好天」と「素晴らしい景色」そして「おいしい食事」と「良い家族」…これだけがあればあとは何も要らないです。
栗ご飯その日は、夕ご飯も栗ご飯となりました。秋の味覚を楽しんだ一日でした。
鰻お赤飯そしてまた別の日…この日はおめでたいことあったので、おいしい食事をいただきました。

鰻とお赤飯です。とてもおいしくて幸せな一日でした。
座卓の天板座卓の天板さて、工房では「栃(トチ)無垢一枚板こたつ座卓」の制作が進んでいます。

天板の大きな穴の開いた部分を千切りデザインで埋めます。まずはトリマーなどを使って穴を掘ります。いろんな大きさの千切りですのでテンプレートも数種類作ってから掘ります。
千切り穴に合わせて千切りを削って合わせます。
天板仕上げ天板仕上げ接着剤を付けて叩き込んで、乾いたら鉋で削って仕上げます。
てっぽうの穴埋め次は「てっぽう」という虫穴の部分を樹脂を注入して埋めます。かなり内部まで入っている穴なので、一度では埋めることができません。2,3回に分けて注入します。
鉋仕上げ鉋で削って仕上げます。
天板の耳次に耳の部分を仕上げます。しっかりくっついている木の皮を丁寧に彫刻刀などではがして除去します。
天板仕上げ天板仕上げその後ブラシで磨いてきれいにします。
天板仕上げ天板仕上げこうしてこの後鉋掛け、サンディングと進み、仕上げが終わったので塗装に入りました。

この後、何回か繰り返して塗装をします。
脚部の加工次は脚部(本体)の加工に入ります。脚の部材はこんな大きな角材から切っていきます。
脚部の木取り脚部の木取り必要な部材をどのように木取りするかはなかなか難しいです。しかも、こういう大きな角材は切ってみると内部から欠点が出てきたりしていろいろ難しいものです。無垢の木ですから、それは当たり前のことです。

欠点も最小限にとどめるようにうまく木取りをしていきます。なんとかこんな感じで必要な部材を切り出しました。
鉋掛け部材の加工を進めます。いったん鉋掛けをして仕上げます。
アール加工さらに加工を進め、幕板の飾りアールを加工していきます。
塗装面取りなどの加工もし、サンディングをして仕上げてからこの段階で部材のまま塗装をします。

これには理由があって、組み立ててしまうと塗装がしにくくなるからです。
座卓の組み立て座卓の組み立て組み立てに入ります。2段階に分けて組み立てをします。
座卓本体座卓本体脚部(本体)が完成しました。
延長座卓の加工延長座卓の加工次は延長座卓の加工に入ります。こちらは脚を取り外しができるようにするため金具を使いますので、その加工です。

天板の裏側に穴を掘って、金具を嵌めます。
脚の加工脚の方にも金具を付ける加工をします。治具を使って加工を行います。
本体と脚の接合こんな感じで金具がはまります。

そういうわけで、延長座卓の方もだんだんと完成に近づいていきます。
「流行(はやり)?流行りに見向きもしない?それとも時代遅れ?」
2022.10.21
座卓の天板工房では宮崎市のお客様の「栃(トチ)無垢一枚板こたつ座卓」の制作に入っています。

まずは板を平面に削ります。虫穴などもありますので様子を見ながら厚みを決めて削ります。
座卓の天板座卓の天板そして、長さを決めてカットします。今回も残った方で延長座卓にします。
個性的な天板今回の栃(トチ)の一枚板は「できるだけ個性的なものがいい」というお客様のご要望で選んだ板で、大きな穴があります。

その部分はかなり腐っていますので、これをどう料理するかもポイントになります。
それにしても大きな穴です。腐った部分をきれいに取ってしまうとまたかなり大きな穴に広がりそうです。最近は「レジン」という液体が流行りで、こういう穴などがあるとレジンを流し込んで固めてしまうということをやる人たちが多いです。

全国展開をしているある大きな一枚板の会社なども盛んにそんなことをやってますし、今一枚板のテーブルを作る仕事をたくさんやっている会社や材木店もそんなようなやり方をすることが多いです。レジンばかりではありませんがそういう樹脂を流し込むというやり方です。

中にはひどい場合はレジンの海の中に欠点だらけの木材の塊を突っ込み、固めてしまう(ほぼレジンの板)という…あるいは寸法の足りない板を隙間をあけて並べその間にレジンを入れて隙間を埋めてレジンでつないで幅広の板にしてしまうという…こうなるともう木の家具とは呼べないような感じになっています。(写真を載せたいのですが、他社のですので…)

今回のお客様も出来ればそういう風にはしたくないと言われ、私ももちろんできる限りそれは避けたいという気持ちもありましたので、違う方法でこの穴を料理することにしました。よほど手間はかかりますが…。

これまでも何回かやってきましたが、大きめの千切りをはめ込んで(隙間は空いてしまいますが)あらかた穴をふさぎ、少なくともその上に物が置けるようにするというものです。(例:欅センターテーブル栃無垢一枚板 ダイニングテーブル

言うのは簡単ですが、今回のはかなり大きな厄介な形の穴ですので、結構悩みます。
天板の粗仕上げまずは腐ってぼそぼそになっている部分を、ノミや彫刻刀などを使ってこそぎ落とします。

すべてをきれいに落とすわけにはいきませんが(そんなことをすると大変な穴になってしまいます)、手で触って問題がない程度まで落とします。
天板のサンドペーパー仕上げある程度落とせたら、サンドペーパーで中を仕上げておきます。
天板の裏面仕上げこんな感じになりました。裏側も同様に仕上げておきます。
千切りの検討千切りの検討さて、ここでどんなふうに埋めようかと千切りの型紙を置いて考えます。

悩みどころです。少し時間をかけて考えることにします。
ところで…10月の半ばも過ぎ、今年もあと2か月ほどで終わりとなります。早いものですね。例年今頃になると「ふるさと納税」の方も本格的に注文が増えてきます。

カッティングボード我が工房では売れ筋の商品である「カッティングボード」が在庫が無くなってきましたので、急遽作ることになりました。とりあえず50枚ほど木取りをして削っておきました。またこちらも進めていくことになります。

P.S.カッティングボードは栗材の新商品も追加してありますし、レーザー加工機で作った「とみぱんコースター」なども追加してあります。よかったら見てやってください。
冬野菜冬野菜さて、このところ秋らしい好天が続いています。畑や庭の作業もしやすいです。畑では冬野菜が成長中です。

ハクサイ、キャベツ、大根、カブ、ニンジン、ブロッコリー、レタス、正月菜、小松菜、ほうれん草、ナバナなど、種をまいたものが大きくなってきました。
ところで、よく「有機無農薬野菜」と言います。うちも有機肥料ばかりではないですが、無農薬です。でも、無農薬で作るということは虫に食われることは覚悟しなければいけません。全く虫がつかない野菜なんて逆に危なくて食べられないのだから。

虫の力はすごくて、何もしないとほとんど食べれるものには育ってきません。できるだけ虫に食われないようにするために、防虫ネットなどはしておきます。(10年ほど前まではそんなものをしなくてもけっこううまく育ったのですが、年々ダメになってきて、今では必ず防虫ネットを使うようになりました。温暖化のせいでしょう。)

無農薬野菜しかし、防虫ネットをしていてもカブなどは全くダメで、虫にやられています。こんなありさまです。

食われすぎて葉脈だけになっているものも…まぁ、ダメならあきらめるしかないですな。
イチゴの苗そして10月半ばになったので、イチゴの苗の本植えをしました。

これまで仮植え床で育てていた中から、できるだけいい感じの苗を抜いてきて植え替えます。全部で60株ほど植えることができました。
イチゴの苗それでも、まだ苗は残っています。捨てるだけなので欲しい人は差し上げます。
花の苗植え庭でも花の苗植え作業が進んでいます。デルフィニウム、ストック、パンジーなどを花壇に植えました。デルフィニウムは第2弾の苗が届いたらまた植えるつもりです。
堆肥苗を植えるのに必要な土は、自分で配合して作っています。赤玉土、腐葉土、牛糞たい肥、燻炭そして秘密の粉(?)を混ぜて作ります。

「秘密の粉」とは大げさですが、「ケイ酸塩白土」(別名ソフトシリカ?)というものです。これを混ぜると、根張りが良くなったり、虫に強くなったり、肥料分の吸収力が強くなったりという良いことがあるのです。
堆肥以前はホームセンターなどで買ってくる市販の園芸用土を使っていました。しかし、結構高くて、うちのように大量に使うとお金が馬鹿にならない…ということもありますが、それ以上に自分で配合した土の方が排水性、保水性、保肥性が優れているのです。赤玉土や腐葉土などはまとめて買えば安くなりますし…。

この土を使い続けてからやはり花の成長は良くなったと思います。やはり基本は土作りですね。
木製アーチそれともう一つ、庭を作ってすでに10年近くなりますが、最初のころに作ったアーチ(木製)がさすがに朽ちてしまったので新しく作り変えました。

今回も木で作りましたが、実は木材代は結構高いです。それこそネットで鉄製のアーチを買った方が安いです。でも、やはりこちらの方が風情があると思いませんか?それに自分で作れば好きな大きさ、デザインのものが作れますから。

まぁ、また8〜10年もってくれれば御の字でしょう。やはり自分で作るのが一番です。
「栗の棚 制作佳境」
2022.10.11
鉋掛け鉋掛け宮崎市のお客様の「栗拭き漆スライド棚」の制作が進んでいます。

すべての部材の加工が済んだので、鉋掛けをして仕上げます。
アールの墨付け脚下の飾りアールを墨付けします。こんなふうに紙に書いてアールを決めます。
スライド棚の仮組み一旦仮組みをして確認します。なんとかいい感じに出来たようです。
割り楔の加工通しほぞに打ち込む割り楔を加工します。この後で先をノミで尖らせておきます。
サンディング仕上げすべての板(部材)にサンディングをして仕上げます。
圧締まずは第一弾の組み立てです。長いハタガネ(圧締具)で圧締をします。ちょっと妻にも手伝ってもらいました。
通しほぞ通しほぞにはくさびを打ち込みます。全部で40個ほどの数になります。
スライド棚の組み立てこの組み立てに使用している当て木ですが、実は少し工夫がしてあります。

マジックで線を引いてある方を板にあてるのですが、実はこちらの面は中凸に作ってあります。目で見てもわからないぐらい微妙なアールがつけてあります。

そうすることによって締め付けたときに真ん中あたりに余計に力が加わるので、結果的に全体に均等に力が加わってすべての面がくっつくという、良い締め付けができるのです。
スライド棚の組み立てもし中凸ではなくて普通にまっすぐに作ってある当て木である場合、圧締すると両サイドに力が加わって、真ん中あたりに力が加わりにくくなるのです。
スライド棚の仕上げ一昼夜置いて接着剤が乾いたら、ハタガネをはずして飛び出している部分を削って仕上げます。

通しほぞはまずのこぎりで切り落とした後、鉋で削って仕上げます。
鉋掛け鉋掛け工作台をうまく使って鉋掛けをします。
スライド棚の組み立てそして第二弾の組み立てです。
蟻組み蟻組みの部分の締め付けにも当て木にちょっとした工夫がしてあります。
仕上げの鉋掛け仕上げの鉋掛けそしてまた一昼夜乾かし、その後で仕上げの鉋掛けをします。
今回も、蟻組み(天秤指し)の部分はうまくできました。ちょっと胸をなでおろしている感じです。
蟻組み(天秤指し) 蟻組み(天秤指し) 蟻組み(天秤指し)
栗拭き漆スライド棚栗拭き漆スライド棚こうして仕上げも済んで、一応木地は完成しました。組んでみるとこんな感じになります。

こちらは縮めた状態です。
栗拭き漆スライド棚こちらが、一番大きく伸ばした状態です。
直角に曲げて置いた場合はこのようになります。
栗拭き漆スライド棚 栗拭き漆スライド棚 栗拭き漆スライド棚
通しほぞ通しほぞも、こんな感じに仕上がりました。

この後は、いよいよ拭き漆の工程に入ります。二週間後にまたお見せできると思います。
工房の庭話は変わって久しぶりに庭の様子を…庭づくりにとってこの時期は、実は一年で一番大切な時期になります。来年の春夏を見据えて、その準備をするのです。

今もきれいに咲いている花もあります。しかし、中には「ご苦労様」と言って思いきって切ってしまったり抜いたりして、花壇にスペースを作る必要があります。
工房の庭 工房の庭 工房の庭
植え替えまずは挿し木で育てた苗を少し大きめの鉢に植えてやったり、すでに鉢植えしてある花苗を一回り大きめの鉢に植え替えたりしました。
一年草一年草の花の種もセルトレーにたくさん撒いておきました。すでに小さな芽がいっぱい出ています。
花壇花壇そして鉢で大きく育った苗は、花壇に地植えしてやりました。主にアジサイ、クレマチス、そしてめずらしいボタンクサギなどです。
セルトップ苗また、我が庭でメインの花となるデルフィニウムなどのセルトップ苗が送られてきました。(私はデルフィニウムは毎年このセルトップ苗(ピット苗)を買っています。30本とか50本とか入って比較的安いです。

春に園芸店で売られているデルフィニウムの苗などは一苗300円以上しますが、これだと一苗100円ぐらいです。それに今この時期に植えるということ、冬の寒さを越えさせるということが大切なのです。)

これも早速花壇に植えなければなりません。庭仕事もにわかに忙しくなる秋です。
「秋の味覚」
2022.10.06
工房では宮崎県宮崎市のお客様ご注文の「栗のスライド棚」の制作が進んでいます。接ぎ合わせが完了した板を所定の厚み、幅、長さに仕上げます。

天秤指しそして、まずは「蟻組み(天秤指し)」の加工から始めます。

ピンピンに先をとがらせた鉛筆で蟻組みの線を書きます。あとで修正しなくてもすむように、精度の高い墨線を引きます。
天秤指し加工天秤指し加その墨線に沿って、鋸で切っていきます。
蟻組み蟻組み蟻組み次にノミで落として行きます。
この作業の様子を動画に取りましたのでご覧ください。
蟻組み加工蟻組み加工 かくして蟻組み(天秤指し)の加工が何とか終了しました。いったん組んでみて確認します。
ほぞ穴次は、たくさんあるほぞとほぞ穴の加工に移ります。ルーターという工具を使って、まずは大まかに穴(ほぞ穴)を掘っていきます。
角ほぞノミで角ほぞに仕上げていきます。
ほぞ加工ほぞの方もルーターなどを駆使して加工していきます。今回は小根(おね)付き4枚ほぞで、しかも楔止めとします。

このあと、割り楔の加工もしていきます。
ほぞ穴加工ほぞ穴加工ほぞとほぞ穴の加工が大体できたところで、また一旦組んで様子を見ます。
スライド棚ここまでなんとか順調に進んでいます。もう少し加工は続きます。
ところで、以前も書いたことがありますが、私は何でも自分で作りたいたち(性質)で、これまでもいろんなものを作ってきました。例えば…

・工房(ハーフビルド)
・庭の東屋や塀など
・庭の小屋
・水道
・車庫
・カヌー(ウッドストリップカヌー)
・ピザ窯
・座敷の床の間
・坪庭の垣根

などなど…。でも、まだまだできないこともいっぱいあって、前から覚えたかったことがあります。

溶接それは溶接です。そこで、先日溶接を習いに行ってきました。
溶接思ったよりは簡単に出来て、「もっと早く習いにこればよかった」と思いました。「本当に初めてですか?」とびっくりされました。

これでまた私の創作(遊び?)の幅が広がると思います。
栗の実栗の実話は変わりますが、工房の前に4年ほど前に植えた栗の木がありますが、昨年ぐらいからたくさんの栗の実が取れるようになりました。

今年もたくさん取れました。(まだまだいっぱい実がついています)
栗きんとん栗きんとん昨年同様、今年も栗きんとんにしました。蒸して、掻き出して…私も一緒に作業をしました。あとは妻が作ってくれました。
栗きんとん早速試食しましたが、すごくおいしかったです。

たくさんできたので、ラップに包んで冷凍してとっておくことにしました。田舎に住んでいるとこういう楽しみもあります。
「ちょっと変わった棚」
2022.09.30
木の椅子先日制作中だったKOSI-KAKEは完成しました。

後ろ脚部分を組み立てました。
ほぞ加工座板のほぞ加工をしたら、一度組み込んでみます。強力なほぞ加工です。
座ぐり座板の座ぐりは、いつもの通り四方反り台鉋でせっせと削ります。削り跡はそのまま残しますので、最後は丁寧に仕上げます。
手作り椅子KOSI-KAKE組み立てます。前脚の通しほぞは、接着剤が乾いてから飛び出した部分を鉋で削って落とします。
シンプルなデザインの椅子ですが、座り心地がよく、比較的軽量で安価です。私的にはおススメの椅子です。今回はあるところに展示するために急遽1脚作りましたが、そのことはまたお知らせします。
木の椅子 木の椅子 木の椅子
続いての仕事ですが…当初は「栃(トチ)無垢一枚板こたつ座卓(延長座卓付き)」の制作予定でしたが急遽順番が変更となり、まずはちょっと変わった棚の制作に取り掛かりました。

和室に置くスライド棚で、拭き漆仕上げにします。伸びたり縮んだり、はたまた直角に折り曲げることができたりと、なかなか変わった棚です。それだけに難しさもあります。

材料は拭き漆仕上げということや少しでも軽量になるようにということから、栗を使うことにしました。

拭き漆のスライド棚まずは板の接ぎ合わせ作業からです。たくさん枚数が必要なので、接ぎ合わせ作業も2回に分けて行いました。

接ぎ合わせ面を「手押し鉋盤」で削ります。
接ぎ合わせ以前にも書きましたが、この作業は結構難しいです。ただ「まっすぐに」削るのではなく、微妙に中凹になるように削るのです。

そうやって削ると、後で圧締しながら接着した時にすべての面が強力に接着できるのです。
接ぎ合わせ板「微妙に中凹」と言いましたが、それは目を凝らしてよく見ないとわからないぐらいの微妙さです。髪の毛一本もないくらいの隙間です。

例えばこちらは両端の面を合わせたところ…隙間なくぴったりとついています。
接ぎ合わせ板それに対して、こちらは中央付近です。微妙な隙間があるのがわかるでしょうか?
ビスケットジョイント加工ビスケットジョイント加工接ぎ面が取れたらそこにビスケットジョイントの加工をします。
接ぎ合わせ加工まずは第一弾の接着です。こうして一日待ちます。
接ぎ合わせ加工続いて第2弾の接着です。こちらも一日放置します。
スライド機構の確認スライド機構の確認接着が乾くのを待つ間に、スライドの機構を確認します。

その辺にあった合板を使ってスライドの溝を掘ってみて、合わせてみます。
スライド棚なんだか難しいですが、これならいけそうです。

伸ばしてみると…
スライド棚スライド棚手前に直角に曲げたり、反対側に直角に曲げたり…

めどがつきましたので、あとは加工を進めていくのみです。私自身も完成が楽しみです。
「残暑」
2022.09.20
前回の里山だよりから少し間が空いてしまいましたが、その後仕事の方はなんだかんだ進めております。

クルミの円卓クルミの円卓クルミの円卓は完成しました。脚下の飾りを鉋やノミで加工しました。
天板仕上げ天板の木端(こば)を、鉋で削って仕上げました。
クルミの円卓完成しました。今はギャラリーに置いてあります。
クルミの円卓クルミの円卓在庫商品ですので、よかったら買ってください。こちらのクルミの円卓のサイズは直径100cmです。
無垢の花器無垢の花器そして…ちょっと変わったものですが、花器を制作しました。衣桁(いこう)、あるいは屏風のように直角に開いて立てて使うものです。

穴の開いたところに竹筒をさして、その中に花を立てます。細かなものですが、そういうものこそ意外と作るのが難しかったりします。
花器 花器 花器
お客様のところにお届けする日も近いです。

坪庭の垣根そして…その間に、実は我が家のものも作っていました。ずっと前から(何十年にもなりますが)「作らねば…」と思っていたものです。坪庭の目隠しとなる垣根です。お隣が急にすっきりして丸見え状態になってしまったので、さすがに落ち着かなくなり急に思い立って作ることにしました。

思い立ったら早いです。まずは水平にレベルを出して基礎石を固定します。これに約半日。簡単に図面を引いて材料を買い出しに行き、工房で加工します。これに約2日。防腐剤を塗装してから組み立てます。これに約2日。…そんな感じで、2日ほどで完成しました。
坪庭の垣根坪庭の垣根坪庭の垣根「いい庭に見える!」と、まぁまぁ好評でした。よかったよかった。
KOSI-KAKEそして、現在はまたまた「KOSI-KAKE」の制作にかかっています。
KOSI-KAKE KOSI-KAKE KOSI-KAKE
畑畑ところで、8月末から9月中旬にかけては畑仕事も忙しい時期になります。秋冬野菜の植え付けの準備です。

ところが、結構雨続きでなかなか思ったようにできませんでした。天気を見つつ日々を過ごし、「今日しかない」という日に畑仕事を進めました。
畑畑やらなければいけないのは、秋じゃがの植え付け、イチゴの苗の仮植え、ダイコン・カブ・ナバナ・ほうれん草などの種まき、キャベツやレタスなどの苗植え、ハクサイ・ネギ・玉ねぎの苗づくりなどなど…。

畑の草をきれいに引いて、たい肥や肥料を混ぜて起こし、畝を作って準備をしなければなりません。なんとかできてよかったです。
畑畑秋ナスの実も大きくなってきました。もうすぐ新生姜が取れそうです。秋は秋で畑の楽しみがあります。
台風対策台風対策そうこうしているうちに、昨日(19日)は最強台風がやってくるとのことで、いつも以上に備えをしました。ほったらかしになっていたバラを急いで剪定し、くくりつけて、庭の鉢花たちも屋根の下へ避難させました。

しかし、ありがたいことに予想ははずれ、この辺りは比較的被害もなく台風は通り過ぎました。
焼き肉焼き肉最後になりますが、先日は私の60何回目かの誕生日でした。またまた子どもたちからもお祝いをもらったりして…感謝。

今回は夫婦二人で焼き肉へ行きました。地元で評判のおいしいお肉屋さんが最近開いた焼き肉店です。普段ついつい野菜中心の食卓になることが多い私たちにとっては、久しぶりの焼き肉でした。

おいしくてたらふく食べました。みんな、ありがとう。
「暇つぶし」
2022.08.23
今年は史上最高に暑い夏だとか…。私の感覚では2018年の方が暑かったようにも思えるのですが…。まぁ、それでも毎日暑い…というか蒸し暑い日が続いています。

夏野菜もそろそろ終わりに近づき、ナスもお盆ごろに剪定をして秋ナスの準備をしました。まだまだたくさんナスの実はついていて、まだまだ収穫は出来そうな感じでしたが、時期が遅れると秋ナスにならないので思い切ってやってしまいました。

秋ナス秋ナスすべての実と花を取ってしまってから、アーチパイプに添ってざっくりと切り落とします。

1ヵ月後、おいしい秋ナスが食べられるのを楽しみにします。
誕生日プレゼント孫の1歳の誕生日プレゼントの木馬とコンポートも納品(?)してきました。
木馬ア 木のコンポート 木のコンポート
また、椅子2脚も無事納品が完了しました。お客様も大変喜んでくださいました。
木の椅子 木の椅子 木の椅子 木の椅子 木の椅子 木の椅子 木の椅子 木の椅子 木の椅子
花器そして仕事の方ですが、まずは花器のご注文。ちょっと変わった花器です。指物仕事の感じですが、まずは部材を木取りし、少し分厚めに削った状態でシーズニング。1週間ほどこのまま放置します。

(シーズニングというのは木を環境にならすということで、ある程度放置してねじれや反りを出させておくことです。その後で正式にまっすぐに削って仕上げます。)
トチの無垢一枚板そして、その次の仕事となる栃(トチ)無垢一枚板を仕入れてきました。大きな穴をどう仕上げるかをしばらく考えたいと思います。
円卓円卓現在は円卓(直径100cm)の制作中です。天板を接ぎ合わせ、接着剤が乾いたら両面とも鉋で削って仕上げます。
円卓の天板ルーターという工具を使って円形にカットします。
寄せ蟻加工次に「寄せ蟻」の加工です。天板の裏にルーターで蟻溝を掘っていきます。
寄せ蟻加工寄せ蟻加工その蟻溝に合わせて、雄木となるほぞを加工していきます。

叩き込むと完全に加工の跡は見えなくなります。
木のコースターそしてもう一つ。レーザー加工機でコースターも作りました。
レーザー加工の読書レーザー加工の間は万が一火事になるといけないので(よっぽどそんなことはないですけど)、基本的にはそばを離れられません。

作業量が多いと長時間になりますので、暇つぶしのために読書をしながら待つことにしました。
レーザー加工中の読書今回読んだ本は、澤田瞳子(さわだとうこ)さんの「火定(かじょう)」という本です。まさにコロナ禍の今に合う本です。

天平時代のお話ですが、思わず引き込まれて楽しく読めました。(まだ途中までですが…。) 久しぶりに何も考えず読書に集中できました。
「いろいろ」
2022.08.08
ウォルーナットのウッドチェアウォールナットのπチェア(フラット肘型)が完成しています。肘を組み付けた後彫刻刀や切り出し刀などを使って彫刻成形をしていきます。
ウォルーナットのウッドチェア ウォルーナットのウッドチェア ウォルーナットのウッドチェア ウォルーナットのウッドチェア
どの方向から見ても滑らかな曲線になるように丁寧に仕上げていきます。最後はサンディングをして滑らかに仕上げます。
サンディング仕上げ サンディング仕上げ サンディング仕上げ
肘先の加工肘先もノミで削っています。
塗装を終えて完成です。
椅子の塗装 椅子の塗装 椅子の塗装 椅子の塗装
πチェアは旦那様の椅子ですが、これから奥様用のウォールナットの「KOSI-KAKE」の制作に入ります…と言いたいところですが、その前にちょっと…もうすぐ1歳になる孫娘の誕生日プレゼントに娘からリクエストされたものが2つ。

木馬一つは当工房の定番商品である「木馬」です。名前を彫刻してあげます。
ケーキスタンドそしてもう一つは「コンポート(ケーキスタンド)」です。直径30cm×高さは10cmぐらいの大きさのものです。工房にある材料で余分にいくつか作ることにしました。

例によって木工旋盤で成形していきます。まずは上のお皿部分から。
脚の作成続いて脚の部分ですが、脚の部分は3つのパーツを成形してからくっつけます。(結構面倒くさい)
脚の作成脚の作成そして、接着剤が乾いてからもう一度成形していきます。
脚の作成左側がビフォーで右側がアフターです。
ケーキスタンド組み立てて、塗装をして完成となります。
ケーキスタンドケーキスタンド今回は楢(ナラ)、チェリー、胡桃(クルミ)で作ってみました。

なかなかいい感じじゃないかと自画自賛中です。この上にガラスのドームを乗せればさらにかっこよくなるでしょう。
座板の接ぎ合わせさて、コンポートが完成したところで椅子の制作に戻ります。座板を接ぎ合わせます。
脚の加工脚の部材を加工していきます。
背板の作成背板の作成背板を「反り台鉋」という鉋で曲面に削っていきます。
背板の加工部材を仕上げてから組み立てます。
座板の加工座板のほぞ部分を加工したら一度組み込んでみます。なんとかうまく入りました。
ほぞほぞほぞ部分はこんな感じになっています。強度の必要な部分ですので精度が重要です。
座板の座繰り加工座板の座繰り加工あとは座板の座繰り加工です。まずはディスクグラインダーで粗く掘っていきます。この後で鉋で掘り上げていくのです。
蓮の花蓮の花 ところで、庭では「ハス」の花が咲きました。今年はもう咲かないのかなと思っていたので、突然の開花にびっくり!うれしい!

薄いピンクの花でした。これはこれで楚々として可愛らしいです。
他にもいろんな花が咲いています。特にバラの2番花がたくさん咲いてきれいです。少し前に与えた特製の肥料が効いたのだと思います。
バラ バラ バラ
猛暑の中でもきれいに咲いてくれる花たちに感謝です。シュウメイギクも咲き始めました。
シュウメイギク シュウメイギク シュウメイギク
花の鉢苗東屋の下ではたくさんの花の鉢苗が地植えの時を待っています。ほとんどが挿し木で育てた苗です。秋には何とか地植えをしてやりたいと思っています。
「πチェア」
2022.08.01
ウォルーナットのウッドチェアウォルーナットのπチェア フラット肘型の制作が進みます。座板に座刳り(ざぐり)を施します。

まずはディスクグラインダーで荒掘りをしておきます。その後「四方反り台鉋」という鉋で掘っていきます。
座板の仕上げこうして削り跡はそのまま残します。ですので丁寧に仕上げをしておきます。
サンディング仕上げ細かい部分の成形を行います。それからサンディングをして仕上げます。
前脚の組み込みまずは前脚を座板に組み込みます。

前脚が固まる間に、後ろ脚の成形を行います。南京鉋という鉋で削って形を作って行きます。
サンディング仕上げサンディングをして仕上げます。
後ろ脚の組み込み後ろ脚の組み込み座板に後ろ脚を組み込みます。
ディスクグラインダーで荒削り次は肘(背)の部材を成形していきます。まずはディスクグラインダーで荒削りをします。
鉋仕上げ鉋仕上げ次に「南京鉋」で削って形を仕上げていきます。

ちなみにこの南京鉋は、同じ町内(富加町加治田)に住む鉋制作者から購入したものです。まだ若い方で、もともと木工を志す中で道具制作の道へと進んでおられる方です。

私の家から自転車で数分という本当にご近所に住んでおられます。(歩いても10分ぐらいです。)
正確に言うと数年前にこの地に引っ越して来られて、創作を続けてみえます。私が住むこの富加町加治田地区というところはもともと中山道の脇街道であって、今もその雰囲気が残っています。その中に造り酒屋であったり、大庄屋のお屋敷跡があったり、大工さんも多くいらっしゃいます。

また刀鍛冶も現在2人ほどいらっしゃって、現役で刀制作をしてみえます。 その刀鍛冶のお宅に空き家があったのでその場所を借りて鉋を作ってみえるというわけです。なんかご縁を感じますね。「富加町加治田」という地区の名前…ぜひ覚えておいてください。(加治田の町のことはまたいずれ書こうかと思っています。)
鉋仕上げ鉋仕上げなかなか使いやすい南京鉋で重宝しています。他にも2本ほど南京鉋を持っているのですが、それは馴染みの新潟の道具屋さんから購入したものです。

でも、すぐ近くに良い道具屋さんがおられるというのは大変ラッキーなことです。それにそういう方がこの古くからの町加治田というところへ住んで、伝統を受け継いで行くということはうれしいことであります。

しかし残念ながら、近々よそへ引っ越しをされるという予定でみえるみたいです。せっかくなので、こちらにみえる間にもう一本注文をしようかと考えているところです。
さて成形が終わりましたので、サンディングをして仕上げます。
サンディング仕上げ サンディング仕上げ サンディング仕上げ
肘の組み込みそして、いよいよこの肘を椅子本体に組み込みます。
最終仕上げあとは接着剤が乾くのを待って、その後でまた仕上げの彫刻、削り成形作業をしていくのです。いよいよ終わりが見えてきました。
「好きこそものの…」
2022.07.26
パイチェア フラット肘型パイチェア フラット肘型工房では「πチェア フラット肘型」の制作が進んでいます。幕板を吸い付き桟として組み込むための加工です。

蟻溝を加工して、それに合わせて幕板に蟻加工をします。
幕板部分幕板部分を加工して仕上げ、組み立てまで行います。
肘(背)の加工肘(背)の加工です。背板の入る溝を掘っていきます。まずはボール盤に傾斜治具を取り付けて掘っていきます。
ノミ加工ノミできれいに整えます。
座板座板の方にも同じように加工します。
帯鋸型紙で印をつけて丸く切り抜いていきます。ここで使う機械は帯鋸という機械です。しかも曲線切り用(我々は「回し挽き」と呼んだりしていますが)の帯鋸です。

長い帯になった鋸刃が高速で大きく回転しています。それだけでも慣れていないと少し怖いですが、さらに(この肘のように)アールがきつい曲線を無理やり切っていると「バンッ!!」と大きな音がしてこの鋸刃が切れたりすることもあるので(その音がまた怖い)、十分気を付けて作業します。

昔木工所で働いていたころはベテランの工場長なんかは全くこの作業が上手で、名人のようにすいすいと曲線を切り抜いていたことを思い出します。
切断面の仕上げさて、その後いったん切断面をきれいに整えておきます。
肘(背)の加工そして今度はまた型紙を当てて、肘(背)の形を印します。
帯鋸そして、再び帯鋸で切り抜いていきます。今度はまた細かい切り抜きで、しかも曲面になったものを切り抜いていくのでより難しい作業になります。

安全カバーを付けたままだと材料が当たってしまって切れないので、安全カバーを外して作業をします。またまたちょっと怖い?
切断面の仕上げ切り終わりました。そしてまた切断面をいったんきれいに整えておきます。この状態からこの後、特殊な鉋などを使って成形していきます。
畑の野菜畑の野菜ところで毎日暑い日が続きます。こんなに暑いと人間も動植物もばててしまいます。畑の野菜も通常「なり疲れ」といって、ここらで少し実の収量が落ちるものです。

そんな中、我が畑ではナスもトマトも頑張って実をならせてくれています。
ナスナスは私の首のあたりの高さまで大きくなりましたが、(最盛時よりは少し少なくなりましたが)まだ実をつけています。
トマトトマトは高さ2m40cmほどもある天井までとっくに届いてしまいましたので、上の雨よけビニールは外しました。熱くなりすぎて蒸れたり焼けたりするからです。
トマトトマトさらにトマトの茎全体を下に下して天井にくっつくのを避けるようにしています。ですからもうすでに全長は3メートルを超えていると思います。

しかも2本仕立て(大玉トマト)、3本仕立て(ミニトマト)なのですごい生育力だと感心します。
とりあえずこんな風に毎日収穫できているのは、今年使ってみた肥料(活力液?)にも原因があると思います。花でも同じですが、人間でも「夏バテ」があるように夏の暑い時期にはあまり食欲がわかないことがあります。あまりこってりしたものは食べたくない。そんなときに無理に固形(粒状)肥料を施肥しても植物は吸収する力が落ちているからだめですし、人間でいうところの「腹をこわす」みたいな状態になりかねません。

粒状肥料粒状肥料粒状肥料も適当に必要ですが、それを補うために液体肥料(活力剤)を与えることが効果があるようです。私が今年初めて使ったのがこんな活力剤です。ミネラルをたくさん含んだものです。500〜1000倍に水で薄めて葉面散布してやります。

前に書きましたが、適当な時期に粒状肥料と苦土石灰を追肥として与えることと、このミネラルを与えることは今のところ効果が出ているように思われます。
畑の野菜畑の野菜そのほかにも、すくなカボチャや、2度目のキュウリも育っていますし、サツマイモ(べにはるか)やゴーヤは相変わらずジャングルのように育っています。
畑の野菜畑の野菜そして、ネギの伏せなおしも(全部ではありませんが)しました。天気を見て「今日しかない!」という感じでやりました。

今日やったのは「九条太ネギ」の伏せなおしです。抜いたネギの皮を一皮むいて中の白い部分をあらわにします。

この作業が面倒くさいです。妻がいれば一緒にやるのですが、あいにく不在だったので一人でやりました。妻は私の2倍ぐらい早くこの作業をやります。
私はよく人に「器用ですね」と言われますが、実は全然器用ではなくて本当に細かいことが苦手、不器用です。子どものころからそうでした。図画工作なんかでも大体人より遅く、最後までやっているということが多かったです。逆に言えばそれだけ集中していたのかもしれませんし、こだわって作っていたのかもしれませんが…。(ものは思いよう)

そんな不器用な人間がなぜこんな家具製作をしているのかというと、ただ一言…「好きだからできる」のだと思います。「好きこそものの上手なれ」とよく言いますが、私に言わせれば「好きこそものの我慢ができる」(好きであれば我慢ができる)です。なんでも我慢して続けていればそのうちそれなりにできるようになっていくものだと思います。そんな考えが持てるようになったのはこの仕事についてからです。若いころはそんなことは分からなかったです。

ネギおっと、またまた話が脱線しました。そんな風にしてネギの皮をむき終えて畑に伏せました。雨が降る前にできて良かったです。
「とってある」
2022.07.19
クルミのダイニングセット完成した胡桃(クルミ)のダイニングセットを、一昨日お客様のところへ納品に行ってきました。
クルミのダイニングセット約1ヵ月強の制作期間の間に毎週末工房に見学&木工体験に来られたお客様でしたので、納品の日を待ちわびる気持ちは人一倍だったと思われました。

「実際に置くと、工房で見た時以上に存在感があっていいですね」と喜んでいただけました。
クルミのダイニングセットとっておきの胡桃(クルミ)の丸太で制作したこのダイニングセットが良いところへもらわれて行ったことが私もうれしく思いました。
パイチェアパイチェアそして工房では続いてウォルーナットのπチェア(フラット肘型)の制作に入っています。

まずは座板の接ぎ合わせ作業からです。接ぎ面を手押し鉋盤で正確に削ります。そしてビスケットの加工もします。
パイチェアビスケットを間に挟んで(雇い実の代わり)、接着し、はたがねで締めて一昼夜置きます。
このπチェアは本当に手間がかかり、制作が難しい椅子です。先ほど座板の制作から始めると言いましたが、実はそれと同時進行で他の部材も作っていかなくてはなりません。脚も、幕板も、背板(肘)も同時に制作を進めていくのです。

その制作手順やコツなどは文章で書いてありません(書くことが困難です)。すべて私の頭の中に入っています。図面はありますが、それを見ただけではこの椅子を作ることはできません。図面には書けないこと(コツというか勘所、注意点など)がたくさんあるのです。

肘(背板)の制作そんなわけで、肘(背板)の制作も進めます。まず角材を(接ぎ合わせて)作ってから所定の大きさにカットし、雇い実を要れる溝(小穴)を切っていきます。
雇い実雇い実雇い実を作って大きさ(厚み)を合わせ、接着をします。
座板、肘(背板)の接着剤が乾くのを待っている間に今度は脚を作っていきます。後脚の制作です。
椅子の後脚の制作 椅子の後脚の制作 椅子の後脚の制作
椅子の後脚の制作椅子の後脚の制作帯鋸で曲線を切り抜いてから成形し、長さをカットし、座板に組み込む溝をカットします。

これらの作業は治具を使って行います。
座板の制作座板の制作座板の方の制作に戻ります。前脚、後脚を組み込むほぞの部分を作ります。

特に後脚を入れる部分は不定形の斜線になっているので微妙な加工になります。
パイチェアパイチェアこうして、とりあえずここまで出来ました。このあと座板に反り止めを加工したり(幕板が反り止めとなります)…書ききれないぐらいいろんな工程があります。

あわてずじっくりと、しかも素早く作業を進めていきたいと思います。とにかく暑い日が続くのであまりゆっくりとしていられないのです。
初孫初孫さて、ここからは「じじバカ」の話になります。我が初孫も来月で1歳になります。早いですね。昨年の夏の暑い日に生まれてきたことを思い出します。

ある意味、我が子の誕生以上に感動しました。小さく生まれたので初めは少し心配もしましたが、すっかり大きくなって本当に可愛いです。

もう「かわいい」という言葉しか出ません。ときどき来てくれるのを楽しみにしています。
ベビーベッドその孫がうちに来るときのために、いろんなものが必要になりました。例えばベビーベッド。生まれた当初1ヵ月ほど我が家に里帰りしていたのでベビーベッドが必要だったのですが、実はこれ…我が娘と息子が生まれたときに使っていたものです。

それがとってあったので出してきて組み立てました。全くきれいなもので、全然壊れていなくて十分使えました。むしろ昔のものなので、少し広めで良いくらいです。
お風呂セットそして、お風呂に入れるのが私の仕事ですが、初めはたらいに入れてやりました。そのたらい(?)もこれ、娘と息子が使ったものです。まだまだきれいです。

こちらも広くて使いやすいです。(今のものは住宅事情を反映して小さめですね。)
サークルとおもちゃそして10ヵ月を過ぎた頃から、こんなものも使えるようになりました。中に入って動くサークルと、押して歩くおもちゃです。(どちらも名前を知らないのですみません。)

これも娘と息子のお古です。
木のおもちゃこんなおもちゃもとってあります。木でできたおもちゃです。これは娘(長女)が生まれたとき、わざわざ京都府宇治市のお店まで買いに行ったものです。北欧製の木製おもちゃです。

今でこそ木の知育玩具は結構ありますが、30年以上も昔はなかなかありませんでした。(その頃はまだ私もこの仕事はしていませんでしたので…) これで娘も息子もよく遊んだものです。
木馬取ってあると言えばもう一つ、木馬も…。木馬は当工房の定番商品として載せてありますが、実はこの木馬、娘が生まれたときに作ってあげたものです。

その後息子も使いました。写真の手前が娘や息子が使った木馬で、奥の方がショールームに飾ってある未使用品です。
木馬木馬すっかり汚れがしみ込んでいますが、問題なく使えます。もちろん大人が乗っても大丈夫です。

汚れはきれいに落とすこともできますが、なんだかこのままでいいような気がします。
木馬裏側を見たら1992年と年号が掘ってありました。ちょうど30年前に作ったものでした。

この木馬を強度的にもさらに改良してデザインしたものが、現在定番として載せてあります。良かったら見てください。
昭和のおもちゃ昭和のおもちゃそういえばこんなものもとってありました。わかる人はわかると思いますが…「のらくろ」のおもちゃです。

おそらく昭和の初めのころのおもちゃだと思います。まだ使えます。裏側はウサギのおもちゃになっています。
木馬とにかく我が家は田舎です。立派な家ではありませんが広さだけはありますので、いろんなものがとってあるのです。とってあったものがこうして孫のために使えてよかったです。

まだほかにもいろいろあるよ。また来て遊んでね。
「もどき(擬き)」
2022.07.12
もどき庭の草引きをしているとよくあることですが、同じような姿をした草が花のそばに生えています。

例えばこれは芝生の中ですが、この真ん中に見えているものが芝生ではなく草です。
もどきこちらはフロックス(這い性)の中に、同じような姿をして生えている草です。
もどきもどきこちらの1枚目の画像は草ではなく、こぼれ種で生えてきたトレニアですが…2枚目の画像は同じような姿をした草です。
本当によく似ているので見落としてしまいそうですが、それが彼ら(草達)の生き延びる術なのです。人間に抜かれないように花に似せた形をして生えてくる…生命力の強さです。

こういう「擬き(もどき)」の植物がよく見られます。考えると植物だけでなく人間にもそういうことはよくあります。例えば私たちの業界でも「もどき」と言いたくなるような人もいます。(この場合「もどき」と言うのは、プロと呼ぶにはちょっと技術、知識、経験共にいかがなものかと思いたくなるような人のこと)

でも、実はそういう人の方がたくましくこの業界内でも生きていたりします。現代は必ずしも「良い仕事ができる」からといって必ずしも成功するとは限りません。

ある人がこんなことを言ってました。「プロとアマの違いは、生業にしているかどうかではない。なぜなら素晴らしい仕事ができても食べることができない素晴らしい人は世界中にたくさんいるのだから…」

そう思うと「もどき」はごく当たり前になって、「もどき」という言葉もそのうち消えていってしまうのかもしれません。いいか悪いかはともかくとして…。

トマトトマトさて庭から畑に目を移しますが、トマトもそろそろ赤くなってき始めました。

トマトの棚はジャングルのようになっています。
ゴーヤーゴーヤーゴーヤーもまるでムックのよう…(あっ、ムックは赤だったか?)

この中からゴーヤを探すのは宝探しのようです。気が付かずに取り忘れて真っ赤(黄)に熟してしまっているものもあります。
野菜だらけそういうわけで我が家はますます野菜だらけとなっています。結局食べきれずに捨てているものもあります。もったいないですが…。
娘や息子に持たせると必ずといっていいくらい「野菜、ありがとう。おいしかったよ。」と言って食卓の写真を送ってくれます。こちらこそ使ってくれてありがとう…ですが。
食卓 食卓 食卓
クルミのベンチさて仕事の方ですが、胡桃(クルミ)のダイニングセットもベンチ2脚が塗装を終えて完成しました。
今回はテーブルもベンチも「木組みの技がデザインになっているダイニングセットを…」というお客様の希望を受けて作らせていただいたものです。

クルミのダイニングテーブルクルミのベンチですから、テーブルは通常のI型を楔止めのデザインに変えたものにしましたし、ベンチは定番の「木組みベンチ」を基本として、背もたれをお客様のご希望のように変更したものにしました。
ベンチの千切りまた「千切り」もお客様がお気に入りだったのでベンチの方に、穴埋めとして、少し入れさせていただきました。

近々納品の予定となっています。喜んでいただけることを祈っています。そしてこれから、次の注文である椅子2脚(πチェア フラット肘型KOSI-KAKE)の制作に取り掛かっていきます。
「お客様からの手紙」
2022.07.07
現在制作中の胡桃(クルミ)のダイニングセットをご注文いただいたお客様ですが、これまでほぼ毎週末になると工房にみえて制作の様子を見学していかれます。「自分たちの注文したテーブルがどんなふうに出来上がっていくのか見たい」というのがその理由ですが、それだけでなく私どもの家具製作の技術にも大変興味をお持ちのようです。

お客様からのお手紙そのお客様からお手紙をいただきました。詳しくは「お客様の声(岐阜県各務原市T.Y.様)」に載せてありますのでご覧ください。

今回のお客様はよく配慮のできるお方ですので、通常であればあまり歓迎しにくい制作中の様子の見学も、お互いに楽しくできました。

一つの作品がさまざまな過程を経て(たくさんの手間をかけて)出来上がっていくことや、細かな技術や知識、そして何よりも経験の積み重ねである様子も見て分かっていただけるということを考えると、こんな風にお客様に(ご注文をいただいているお客様はもちろん、ご注文を検討しておられるお客様も)制作の様子を見学していただくことは大切なことだなと感じます。ただし、今回のように配慮のできるお客様であることが前提にはなりますが…。
背もたれ付きベンチの制作さて、そのダイニングセットですが…ベンチ2台の制作が完成に近づいています。座板の座刳り(ざぐり)をします。まずは機械で大まかに凹面を作ります。

とはいっても、この作業が結構大変です。約2ミリづつずらし、鋸刃の出も微妙に変えつつ送るという作業を行います。一つの座板でこの作業を約200回、2つ分ですので400回ぐらいは行ったことになります。

大きな板ですので重さもありますから、なかなか大変でした。たっぷり数時間かかりました。
座刳りその後で、鉋で座刳りをしていきます。外丸鉋という鉋を使って削っていきます。
削り跡削り跡はこのまま残します。
耳の仕上げ耳の部分をきれいに仕上げていきます。
サンディング仕上げサンディング仕上げサンディングをして全体を仕上げます。
背柱の成形をします。鉋を使います。平鉋、反り台鉋、南京鉋などいろんな種類の鉋を使います。
背柱の成形 背柱の成形 背柱の成形
サンディング仕上げサンディングをして仕上げます。
脚部の部材はあらかじめ塗装を済ませておきます。それから座板に組み込みます。
背もたれ付きベンチの脚部背もたれ付きベンチの脚部端の部分を埋めます。蟻形の木っ端をぴったり合うように作って叩き込みます。
背もたれ付きベンチの脚部仕上げるとこのように目立たなくなります。
背もたれ付きベンチの背柱そして、背柱を座板に組み込みます。
背板の成形背板も成形して、後は塗装に入ります。もうすぐ完成です。
古ぼけた椅子話は変わります。我が"jagar's garden"には古ぼけたこんな椅子が置いてあります。ずっと外に置いてあったので朽ちて壊れそうになっていますが、我が愛猫ジャガーのお気に入りの場所となっています。いつも大体この上に座っています。

なぜこんな古びた椅子を捨てずに置いてあるかというと…それは、思い出の椅子だからです。この椅子は私がまだこの仕事を始める前(30年以上も前)、趣味で木工を始めたときに作ったものです。いわば私の第1号作品です。

機械なんて何もなく、ほとんど鉋や鋸、ノミといった手工具だけで、仕事の休みの日に何ヵ月もかけて作ったものです。通しほぞやくさび止めなど、それなりに凝った作りで作ったものです。固い楢(ナラ)の木でしたので、苦労して作ったことを覚えています。

出来上がってみると、少しぐらぐらしてあまり出来は良くなかったし、座り心地もそんなに良くはなかったですが、初めての作品が完成した喜びは今でも思い出せます。実用的ではなかったので、何かを置く台として使ってみたり、最後はこのように庭に置いてオブジェのようにしていました。

それがいよいよ朽ち果てて、壊れてばらばらになってしまいました。今日お別れをしました。なんだか淋しい気もします。私をこの道に導いてくれたものの一つです、ありがとう。
「週末は恒例の…」
2022.06.29
背もたれ付きベンチの制作工房では胡桃(クルミ)のダイニングセットの制作が続いています。現在は背もたれ付きベンチ2脚の制作中です。
背もたれ付きベンチの制作ここのところ週末になるとご注文主のお客様が「制作の様子を見たい」と言われ、工房にお越しになるのが恒例となっています。先日の日曜日もまた来られて、ベンチの制作を見ていかれました。

ついでに脚の貫先のサンディングなども一緒に体験していただきました。
前回の里山だよりにも書きましたが、私が制作している様子を逐次写真や動画に撮っておられ、それを送っていただきました。
今回で3回目(4回目?)の見学となり、お客様も(私も?)もう慣れた感じになっています。木くずが出たらさっとエアーで吹いてくれたり、床の掃除をしておられたり…毎回「楽しかったです」と言って帰っていかれます。

背もたれの制作背もたれの制作さて、ベンチの制作は脚部が完成し、背もたれの制作に移っています。

背柱を建てるほぞ穴をノミで掘って…
ほぞ加工ほぞ加工ほぞ加工背柱にほぞを加工します。
座刳り座刳りこの後、背もたれの制作、そして座面に座刳りをほどこします。

完成まではもう少しかかります。
猛暑でぐったりここのところ猛暑が続き大変です。人間も植物もぐったりという感じです。
しかし、庭では暑さに強い花たちががんばって咲いてくれています。フロックス、エキナセア、スーパーランタナ、スーパートレニア、ダリア、桔梗、アジサイ、そしてハーブのベルガモットなどなど…。
工房の庭 工房の庭 工房の庭 工房の庭 工房の庭 工房の庭 工房の庭 工房の庭
バラも2番花が咲いています。レディーオブシャーロット、アリスターステラグレイ、ピエールドゥロンサールなどなど…。
バラ バラ バラ
アジサイアジサイのアナベルはすっかり満開を過ぎて少し色が緑色になってきたところで、今年もドライフラワーにすると言って妻が切っていました。
それをつるして乾かすのですが、その場所が問題で、いろいろつるしてみた結果「ここが一番いい」と選んだのが居間と次の間の境のところ。少し前もニゲラを切ってここにつるしていました。まるで花のカーテンみたい…。正直、ちょっと邪魔くさい…。
ドライフラワー ドライフラワー ドライフラワー
でも完成すれば美しいもので、これで花の命もまた新たな形で生かされ、長く鑑賞することができます。
ドライフラワー ドライフラワー ドライフラワー
さて話を戻し…猛暑の中ですが、畑の方はそんな中でも2〜3ヵ月後のことを見越して土作りです。大量にもみ殻と米糠を撒いて管理機で混ぜくっておきます。こうして土の中で自然発酵をさせてふかふかで良い土へと変わっていくのです。
畑の土作り 畑の土作り 畑の土作り
猛暑と言えば、私が指を怪我したのも猛暑が続いた2018年のことです。連日のように38℃、39℃、40℃が続いたあの年を忘れることはありません。でもそれは7月下旬のことだったはず…今年はまだ6月です。この先一体どうなってしまうのでしょう。とにかく気を付けて無理をしないようにやっていこうと思います。
「父の日」
2022.06.21
父の日19日(日)は父の日でした。毎年ですが、娘と息子が何かしらプレゼントをくれます。今年も娘からはドリンクセット、息子からはミスタードーナッツとビールのつまみをもらいました。(ドーナッツとつまみは食べてしまい、写真を撮り忘れてしまいました。)

本当にうれしいです。よくもまぁこんな出来の悪い父に毎年毎年くれるものだと思い、感謝の気持ち以外ありません。自分のことを振り返ると、私は若い頃父や母にプレゼントなんてしたことが無いような出来の悪い息子でした。まぁあの頃は「父の日」自体が無かったのかもしれませんが…。

それにしても、今さらながらもう少し親孝行をしておけばよかったと反省ばかりの今日この頃です。(私の父母はすでに20数年も前、私が工房を開業した年に相次いで病死しました。ですから、私がこのような仕事を始めて、ろくに仕事も無い様子しか見ていないので、心配ばかりしてあの世へ行ったのだと思います。生きていれば、少しは仕事ももらえるようになった私の姿や、それ以上に大きく立派に育ったかわいい孫(我が娘と息子)の姿を見て本当に喜んでくれたことでしょう。)
ダイニングテーブルセットさて工房ですが、引き続き胡桃(クルミ)のダイニングセットの制作を進めています。そのご注文主であるお客様が「制作の様子をまた見たい」と言ってお越しになりました。3度目です。

今回はベンチの反り止めと千切り制作でしたが、その様子を見学され写真や動画を撮ってくださいました。
千切りの加工吸い付き桟も千切りも私が解説しながらの見学でしたが、普通は絶対に知ることのできない(本にも載っていないような)専門的な技術や、0.1mmという精度の仕事に驚きをもって見ていらっしゃいました。
千切りの加工 千切りの加工 千切りの加工
カッティングボードまた同時に在庫の切れている桜のカッティングボードも作っています。
キュウリキュウリ話は変わり、畑のことですが…いよいよたくさんの夏野菜が取れ始めました。

キュウリも大きく育ち、たくさん実をつけています。
キャベツキャベツキャベツも一気に大きくなり、収穫しています。
ズッキーニズッキーニズッキーニは相変わらず毎日数本ずつ取れてきます。

しかも、うちのは大きめなのでそれを使い切るのも大変です。(取れすぎるので少し放っておくとすぐに大きくなってしまうのです。朝と夕方とでは大きさが1.5倍ほどの違いになってしまいます。)
ナスナスナスも実が大きくなってき始めました。いよいよ収穫のカウントダウンです。
トマトミニトマトトマト、ミニトマトは今年は寒かったせいか昨年と比べると成長がいまいちです。昨年ならもう1段目は赤くなっていたと思いますが、今年はまだまだです。

でも、とりあえず私の身長ぐらいには伸びてきました。来週から暑くなるようなので一気に大きくなるのではないでしょうか。
野菜中心の食卓収穫した野菜そういう感じで我が家は毎日野菜中心の食卓となっております。娘や息子、妻の知人たちにも分けてあげておりますが、それでも到底さばききれません。

「配る相手を作って!」と妻に叱られておりますが、元来人付き合いの下手な私は知り合いも少ないので…妻頼りとなっております。

この際「無人販売」でも本気で作ろうかな?などと考えている今日この頃です。
「草引きは手で」
2022.06.16
ダイニングテーブルセットダイニングテーブルセット胡桃(クルミ)2枚接ぎダイニングテーブルセットの制作が続きます。

脚部は組み立ても終わり、仮組みをしてみました。うまくはまりました。
天板の仕上げそして、天板の仕上げに取り掛かります。木口(こぐち)も鉋で削ります。
木端の仕上げ木端の仕上げ木端(こば)の仕上げです。自然な表情をそのまま生かすためには、一手間(ひとてま)が必要です。

彫刻刀やブラシなどを使って丁寧に木の皮をはがしていきます。これをサンダーなどでダァーッとやってしまっては、せっかくの自然の表情が生かされません。
サンディング最後に仕上げのサンディングを行います。
天板塗装天板塗装そして、塗装に入りました。お客様が「また見に行ってもいいですか?」と言って、再度工房においでになりました。ちょうど2回目の塗装をするところだったので、(天板だけですが)一緒に塗装を体験していただきました。

残念ながらまたまた写真は撮り忘れましたが、喜んでいただけました。
ワックス塗装ワックス塗装こうして天板はさらにワックスを塗布して完成しました。
ベンチベンチそして、続いてベンチ(背もたれ付き)2脚の制作に移ります。テーブルと同じ丸太の胡桃(クルミ)の板で制作します。

まずは平面削りから。電動鉋であらかた平面を取ってから、自動鉋で所定の厚みに削ります。
接ぎ合わせ接ぎ合わせをします。テーブルと同じように雇い実(やといざね)とビスケットジョイントの加工をします。
接ぎ合わせ接ぎ合わせて1日以上接着剤が固まるのを待ちます。こうしてベンチの加工を進めていきます。
さて…話が変わりますが、庭や畑仕事は草引き抜きではできません。特にこの時期は草がどんどん生えて育ってきます。少し放っておくと庭も畑も草だらけになってしまいます。草引きは大変ですが、以前書きましたように草引きも楽しいと思えるぐらいにならないと畑も庭もやってられません。

草引きまあ、私の場合、毎朝7時前から動き出しますが、まずは庭や畑を見に行くことから一日をスタートします。そこで1時間ぐらい花や野菜の世話をしたり、草引きをするのを日課にしています。そうやって毎日少しづつやっていれば広い畑も庭も何とかやっていくことが出来ます。

そうやって動いているうちに寝ぼけた頭や体が起きてきて動き出し、8時半ぐらいから仕事に取り掛かっていくのですから、ウォーミングアップにはちょうどいいという感じなのです。

草引きが面倒くさいからと言って、草刈り機でだーっとやってしまう人も結構いらっしゃいます。また、畑などは草もそのまま耕運機でだーっと土に混ぜ込んでしまう人も多いと思います。人それぞれですし、それなりの言い分もあると思うのでいいと思いますが、私は草を手で引かないと気がすみません。畑でもまずは草を手で引いてきれいにしてから、管理機(耕運機)で起こします。庭はもちろん絶対に草刈り機は使いません。そんなことをしたら美しい庭は作れないと思います。

手で引いていると草の間から花の芽が出ていたりします。それを抜かないように残してやります。あるいは「この草(花)はかわいいから少し残しておこう」とか「この花の芽はあとで移植してやろう」とか、庭全体の景色を思い描きながらやっていきます。

千日紅の芽例えばこれは千日紅の芽です。昨年のこぼれ種でいっぱい出てきます。あまり多すぎてもいけないので適当に抜いて残してやります。
ケイトウの芽こちらはケイトウの芽です。これはまた後で場所を変えて植えてやります。そんなふうにして、手作業で美しい庭(畑も)を作っていこうと毎日思っています。

私の仕事である家具製作も手仕事なので同じです。「畑と庭と家具づくり」は根っこで(同じ思想で)つながっているのです。
さて、長く載せてこなかった我が「jagar's garden」ですが、5月以来いろんな花ががんばって咲いてくれました。

バラまずはバラやクレマチスたち。…とはいえ、今年はバラがいまいちでした。

師匠(と私が勝手に思っている人)に聞いたところいろんな問題点が分かりました。バラは奥が深い…まだまだひよっこです。クレマチスは今年は結構きれいに咲いてくれました。
バラ バラ クレマチス
そのほか、ゴテチャ、源平シモツケ、ペンステモン、カラーなどなど…。
ゴテチャ 源平シモツケ ペンステモン カラー
コレオプシス、エキナセア、アンゲロニアなど暑さに強い花たちも咲き始めました。
コレオプシス エキナセア アンゲロニア
6月と言えばアジサイです。アナベル、てまりてまりなども咲いています。「万華鏡」もうまく冬越しをして咲いてくれました。でもふと気が付いたのですが、うちはアジサイが少ない!?… これからもう少し増やそうかなと考えています。
アジサイ アジサイ アジサイ
ハーブなども成長していよいよ夏かなという感じになってきました。
ハーブ ハーブ ハーブ
「ジャガイモの収穫」
2022.06.06
胡桃(クルミ)2枚接ぎの天板T様の胡桃(クルミ)2枚接ぎダイニングテーブルの制作が続きます。

表側も鉋掛けをしておきました。一つも欠点が見られない素晴らしい胡桃(クルミ)2枚接ぎの天板です。同じ丸太の板ですから色合いや表情も馴染んでいます。
ほぞ穴の加工脚部の加工です。まずは「ほぞ穴」の加工から。
ほぞの加工ほぞの加工次は「ほぞ」の加工です。大きく出した丸鋸刃で加工するので、危険なので慎重に進めます。

後ろにはその辺にあった角材をあてて支えをしながら押し切ります。
脚部の加工こうして、「ほぞ」と「ほぞ穴」の加工が終わりました。

I型の脚部はシンプルなデザインです。シンプルだからこそより強度を高めたほぞの加工が必要になります。
脚部の仮組みここで一度仮組みをします。あとで接着剤を付けて組み立てるときのことも考えて、ちょうど良い固さになるように調整をしておきます。

ゆるすぎたらおしまいですし、逆に固すぎたら接着剤を塗ったときに最悪の場合入らないということもありますので…。
飾り加工飾り加工そして、脚下の飾りを加工します。際鉋やノミを使って手加工で形を作っていきます。
サンディング仕上げ部材のすべてを鉋で仕上げた後は面取りをし(今回も小さな坊主面)、サンディングをして仕上げます。
ダイニングテーブルの組み立てそして、組み立てをしました。この後は貫の加工、そして天板の仕上げへと移っていきます。
さて…前回の里山だよりに畑のことを書きましたが、一昨日の土曜日にジャガイモの収穫をしてしまいました。例年より1週間ほど早いのですが、今年は試し掘りを何回かしてきたところ、出来が良いので少し早めでも良いと思ったのです。

それに最近猿の襲来が続いていたので、猿に取られることの無いように早く取ってしまおうと思ったのもあります。それに早い方がジャガイモが(肌が)きれいですし…。

ジャガイモの収穫そんなわけで、土曜日は天気が良いということだったので朝から掘り始めました。

私一人で8列(150株ほど)掘ってもいいのですが、息子夫婦に「掘る?」と聞いたら、「行く」という返事だったので息子たちと一緒に楽しく掘ることができました。
ジャガイモの収穫ジャガイモの収穫一株に6個から10個ついているとして、150株ほどありますから1000個以上になります。
ジャガイモの収穫しかも、今年は本当に出来が良くて大豊作です。大きめのものが多く、Lサイズ(野球のボールより大きいもの)、LLサイズ(ソフトボール大かそれ以上の大きさ)が半分ぐらい(もっと?)ありました。
ジャガイモの収穫あと1週間置いておいたら大変なことになっていたでしょう。いいタイミングで収穫できたと思っています。

味は?…言うまでもなくものすごく甘くてほくほくしていておいしいです。前にも書きましたが、我が菜園でとれる野菜の中でジャガイモが一番の自慢です。どこのジャガイモにも負けないおいしさだと自負しています。

そんなわけで我が家の一大イベント「ジャガイモ掘り」が、無事楽しく終わりました。めでたし、めでたし…。
ズッキーニズッキーニさて、その他の野菜も今のところ順調に育っています。

今は毎日ズッキーニが取れてきます。すでに食べきれない状態です。
キャベツキャベツも取れ始めました。これは「みさき」という種類のキャベツです。柔らかくておいしいキャベツです。
トマトトマトトマトも2本仕立てで順調に伸びています。葉を見れば分かりますが、栄養も過不足なく育っています。もちろん病気はありません。
ナスナスナスもいい感じです。すでに私の腰ほどまで育ってきています。棚の上まで葉が伸び出しました。葉もいい色で、大きさもいい感じです。
ナス花を見るとわかりますが(雌しべの方が雄しべより長い)、栄養も足りているようです。ナスは「肥料食い、水食い」と言われます。こまめに潅水と追肥を行います。
キュウリも今のところ順調です。いつも決まって病気になってしまう(ベと病)ので、今年は対策の一つとしてお酢にニンニクと鷹の爪を漬けておいて、それを500倍に希釈した溶液を時々葉っぱにかけてやっています。

キュウリキュウリそのせいかどうかわかりませんが今のところ虫に食われることも少なく、葉がきれいに成長しています。
ジューンベリーの実ところでもう一つ…庭のジューンベリーの実がいっぱい生ったので、取ってジャムにしました。本当にたくさんついていてボウルに3杯たっぷりとりましたが、それでもまだたくさん残っています。残りは鳥さんにあげようと思います。
ジューンベリーのジャム妻に作ってもらいましたが、種を取るために裏ごしもしなければならず、大変だったようです。ありがとう。ジャムの便7個分ができました。
ジューンベリーのジャム味はもちろん甘くて、しかもブルーベリージャムよりさわやかな感じの味で香りもいいです。

以前作ったイチゴジャムも少なくなってきたので(イチゴジャムも6瓶ほど作りました)、これでまた毎朝トーストにつけて食べれます。もちろんほしい人(息子たち?)にもおすそ分けしてあげますが…。
夏の花夏の花夏の花なかなか庭の写真を上げることができませんが、庭もまた夏の花がいろいろ咲いています。

また次回にでも載せたいと思います。
「畑の季節」
2022.05.31
「胡桃(クルミ)2枚接ぎダイニングセット」の制作が進んでいます。ご依頼者のお客様が「制作の様子を見てみたい」と言われ、先日の土曜日に工房へおいでになりました。2枚接ぎの接ぎ合わせが済んだところだったので、裏面の鉋掛けをする様子をご覧いただきました。

その途中でお客様ご自身も「やってみたい」と言われたので、少し鉋掛けを体験していただくことができました。(残念ながら写真は撮ってありませんが…。) 「また来てもいいですか!?」と言われたので「またどうぞ」とお返事をしておきました。今度はどんな場面を見ていただくことになるのでしょうか?

反り止め加工さてその後、いよいよこのテーブルの肝となります「寄せ蟻」(反り止め)の加工に入りました。

まずはルーターという工具に「ストレートビット」を付けて1回目の荒掘りをします。
反り止め加工次にビットを「蟻ビット」に付け替えて正確な蟻溝を加工をします。
反り止め加工次に、彫った溝に墨付けをします。残すところに○印、欠き取るところに×印をつけて間違わないようにします。
反り止め加工トリマーという工具で×印の部分を欠き取っていきます。この部分に蟻を落とし込むことになります。
反り止め加工今度は雄木の方を加工していきます。掘った溝に合わせて印をなぞって付けていきます。
反り止め加工まずは、こちらもトリマーという工具で余分な部分を欠き取っていきます。全部取ってしまわずに、真ん中部分がある程度の幅で残ります。

これを「支端(しば)残し」と言います。全部取ってしまうより強度が出るので私はいつもこのやり方をします。
蟻の加工蟻の加工そして蟻の加工に入ります。作業に夢中になってしまって写真を撮るのを忘れてしまったので、他の作品の時の写真を貼っておきます。(同じ作業です)
何度も何度も繰り返して絶妙な嵌めあいにします。(ゆるくてはもちろんだめですし、結構きつくてちょうどいいという感じになるように少しづつ加工を進めていきます。) こうして寄せ蟻は無事加工を終えました。
蟻の加工蟻の加工蟻の加工
脚部の加工脚部の加工そして続けて脚部の加工を進めていきます。
畑さて…話は変わりますが、畑の方も今が盛期に入っています。今年もたくさんの夏野菜を植えてあります。まずは第1農園から。キャベツ、すくなかぼちゃ、ズッキーニ、ナス、トマト、ミニトマト、サツマイモ、ゴーヤなどを植えました。

今までずっと作ってきたスイカとメロンは、今年はやめました。理由は猿に取られることと、そんなに作っても結局夫婦2人ではあまり食べないということです。
ナスナスは黒陽、庄屋大長、あげてトルコの3種類です。昨年からこんなふうに仕立てることにしましたが、これ…なかなかいいです。

ナスは肥料食い、水食いと言われますので、追肥と潅水をこまめにします。普通の肥料のほかに苦土石灰も時々追肥としてあげます。ここがポイントです。マグネシウム補充です。
トマトトマトトマトは桃太郎とミニトマトの2種類です。今年もトマトは2本仕立て、ミニトマトは3本仕立てにしてみました。
トマトトマトの棚は、昨年から少し高くして大きくしました。いつも私の身長をはるかに超えるぐらい伸びるので、天井のビニールにくっついてしまうからです。

それともう一つは猿対策です。全体を網で囲んでしまうので、その中で作業がしやすいように幅広く作りました。そして、支柱をやめてひもに誘因することにしました。こうすると後で下に少しおろすことが出来るからです。
サツマイモサツマイモは毎年同じ、べにはるかです。50本ほど植えてあります。
畑畑スイカを作らなくなって畝が余ったので、ズッキーニもキャベツもたくさん植えてあります。
ジャガイモ今年は今までで2番目ぐらいにジャガイモの調子がいいです。かなり大きくなりました。

試し掘りをしてみたらもうすでにかなり大きくなっていましたので、いつもより早めに収穫しようかと思っています。猿に取られる前に…。
畑第2農園にはキュウリ、ピーマン、シシトウなどが植えてあります。キュウリはいつも「夏さんご」という種類です。

この種類のきゅうりはあまりみなさん知らないみたいですが、すごくいいです。おススメです。
畑ピーマン、ししとう、万願寺とうがらしです。
ネギ秋、冬用のネギも3種類ほど植えてあります。
玉ねぎ先週の晴れた日に、玉ねぎを収穫しました。昨年よりは少し小ぶりですが、まずまずの出来でした。早速娘や娘の嫁ぎ先、息子や息子のお嫁さんの実家におすそ分けをしました。

…とこんな感じで、いよいよこれから楽しみな畑の生活が続いていきます。
「胡桃(クルミ)2枚接ぎダイニングセット」
2022.05.26
けやきのスツールけやきのスツール欅(ケヤキ)のスツールもようやく完成しました。座面は座り心地をよくするため、少し凹型に削ってあります。

仕上げは四方反り台鉋で削り跡をつけていきます。(インスタグラムには動画を載せてあります。)
けやきのスツールけやきのスツール脚は木工旋盤で挽いた後、さらに鉋で削って仕上げています。このひと手間で後々良い味わいに変化していきます。

面の仕上げも南京鉋で手仕上げです。
けやきのスツール組み立てた後、飛び出している部分を切って削ってきれいに仕上げます。
けやきのスツールけやきのスツールそして塗装も終わり、完成しました。
そして引き続き、「胡桃(クルミ)2枚接ぎダイニングテーブルセット」(テーブルとベンチ2脚)の制作に取り掛かりました。今回のお客様は作り方や手仕事に強い購入動機をお持ちのお客様で、我が工房の制作・作品スタイルに共感していただきご注文となりました。

材料となる胡桃(クルミ)はちょうど工房に在庫で置いてあった大径(直径50cm強)の胡桃丸太で、ほぼすべて共木での制作となります。とても木味も良い良材です。

近年(ここ10年ぐらい)胡桃(クルミ)の大きな丸太というのはほとんで出ることもなくなって(あってもせいぜい直径30cmぐらいなものです)、入手が困難になっています。そういう意味で、貴重な丸太ということになります。

くるみのダイニングテーブルセットまずは土場に広げて木取り(きどり)からです。これが大変重要な作業です。どの部分にどの板を使おうかと、じっくり悩みながら決めていきます。

たっぷり半日かかりました。
天板の制作最初は天板の制作からです。帯鋸で切って余分な部分を落とします。
天板の平面仕上げ天板の平面仕上げ次に片面をざっと平面に仕上げ、基準面を作ります。

電動鉋を使って削りますが、長い直定規(自作)や水平を見る定規を使いながら、何度も削って平面に仕上げます。
天板仕上げ自動鉋で削って既定の厚みに仕上げます。うちの自動鉋は幅50cmの板まで通すことができますが、何とかギリギリ通りました。
天板の木端仕上げ接ぎ合わせをするため、木端(こば)面を手押し鉋で削ってまっすぐ平らにします。

正確に言うと完全な平らではなく、中凹になるように(機械を微調整して)削るのですが、大きな板だけに非常に難しいです。しかも重いので、これは体力仕事です。
接ぎ合わせの確認削り終わって2枚を並べてみました。いい感じで仕上がったようです。ここで、この後の接ぎ合わせ加工の作業をするために印をつけていきます。
隠し雇い実接ぎいつものように「隠し雇い実接ぎ」を加工していきます。ルーターで溝を切っていきます。(我々の業界では「小穴を突く」と言います。)
接ぎ合わせ加工接ぎ合わせ加工普通はこれだけだと思いますが、私の場合はさらに「ビスケットジョイント」を組み合わせてダブルで加工していきます。

そうすることによって強度が強くなるのはもちろん、面のチリが少なくなり、後で行う鉋掛け作業もしやすくなるからです。
接ぎ合わせ加工間に挟み込む雇い実とビスケットを加工して準備します。
接ぎ合わせ加工接ぎ合わせ加工接着剤を塗って接ぎ合わせをします。これから夏場は気温が高いので、すぐに接薬剤が乾いてしまいます。

ですから、この作業はスピード勝負となります。段取りと手際がとても大切です。

特に私のように一人でやっている人にとってはね…経験がものをいうのかなと思います。こうして無事接ぎ合わせを終えましたが、接着剤が完全に乾くまで1日以上放っておきます。

さて、今まさに畑の季節で畑仕事もいろいろあって大変ですが、それはこの次に書きます。またお読みください。
「ゴールデンウィークそして庭の季節」
2022.05.12
コースター懸案になっているコースターの試作中です。町のマスコットキャラクターを、レーザー加工機で彫刻して作っています。もう少しという感じです。
そして、欅(ケやキ)のスツール2脚も制作中です。木工旋盤で脚を挽いているところです。
欅のスツール 欅のスツール 欅のスツール
ところで…前回の里山だよりから3週間も経ってしまいました。その間にゴールデンウィークがありましたが、私のゴールデンウィークは家のことであっという間に終わっていった感じです。第一に家族の一大行事。その準備も含めて数日落ち着かない日々を過ごしました。私自身にも一つ大きな仕事があり、緊張しましたがどうにか終わりました。

孫孫孫もよく遊びに来てくれました。
庭の花庭の花そして、庭の方はこの3週間でどんどん変化していきました。モッコウバラが満開の時期。ラナンキュラス、ミヤコワスレもいっぱい咲きました。
クレマチスその後クレマチスが次々と咲き始めました。
クレマチスクレマチスクレマチスクレマチス
デルフィニウムルピナスそしてデルフィニウム、ルピナスがいよいよ満開になり、庭が華やいだ雰囲気になりました。
シャクヤク続いてシャクヤクが主役の座に躍り出ました。
シャクヤクシャクヤクシャクヤク
夏の庭コーナー夏の庭コーナー夏の庭コーナージギタリス、スカビオサなども咲いています。

夏の庭コーナーではアヤメやアイリスが咲き始めました。
本当にこの時期は、一年で一番庭がにぎやかになる時期です。「庭を見たい」と言って、お客様が十数名ほど団体でいらっしゃった日もありました。この後もいよいよバラが開花し始め、ますます華やいでくれると思います。当分楽しみは尽きません。
ジャガーズガーデンジャガーズガーデンジャガーズガーデン
畑仕事そして畑仕事も進めました。ゴールデンウィークの初日に夏野菜の苗の植え付けをしました。今年もたくさんの苗を第一農園、第二農園に分けて植えました。経過はまたいずれ…。
畑仕事今年はジャガイモの生育がとても良いみたいです。収穫が楽しみです…と言いながら、ここ数日猿の襲来が続いているので心配です。日に何度もやってくるのです。

隣の畑ではジャガイモがすべて猿に引き抜かれていました。うちは今のところジャガイモはセーフですが、イチゴを少し食べられました。おちおちしてられません。
イチゴそのイチゴですが、今年もたくさん収穫しています。甘くて、ちょっとすっぱくてとてもおいしいです。
i自家製いちごジャム食べきれない分は妻にジャムにしてもらっています。こちらも格別においしいです。買ってくるジャムとはやはり味が違います。

そんな感じで、穏やかで幸せなゴールデンウィークでした。
「ジャガーズガーデン庭めぐり」
2022.04.21
ジャガーズガーデン我がジャガーズガーデンもいよいよ楽しみな時期になってきました。いろいろな種類の花のつぼみがいっぱいです。

一斉に咲いたらすごいことになるぞと毎日ワクワクして見ています。
ジャガーズガーデン ジャガーズガーデン ジャガーズガーデン ジャガーズガーデン
今日の庭の様子の動画を撮りましたのでご覧ください。
庭のバラ庭のバラ今年はまたバラも数本増えてにぎやかな庭になりそうです。新しいシュートもぐんぐん伸びてきていて楽しみです。
チューリップチューリップも最後の花を咲かせていますし、フロックス、ビオラ、矢車草などなど今咲いている花もいっぱいです。
ジャガーズガーデン ジャガーズガーデン ジャガーズガーデン
ジャガーズガーデンジャガーズガーデン日々進化し続ける我が庭「ジャガーズガーデン」です。
こたつの天板再生さて…仕事の方はこたつの天板を再生し、棚にしてほしいというお客様の仕事がほぼ完成し、スツールの制作に入っています。
「レーザー加工機」
2022.04.18
ケヤキの厨子ケヤキの厨子前回の里山だよりに書きました「欅(ケヤキ)の厨子」は無事完成し、お客様の元へと出発っていきました。
ケヤキの厨子厨子ですから中には小さな仏様のようなものを納められるのだと思いますが、とりあえずうちには適当なものがなかったので香炉を入れて撮ってみました。大きさがわかると思います。
ケヤキの厨子小さなものでもこういうものは精巧に作らなければいけないので、結構難しかったです。いい勉強になりました。
レーザー加工機ところで…実はもう1ヵ月以上前に工房に迎え入れていたのですが、紹介していなかったものがあります。それは…ジャーン!「レーザー加工機」です。シブいでしょう?カッコいいでしょう?

以前の里山だよりで書いた「秘密の小部屋」はこの機械を置いて使う部屋だったのです。ホコリ厳禁、室温管理が必要ということで作る必要があったのです。

なぜこの機械を導入することになったかというと…詳しくは言えませんが、簡単に言うと「ふるさと納税」がきっかけです。昨年末に急にある話が入り、急遽レーザー加工機を思いついて、それから色々調べ始めて何とか今年度末の3月半ばに導入しました。これを使って「ふるさと納税」の返礼品はもちろん、他にもいろいろ制作していく予定です。

とはいえ、ハイテク機械ですから簡単には使いこなせませんでした。パソコンにつないで使うものです。その設定やらなんやら、当初は全くちんぷんかんぷんで…一応説明書はついていますが、それだけでは全然使えません。(一応国産の機械なので、説明書が日本語である程度は詳しく書いてあります。一般的によく使われている外国産のレーザー加工機だと説明書自体が判読不可ではないかと思います。)

分からないことをメーカーに聞こうと思っても電話対応は無しです。すべてメールでのやり取り…何十回とメールのやり取りをしたと思いますが、返ってくる内容もまた専門的な用語のオンパレードでよくわからず、また聞き返す…みたいな…。

レーザー加工機illustrater(イラストレーター)などというソフトをちゃんと使ったのも初めてです。(持っていたのですが、宝の持ち腐れでした。) その使い方も日頃お世話になっているホームページの管理人の方にいろいろ教えてもらいながら少しづつ覚えました。

妻曰く「よくそういう新しいことに挑戦できるね(その年になって)」だそうで…。でも、私としてはいつも前向きに生きていたいと思っているだけで…。まぁ、難しくてもちょうどボケ防止になっていいかも…?

そんな感じで、四苦八苦しながら何とか使えるようになりました。カットをしたり、イラストや文字、絵や写真を彫刻したり…名入れなども簡単に出来ます。
レーザー加工機 レーザー加工機 レーザー加工機
レーザー加工機レーザー加工機木はもちろん、紙や皮、アクリル板、ゴムなど…いろいろな物が加工できます。やりようによってはガラスや石、金属などもできるようです。

さっそく結婚式の引き出物用の箱にレーザーで彫刻をしました。
レーザー加工機また、すでに「ふるさと納税」には、このレーザー加工機を使って「名入れサービス」を付加した新商品が掲載してあります。よかったら見てください。

今回この「レーザー加工機」を導入することにしたのは、そうすることによって、これから先、今までの仕事プラス(ずうっと思っていた)もう少し幅広い展開をしていこうと考えたからです。それはまた今後紹介していきます。
「いろいろ忙しい」
2022.04.01
桜暖かくなりました。工房裏手にある(お寺の)地蔵堂の前の桜が満開です。毎年見事な咲きっぷりです。
ジャガイモの芽今年は寒かったせいか、いつもよりは少し遅いですがジャガイモの芽も出始めました。そろそろ畑を片付けて(冬野菜を抜いて、草引きもして)夏野菜を植えるための畑の準備をしなければいけませんが、なかなかやっている暇がないので焦っています。
工房庭の花工房庭の花庭の花たちも一気に動き出しています。(庭の様子はまた次回にでも…)
さて、前回の里山だよりに書きました「胡桃(クルミ)の円卓」は東京へと旅立ちました。お客様が「搬入が難しいかもしれないので持ってきて組み立てて欲しい」と言われましたので直接納品に伺いましたが、周りはマンションや各国大使館が建ち並ぶ閑静な住宅街でした。

「すごい!思った以上です」と喜んでいただけました。現場で「寄せ蟻」による組み立ての様子も見ていただき、感動してみえました。何はともあれ無事納品出来てよかったです。
円卓の納品 円卓の納品 円卓の納品
九十九里浜そのあとは少し足を延ばして千葉県まで。一つ用事を済ませてきました。初めて見る九十九里浜は風が強かったです。
カッティングボードの最終工程カッティングボードの最終工程そして、一昨日は結婚式の引き出物にカッティングボードを選ばれた若い夫婦が、「自分たちも実際にやってみたい」とのことで最終工程を一緒に行いました。

穴をあけたり、鉋で面取りをしたり…。
カッティングボードの最終工程カッティングボードの最終工程サンディングをして仕上げ、塗装まで行いました。40枚ほどあり大変でしたが、若夫婦お二人でよく頑張りました。
さくらのコースターさくらのコースターそしてもう一つ。3月に入ってひそかに進行中の「ふるさと納税返礼品」の新商品が完成し、サイトに載せました。「さくらのコースター」2人用と5人用の2種類です。

自分たちで普段使いにはもちろんのこと、結婚式や記念日などのプレゼント用としてもいいかなと思います。(おしゃれな箱に入っています。)
名入れ2人用の方は「名入れサービス」もいたします。ふるさと納税サイトをぜひご覧ください。
ケヤキの厨子そして現在は「欅(ケヤキ)のお厨子」の制作が進行中です。良質な欅材を取りそろえ、木取りをします。
トチの杢材トチの杢材一部に栃(トチ)の杢材を使います。扉を開けたらキラキラの栃の杢が浮かび上がるという寸法です。
ケヤキの厨子ケヤキの厨子図面はあるもののそう簡単にはいきません。置いてみては考え、時間をかけて進めます。
屋根部分を削り上げ、ようやくここまで来ました。
ケヤキの厨子 ケヤキの厨子 ケヤキの厨子
ここからまだもうひと頑張りです。
ケヤキの厨子 ケヤキの厨子 ケヤキの厨子
「円卓」
2022.03.08
桃の節句3月3日は桃の節句。今年は初孫の初節句で、娘からお祝いのケーキが届きました。おいしく頂きました。
円卓の天板さて、「胡桃(クルミ)の円卓(直径110cm)」は完成に近づいています。板をはぎ合わせた後、まずは裏表ともに鉋掛けをします。
円卓の天板その後、ルーターという工具で円形にカットしていきます。(写真を撮り忘れたので前回のものを流用)
円卓の天板そのあと木端(こば)面を鉋できれいに仕上げます。ここで使う鉋は「反り台鉋」というものです。
その後いよいよこの円卓の肝である「寄せ蟻」の加工です。詳しくは過去の里山だよりにも書いてありますのでご覧ください。
寄せ蟻加工 寄せ蟻加工 寄せ蟻加工
円卓の脚円卓の脚脚の部材の加工も進めます。脚下の飾りもちょっとした見せ所。「際がんな」という鉋や彫刻刀を使って飾りを彫りだしていきます。
円卓の組み立て円卓の組み立て鉋で仕上げ、面取りもして、サンディングをして仕上げたら組み立てます。
円卓の脚下円卓の脚下脚下の表情もいい感じだと思います。
天板の角の面天板の角の面も取っておきます。ここで使用するのは「面取り鉋」という鉋です。
天板の角の面天板の角の面蝶ネジを緩めたり締めたりして、自由に面の大きさが変えられます。もちろん普通の平鉋でもできますが、こちらの方が同じ大きさの面を、しかも正確に45度(留)の面をきれいに作れます。

またトリマーという工具でもできますが、こちらの方がうんときれいに出来ます。
かくして仕上げまで完成したので、塗装に入りました。もう少しで完成です。
円卓の塗装 円卓の塗装 円卓の塗装
そして、いよいよこれから「欅(ケヤキ)の厨子」の制作に入ります。完成が楽しみです。
「ひこつい」
2022.03.01
ケヤキ無垢一枚板円座卓ケヤキ無垢一枚板円座卓欅(ケヤキ)の無垢一枚板円座卓は完成し、お客様宅へと旅立っていきました。

今回はお客様ご自身で遠方よりはるばる工房まで取りにいらっしゃいました。喜んでいただけて何よりでした。
欅一枚板円座卓欅一枚板円座卓また大きな無垢一枚板で残った材料もありましたので、それでスツールを2個制作してほしいとの追加注文もいただきました。
カッティングボードカッティングボード一方、カッティングボードの方も完成しました。今回は33枚ほどを作りました。
カッティングボード塗装も終わり、昨日ほとんどがお客様の元へと旅立っていきました。12月からお待ちいただいていたお客様もみえたので、ようやくお届けできてほっとしました。
クルミの円卓そして、引き続き「胡桃(クルミ)の円卓 直径110cm」の制作に入りました。3月に入りましたが、今月中に完成させなければならない案件がたくさんあってお尻に火が付いています。
アリウムギガンチウムチューリップさて、このところ2、3日少し暖かい日が続いたので、庭や畑に足を運んでいます。

庭ではアリウムギガンチウムやチューリップが芽を出し始めています。
バラの芽バラの芽も膨らみ始めました。
クリスマスローズスイセン気の早いクリスマスローズやスイセンが花を咲かせています。

いよいよ庭が動き始めました。なんだか心がそわそわとして楽しみです。
そして畑ではジャガイモの植え付けをしました。今年は寒かったのでもう少し後の方がいいかなとも思っていましたが、すでに種芋の芽が動き始めていましたので、やることにしました。種芋を半分に切って(芽をよく見ながら切ります)、藁灰を切り口につけておきます。こうして1日置きます。
ジャガイモの植え付け ジャガイモの植え付け ジャガイモの植え付け
今年も畝を8本、約150個ぐらいの種芋を植え付けました。

ところで…以前の里山だより(2010年3月16日2013年3月6日)にも書きましたが、我が家のジャガイモの植え付け方(畝の作り方)はちょっと違います。うちのようなやり方をする人はあまり見たことがありません。

一般的には溝を浅く掘ってそこに種芋を置き、両側から土を寄せていくという感じでしょう。園芸の本やネットなどを見ると大体そんな感じです。

ジャガイモの植え付けですが、私のやり方は昔(30数年も前)祖母に教えてもらったやり方です。このやり方はやってみるととてもよく考えられたやり方だと感じるので、ずっとそうやっています。
ネギの苗祖母と言えばもう一つ。本日ネギの苗も伏せました。延々と単純作業をしていると、しながらいろんなことを考えます。今日は祖母のことを思い出していました。

今回も種をまいて育てた苗が3種類。それを植えるのですが、これも昔祖母に教えてもらったやり方です。祖母が言うには「2本づつまとめて植える」のだそうです。
ネギの苗なぜかって?知りません。祖母がそう言ったからそうやっているのです。…というと「わけも分からずやっているなんて」と馬鹿にされそうですから、一応自分なりにもその理由も考えてみたことは言っておきます。

ですが、考えてみると昔の人は「何故か」なんていうことは言わないことが多かったと思います。木工業界、あるいは職人の世界もそうです。親方は懇切丁寧に教えてくれません。「盗め」「背中を見て覚える」などと…どうしてそうやってやるのかなんていう理由は言いません。聞く方が野暮というものです。

私の住む田舎では、昔から「ひこつい」という言葉があります。決していい意味の言葉ではありません。「ひこつい奴やな」「お前はひこついことを言うからあかん!」などと…簡単に言うと「理屈っぽい」とか「(いいニュアンスではない)頭がいい」というような意味でしょうか…そういうことを言う人間は、私の住む田舎ではよく思われません。

実をいうと(独断と偏見かもしれませんが)我が木工業界、特に「木工家」「家具工房」の世界の人たちはそういう種類の人間が多いと思います。一つには高学歴の人が多いということ。東大卒、京大卒、東京の有名大学卒業などの人や、超有名企業に勤めていた方、マスコミ関係、テレビ業界に勤めていた方などなど…結構そうそうたる経歴の方が多くみえます。

かつて友人の陶芸家(超有名な陶芸家です)が言っていたのですが、「木工の人は…」…何をか言わんやです。陶芸家の人たちはまた全然違います。この方も中学校を卒業して地元の陶業研究所(木工で言うと技能訓練校のようなもの)で研修した後、現場で修業を積まれただけです。決して高学歴ではありません。

私自身は(自分に対する戒めもあって)そういう(ひこつい)感じになることは言わないように気を付けようと思っていましたので、この世界に入ってそういう人を見るとあまりいい感じはしませんでした。

話がどんどん脱線してしまいましたが、理由はわからずとも良いものは何かしら「わけ(理由)」があるから生き続けるのです。そういうものは残していきたいと思っています。
「お雛様」
2022.02.16
以前の里山だよりにもちょっと書きましたが、今年は初孫の初節句です。お雛様を買って娘宅に届けました。

木のお雛様そんな折、近所に住むお客様(もうすぐ厨子を制作することになっています)が、何やら風呂敷包みを持って御出でになりました。

「うちではもう飾ることはないから佐藤さん飾ってみて」と言って置いて行かれました。自分の娘さんに使い、さらにお孫さんに使い、今ではもう使われなくなっているとか…。年季の入った感じの箱に入っていました。
組木の雛飾り組木の雛飾り聞くと、かの有名な玩具作家の小黒三郎さんの雛飾りだそうです。開いてみると重箱のような木の箱に糸鋸で作った組木の雛飾りが入っていました。
ばらばらにすると後になって元通りに納めることが難しそうなので、まずしっかり写真に撮ってから飾り付けをしてみました。
組木の雛飾り 組木の雛飾り 組木の雛飾り
組木の雛飾り組木の雛飾りいやあ、いい感じです。こういうのが本当の雛飾りなんでしょうね。これなら子供が触って遊ぶことができます。

雛飾りとはそういうものでありたいです。高価な雛飾りを買って娘に送った自分を恥じます。
木のお雛様この写真を娘にLINEで送ったところ、「もう少し小さくてもいいから、〇〇ちゃん(孫)にも作って」という返事が…他にもあれこれ作ってほしいとねだられ、「〇〇ちゃんの誕生日までにケーキも作って」などと…私なら何でも作れると思っているらしいです。

孫には弱い私…作ろうかな?……いや、作ろう!作るぞ!!急にやる気になってしまいました。

これまでも家具は巨大なものから小さいものまでいろいろ作ってきたのはもちろん、家(工房)、車庫、庭の東屋、小さなとんがり屋根の家、そして庭の様々な造作物、カヌー、ピザ窯などなど…いろんなものを作ってきた私。またまた「なんでも作りたい病」が出てきてしまいました。今度は木のおもちゃ作りになりそうです。
円座卓の天板円座卓の天板さて、仕事の方ですが、欅(ケヤキ)無垢一枚板の円座卓も完成に近づきました。

天板の木端(こば)を「蛇腹面」に削っていきます。ここで使うのは「反り台鉋」という鉋です。
ノミ加工ノミ跡そして、さらにその後からノミで彫っていきます。ノミ跡がいい感じになるはずです。
座卓の脚加工座卓の脚加工脚部の加工です。まずは角材を8角柱にします。こんな風に治具に載せて自動鉋で削っていきます。
座卓の脚加工座卓の脚加工そのあとはひたすら鉋で丸く削っていきます。周りに落ちた削りくずから見ると、おそらく数百回…いや、千回以上は削り作業をしたでしょう。
天板のサンディング仕上げをしてから脚部の組み立てを終え、天板のサンディングも終わりました。
円座卓の塗装円座卓の塗装そして最終工程、塗装に入りました。もう少しで完成です。
カッティングボードそして、引き続きカッティングボードの制作を進めています。35枚ほどの板全部に鉋掛けをしていきます。地味に疲れる作業です。
「欅の円座卓」
2022.02.10
積雪月曜日から火曜日にかけてまた雪が降りました。しかし、我が富加町あたりは比較的少なくて済みました。岐阜県は西濃地域(関ケ原、垂井町あたり)が大変だったようです。
我がジャガーズガーデンではたくさんの植物が相変わらず凍みた土の中で冬ごもり中です。

工房の庭工房の庭工房の庭しかし、中にはちらほらと芽を出し始めている植物もあります。

アリウムギガンチウムの芽が出ていたり、アジサイの芽が出ていたり…。
ルピナスとキンギョソウルピナスやキンギョソウなども、防寒の甲斐あってか何とか生きています。
デルフィニウム、ジギタリスも元気。ラナンキュラスはもうだいぶん前から芽を出しています。
デルフィニウム ジギタリス ラナンキュラス
工房内の小部屋さて工房の方ですが、前回書きました工房内の小部屋も完成しました。
ベニマツのドアベニマツのドアシベリア産ベニマツで作ったドアもばっちり納まっていい感じです。ドアの羽目板もベニマツの幅30cmぐらいの柾目の無垢一枚板です。なかなか無い貴重な板を使っています。

またこの小部屋の入口に看板をぶら下げようと思っています。
地松の一枚板のテーブル地松の一枚板のテーブル地松の一枚板のテーブルもいい感じです。この前に座って今里山だよりを書いていますが、贅沢でいい気分です。

あっ、椅子はとりあえず娘が子供のころ使っていた回転椅子を拝借して置いています。いずれちゃんとしたのを置こうかと思っています。
ケヤキ無垢一枚板の円座卓そして、小休止中だった欅(ケヤキ)無垢一枚板の円座卓の制作を再開しました。まずは鉋掛けをします。
ケヤキ無垢一枚板の円座卓ルーターで円形にカットします。分厚い欅(ケヤキ)の板なので、少しずつ慎重に削っていきます。バリが出てしまってはアウトですからね。
円座卓の脚脚を接ぎ合わせで作っていきます。
蛇腹面天板は、この後木端(こば)面を蛇腹面に仕上げていきます。
脚の部材脚の部材も角材化加工まで終わりました。この後ほぞ加工などをしていきます。
カッティングボードそして同時に、在庫切れで送ることができなかった残り分のカッティングボード(ふるさと納税)も30枚ほど追加制作しています。

カッティングボードはまた40枚ほど注文が入っているので、それはまた3月になったら作るつもりでいます。そして、このあと注文分の円卓や欅の厨子も制作しつつふるさと納税の新製品も作ってアップしていきます。
そうこうしていたら、ネットショップ(iichi)の方から「胡桃のお盆はもう無いですか?」「山桜の大皿はもうありませんか?」「山桜のどら鉢の在庫はもう無いですか?」…などたくさんリクエストが来ています。(今のところほとんどsold outになってしまっていますので。)

「春になったら作りますのでそれまでしばらくお待ちください」とお返事をしています。それについても制作していかなくてはなりません。忙しいことはありがたいことです。
「作業場の改造」
2022.02.04
クルミちゃぶ台クルミちゃぶ台前回に引き続き、「胡桃(くるみ)ちゃぶ台」の制作を進めます。

天板を接ぎ合わせをします。そして接着剤が乾いたら鉋掛けをします。冬場は接着剤の渇きが遅いので待つ時間も必要となってきます。
ルータールーターという工具で円形にカットします。
蛇腹面木端(こば)面を「蛇腹面」に加工します。内丸鉋で削って成形します。
天板のサンディング天板のサンディング天板をサンディングして仕上げます。脚部の方もすでに完成しています。
ちゃぶ台の塗装ちゃぶ台の塗装塗装をして完成です。すでに先週、お客様の元へと旅立っていきました。
続いて「欅(ケヤキ)無垢一枚板の円座卓」の制作へとかかりました。まずは天板をフラットに削って円形にカット…と思ったところで、いったんストップ。機械屋さんに修理を頼んでいたバンドソーの部品が来たので、ついでにバンドソーを大移動して、あることを実行することにしました。

バンドソーまずはバンドソーを置く場所の確保です。材木を大量に立てかけてあったところを整理して、いらない木(使わないであろうと思われる端材みたいなもの)を大量に処分しました。処分というのは捨てることではなく、薪ストーブの薪にするために切って袋に詰めてしまっておきました。

そして、スペースができたところへバンドソーを移動しました。
工房の中続いて、バンドソーが置いてあったところを仕切って一坪ほどの部屋に改造します。そのためにまたまたいろんなものを片付けにかかりました。そんなわけで工房の中はぐちゃぐちゃになってしまいました。

でも、おかげで長い間使っていなかったものを思い切って捨てることができました。私はどちらかというとなかなか捨てられない性格で、いろんなものを「まだ使えるだろう」と思って取っておくことが多いです。例えば使い古しのサンディングペーパー。まだ使える部分があるからと思って取っておくのです。

また、納品の際に包んでいったプチプチ。「一回使っただけだからもったいない、また再利用しよう」と思って取っておくのです。そんなようなものが工房の中にいっぱいたまっていました。その他にも、もう使わないだろうと思われる治具など。とにかく、この際思い切って捨てることにしました。

部屋作り部屋作りそして、少しすっきりしてから作業を開始。柱を立て、桟を打ち付けて壁を貼り、天井を貼って形になりました。そして、電気屋さんに配線をしてもらって部屋は完成しました。(写真を撮り忘れるほど一心不乱に作業を進めていました。)

と、簡単に書きましたが、なかなか大変な作業でした。ここまでの所要時間は2日!結構早業でしょ?
作業テーブルそれから、続けてこの一坪部屋の中に置く作業テーブルを作りました。脚部はその辺にあるありあわせの材料で…。

でも、タモ、ケヤキ、山桜、ウォルナット、栃…良い材料ばかりですよ。家具屋ならではの役得です。
天板をどうしようと考えていたところ、「あっ、そういえばあれがあったわ!」と…実は以前ある方に、京都の有名なお寺を改築したときに捨てられそうになっていた建具や調度品の部材をいただいたのです。「佐藤さん、捨てるのももったいないから使えるものなら使ってやって」と。

その中に真っ黒になっている古びた大きな板(幅90cmぐらい、長さ190cmぐらい)がありました。「多分接ぎ合わせ板だろ?」と思っていましたが、よく見たらなんと大きな松(地松)の一枚板でした。30mmほどの薄い板でしたので、裏側には反り止めが入っていました。

松の一枚板その板を表だけざっと削って仕上げました。ヤニが入っていてすごい模様ですが、迫力のある表情です。ところどころ小さな割れもありますが、そんなことは気にしません。とにかく、何百年前のものか知りませんが、すごい歴史を感じる松の一枚板です。

もうこれ以上狂うことはないだろうと、そのまま仕上げて脚部に取り付けました。無塗装で使います。作業机にするにはもったいないぐらいのテーブルが完成しました。ちなみにテーブルを作るのにかかった時間も2日。早業です。

そして、最後の作業は入口のドア制作です。どうせ工房内の扉だからなんでもいいからありあわせのドアか、ホームセンターのアウトレットの安いのを買ってくるか…と思っていましたが、結局ちょうどのものが無くて、自分で作ることにしました。
シベリア産ベニマツシベリア産ベニマツ材料は大好きな「シベリア産ベニマツ」。今では手に入らない超貴重な木材です。そういう木材であるベニマツに敬意を表して、しっかり作ることにしました。(工房の中のドアなのに?)

仕口も一応「馬乗りほぞ」という仕口を使います。ここも手仕事でやります。
工房内のドア工房内のドアこうして一度組み上げてみました。あとは羽目板を入れたり、ノブを付ける加工をしたりして完成させます。

こちらは一応塗装(オイル仕上げ)もするつもりです。ここまで1日。2日で完成の予定です。
ところで…「何の部屋を作ってるんだ?」とお思いでしょう。遊び場ではないですよ。まだ内緒ですが、もうすぐある機械がやってきます。それをこの部屋に入れるのです。

ホコリ厳禁、ある程度の室温管理も必要…とのことなので、こうして部屋を作っているのです。その機械がここに入ったらまた紹介するつもりです。
「年末年始そして今」
2022.01.21
若鳥丸1匹もう1月の下旬となります。今さらですが昨年の里山だよりでは書けなかった年末年始の我が家の出来事をちょっと…。

まずはクリスマスのこと。今年もまたサンタクロースから突然電話が。「また(今年も)鳥の丸(1匹)を持っていくで!」と…そして、やはり届いた若鳥の丸1匹。今年もダッチオーブンで丸焼きを作ることになりました。
鳥の丸焼きかくしてクリスマスの夜、夫婦二人きりの我が家の食卓に、食べきれないほどの立派なチキンがドーン!と置かれたのでありました。
クリスマスケーキ一応ケーキも買って。ジャガーがクリームを狙って身を乗り出しています。
お雛飾りそして、初孫の初節句を控えて、お雛飾りを買いに行ってきました。お店の人曰く「日本一の飾り付けに伺います」だそうで…奮発して買った甲斐がありました。
お餅つき28日は毎年お餅つきの日です。今年もお飾り用、伸し餅、そしてあんころ餅、黄な粉餅、大根おろし餅を作って食べました。
大晦日大晦日は息子夫婦も帰って来てくれたので、夫婦二人の寂しい年越しではなく、にぎやかな年越しとなりました。焼きイワシと年越しの煮物は定番です。

お嫁さんが「真夜中の初もうでに行ってみたい!」と言ってくれたので、久しぶりに家族全員で歩いて近くの神社に初もうでに行けました。
初詣年が明けて、名古屋の熱田神宮と岐阜のお千代保稲荷(おちょぼさん)に初もうでに行きました。

熱田神宮で引いたおみくじはナント「大吉」!すべてうまくいくという内容だったので大喜び。でも内容があまりにも良すぎてちょっと怖くなったので、いつも以上に今年は身を引き締めて過ごそうと思ったのでした。
お年玉お年玉孫にはお年玉を…親に預けました。「これでお食い初めの食器を買うわ」だそう。

順調にすくすく育っており…あいかわらず「孫はかわいい!」。はい、じじバカでした…。
ふるさと納税そんな感じで駆け足で年末年始の我が家を振り返りましたが、仕事の方はやはり年末年始は「ふるさと納税」に追われます。

今年も1月7日時点で(工芸品・装飾品の部5000点以上のうち)全国10位(昨年は6位)、岐阜県1位となっており、けっこうたくさんの注文をいただきました。
ふるさと納税ふるさと納税まずは30枚ほどを各地へ送りました。梱包がまた大変…昨年はたまたま家族が手伝ってくれたので楽でしたが、今年は私一人でやることになり、大変でした。まだ足りない分はまた作って送ります。
ちゃぶ台ちゃぶ台そして、ちゃぶ台の制作へと移りました。相変わらず手仕事で「天秤指し(蟻組み)」の組み手加工をしております。
天秤指し(蟻組み)天秤指し(蟻組み)今までどれだけの数をこなしてきただろう…。でも、毎回緊張して作業しています。
けやき一枚板そして、このちゃぶ台が完成したら、引き続き欅(欅)一枚板の円座卓の制作です。その後、胡桃(クルミ)の円卓(直径110cm)、欅(ケヤキ)の厨子の制作へと移っていきます。

また、その間にカッティングボードの残りの分数十枚を制作し、発送します。さらに3月中に「ふるさと納税」の新製品を一つ制作し、掲載予定です。

こうやって考えてたら、当分結構忙しくなりそうです。そんな感じで今年の3分の1がまた終わって行くのでしょう。時の過ぎるのは早いもの…1日1日を大切に、楽しく過ごしたいものです。
「年始の挨拶」
2022.01.01
謹賀新年謹賀新年あけましておめでとうございます。

コロナ禍転じて福となす。新しいことにも挑戦していく、そんな一年にしたいと思います。
工房の庭の花工房の庭の花今年一年、良い年でありますように。本年もよろしくお願いいたします。