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里山便りバックナンバー2020
里山便りバックナンバー2020
「年末の挨拶」
2020.12.24
木工房のギャラリーありきたりなフレーズになり恐縮ですが、今年はコロナに明けコロナに暮れた1年となりました。

今年の1月から2月初めの時点ではそんなことは想像だにしませんでしたが、その後2月の下旬になって一気に様相が変化しました。3月の里山だよりにも書いていますが、まさに戦争中の暮らしぶりを想像させるような現在の状況になっています。
木の小物それでも前を向いて生きていくしかありません。希望を持って、工夫を凝らして生活を進めていこうと思います。

仕事の方はさすがにちょっと厳しい1年でしたが、その分違う展開も開け、ある意味今年は天が私に与えたテスト(良い機会)だったと理解しています。
ダイニングテーブルセットダイニングテーブルセットそんな中でも、今年もリピーターの方からのお仕事をいただいたりしました。本当に長年ぶりにお会いする方も見えて、楽しくお仕事もさせていただきました。
手作り家具の丸テーブル逆に「ふるさと納税」の小物をきっかけに家具のご注文を頂いた方もおられ、新しい出会いとなりました。
学習机長いおつきあいをさせていただいている方はもちろんのこと、ネットの手作りサイトふるさと納税などからご注文をいただく数多くの新しいお客様もすべて、私にとっては心に残るお客様となります。これからも一つ一つの仕事を大切に、誠意を込めて仕事に励んでいきたいと思います。
家具工房の窓から今年1年本当にありがとうございました。来年もまたよろしくお願いいたします。それでは皆様、良いお年をお迎えください。
「今年もあと少し」
2020.12.23
寒くなってきて工房では毎日薪ストーブを焚くようになりました。ところが、このところどうも薪ストーブの燃え方がおかしいと感じていました。とにかく工房の中が煙でくすぶるようになったのです。

うちの薪は家具の制作で出た端材を燃やすので、それはよく乾いた広葉樹です。ですから完全燃焼するので、まさかすすがたまることはあるまいと思っていました。おそらく10年以上煙突のすす払いなどはしたこともなかったのです。それでもよく燃えていましたから。

ですが、このところのくすぶり方はちょっと異常なのでついに煙突のすすを掃除することにしました。すると、カバーを外してみてびっくり!向こう側が見えないくらいすすがたまっていました!!

薪ストーブこれではさすがにくすぶるはずだと思いました。煙突をすべてきれいに掃除して元に戻し、焚いてみました。

今度は嘘のように勢いよく、煙もほとんど出ないくらいに燃えました。やはりいくら薪がカラカラに乾いていても煙突のすす払いは大切なんだなと、今さらながら教えられたのでした。
受注分の制作さて、今年も残すところあと1週間ほどになりました。早いものです。特に今年はコロナ、コロナでほかに何も無く、一層時の過ぎるのが早く感じました。

しかし、工房の方はまだ今年が終わらない感じです。ふるさと納税やネットの手作りサイトの受注分はまだ制作が終わらず、さらにご注文分の椅子やら円卓と椅子のセットやらなにやらの制作もだんだんと期限が迫ってきています。さらに、ちゃぶ台おにぎりスツールの在庫分の制作もしなければいけません。
カッティングボードところで、先日追加で制作したカッティングボード35枚も完成しました。
カッティングボード私の勝手な想像ですが、うちのカッティングボードは数あるカッティングボードの中でも比較的大きめだと思います。というか、ちょうどいいサイズだと思います。というのは、このサイズであれば普通にまな板としても使いやすいですし、もちろん料理やおやつなどを載せて出すにも大きすぎず小さすぎずちょうどいい大きさだと思います。

いろいろ他のカッティングボードを見てみますが、全体にもっと小さいものが多いようです。うちのは幅18cm×長さ40cm(持ち手の部分を取ると30cm)×厚み20ミリぐらいです。一般的によくあるものは幅13cmとか15cmぐらい、長さは(持ち手も含めて)30cm以下というのが多いです。ちょっと料理を載せたりおしゃれに使うにはいいですが、それもあまり大きめのものは載せにくいです。

もちろん、 まな板としてはちょっと小さい感じになります。最近流行りの「ソロキャンプ(おひとり様キャンプ)」ぐらいにはいいかもしれませんが…。
おにぎりスツールおにぎりスツールそういうわけで、結構注文を頂いて制作しています。おにぎりスツールの方も制作中です。あと1週間でできるところまで走ります。
「iichi 手作り小物」
2020.12.17
昨日は今年初めての雪が降りました。そして非常に寒い一日でした。積雪とまではいきませんでしたが、同じ岐阜県の飛騨にある材木店に木材の注文をしようと思って電話したところ、「60cmも積もっていてまず(土場の)雪をどかさないと(除雪しないと)材木が出せんわ」と社長が言ってました。

庭の花庭の花たちもすっかり凍みています。少し前までは暖かい冬だったので、デルフィニウムなどすでに花が咲き始めるくらい異常な状態でした。ところがこの寒さで一気に凍みてしまい、もう駄目でしょう…。
庭の花でも、凍みなければ強くはなりませんから、それはそれで大事です。
庭の花庭の花凍みては困る花たちは、夕方になると必ずビニールで覆ってやるのが日課になっています。
ところで、以前書きましたが、ネットの手作りショッピングサイト「iichi」でも少しづつご注文いただいていますが、先日木の器を買ってくださったあるお客様のメッセージに大変感激しました。

クラロウォールナットのどら鉢「クラロウォールナットのどら鉢」を買っていただいたのですが、そのメッセージがこちらです。
半布里工房様
繊細で大変美しい器が今、届きました。ありがとうございます。長年、ウォールナットの器を探してまいりましたが、やっと巡り合えました。それも理想を超えた器と。

「クラロ」とはブラックの意味でしょうか。この凛とした姿、良い香り、羽のような軽さ……。感動が止まりません。大切にいたします。本当にありがとうございました。

時節柄、くれぐれもご自愛ください。どうぞ、穏やかなクリスマスと新年をお迎えくださいませ。感謝。

私が「クラロウォールナット」の説明をさせていただいたところ、再びメッセージが来ました。

半布里工房様
クラロウォールナット、そんなに希少で入手困難なウォールナットなのですね。そんな貴重で高価なウォールナットの器を、こんなにお安く頂けたとは、何という幸運でしょう。改めて感謝いたします。

コロナ禍で1月から外出を控え沈んでいた心が、濃く繊細なこの器を眺め触れていると、深く静かな感動と、沸き立つ思いで満たされていきます。この木を慈しんで育てた方々の手間と愛情。その思いを受けて、丁寧なお仕事で器にしてくださった半布里工房様のおかげです。重ねてお礼申し上げます。

こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。どうぞ、良いお年を。感謝。

私は木工旋盤の扱いについてはまだまだ未熟で、これからもたくさん修行を積まないといけないと思っていますが、そんな私の作ったものに対してもこのような言葉を頂けて大変うれしく思いました。

こういうお客様がいらっしゃる限り、やはりこれも作り続けていかなければならないなと思ったのでした。(量産できるものではないので、楽な仕事ではないですが。)

カッティングボードカッティングボードさて、ふるさと納税の方も本日また注文が大量に入り、作っても作っても足りないという状況になりつつあります。当分がんばらねばと思っています。
「我が家改造」
2020.12.11
山桜の円卓前回の里山だよりに載せました「山桜の円卓」は無事はるばる大分県までお嫁入しました。

お客様には里山だよりの動画を何度もよく見ていただき、ご自分で天板と脚部を組み立てていただきました。電話でもやり取りをしながらの作業でしたが、なんとか無事うまく組み立てできて良かったです。
想定外の出来事といえばお客様がお使いになっている「げんのう(かなづち)」が、私が普段使っているものと比べて小さく(力が弱く)、叩き込むのに時間を要したことぐらいでしょうか。

お客様「(電話口で)なかなか入っていきませんけど、間違ってないでしょうか?」
私「矢印を合わせて嵌められたのであればそれで間違いないです。」
お客様「3cmぐらいは進みました。」
私「ならば大丈夫です。それで間違ってません。結構進んでるじゃないですか。がんばって叩いてください。」

という感じでやり取りしながら、無事完了しました。私としては当たり前に大きなげんのうを使うものだという、私の勝手な思い込みが悪かったです。やはりそこまでちゃんと確認をしておくべきだったと、一つ勉強になりました。でもお客様には、「寄せ蟻」「吸いつき桟」というものがどれぐらいのきつさではめ込まれるものなのかがわかってよかったとは思います。ゆるゆるの吸いつき桟では全然その役目を果たさないですから。

カッティングボードカッティングボードさて、工房では「ふるさと納税」の返礼品である「カッティングボード」20個が完成間近です。鉋掛けをして、仕上げていきます。
カッティングボードカッティングボードこの後、塗装に入ります。ようやく完成…と思っていたら、また急遽追加制作しなければならなくなりました。今年も残り少なくなって、皆さん駆け込みでふるさと納税されるのでどんどん注文が入ってきます。

結局また追加で35枚…これから大至急作ります。
ブロック積みの構造物ブロック積みの構造物ところで、このところ我が家のほうも家の内外ともにいろいろ作業を進めています。前回の里山だよりに少しだけ載せたブロック積みの構造物も完成しました。
ブロック積みの構造物丁番などは(簡易)溶接に挑戦しましたがうまくいかず、結局ネジで組み立てました。溶接技術も必ず覚えたいと思っています。
そして、次は母屋の前の庭です。家の玄関部分なのですが、普段私たちは使わないので(いつも裏手の工房のほうから帰ってきて、裏の玄関から出入りをしています)、どうしても手入れが行き届かず、草が生え放題になって見苦しい状態になってしまいます。
母屋の前の庭 母屋の前の庭 母屋の前の庭
母屋の前の庭母屋の前の庭そこで思い切って大改造。草の生えない(手入れが簡単な)庭にしようということです。まずは草(芝生)を全部削り取ってきれいにしました。
庭の手入れ要所要所に石も埋めて。
防草シート防草シート防草シートを敷き詰めます。
そして砂利を敷き詰めて完成です。こう書くとなんか簡単に出来たように見えますが、これでも敷き詰めた部分だけで20㎡弱ありますから、結構大変でした。
砂利の敷き詰め 砂利の敷き詰め 砂利の敷き詰め
庭の手入れところが、実はこれで終わりません。どうせ砂利を持ってきてもらうならついでに中庭もやるか!ってことで、中庭(こちらも20㎡ぐらいあります)も一気にやることにしました。

まずは同様に整地をして…このあと防草シートを敷いて砂利を入れます。今度は息子にも手伝ってもらうつもりです。
座敷の畳最後にもう一つ。座敷の畳も替えました。新しい畳の匂いがいいですね。
「山桜の円卓 組み立て動画」
2020.12.01
庭庭の一角にまた何やら作り始めています。ブロックを積んでモルタルで固めていきます。
庭こういう仕事は今まで何度もやってきましたのでお手の物です。(プロの左官屋さんのように完成度は高くありませんが…。) 崩れてこないように、ちゃんと鉄筋も入れてあります。
山桜の円卓さて工房では、このところ制作中であった「山桜の円卓」が完成しました。今回は大分県のお客様からのご注文です。

天板と脚部を外した状態で搬入し、組み立てなければならないという事情もあるので、つい先月ぐらいまでは直接配達するか、あるいはお客様がご自分で取りに来られるか(そういうご希望でもありました)というようなことを思っていました。しかし、ここのところのコロナの感染拡大状況もあるので、運送屋さんに頼むことにしました。

搬入のことを考えて天板と脚部を別個にして梱包して送り、お客様ご自身で組み立てていただくことにしました。(実はお客様ご自身がその体験をしたいとおっしゃっていたこともあるので、ちょうど良い機会になるかと思います。)

そのためにまず動画を撮ってこの里山だよりに載せて、それを見ながら組み立てをしてもらおうと考えました。(さらに念を入れて、リモートで私がアドバイスもできるようなことも考えています。) それでは組み立ての動画をご覧ください。ちょっと照れ臭いですが…
カッティングボードまたまたカッティングボードの在庫がなくなったので作り始めました。この後、続いて「おにぎりスツール」「ちゃぶ台」も作らなくてはなりません。この時期は「ふるさと納税」も忙しくなります。
「秋じゃがの収穫」
2020.11.27
カラスウリ♪ 真っ赤だな 真っ赤だな カラスウリって真っ赤だな … ♪♪
サザンカ♪ サザンカ サザンカ 咲いた道 たき火だ たき火だ 落ち葉たき … ♪♪
工房周辺今は晩秋?初冬?どっち?

今日はよく晴れて暖かい日でした。空は秋晴れ…やっぱり晩秋か…。
秋じゃが先日急に思い立ち、秋じゃがの収穫をしました。見た目はまだ茎も葉も青々としていてまだまだかなという感じなのですが、試し掘りをしたらすでに巨大化していたので、これはいけないということで一気に掘り上げました。
秋じゃが今年は春じゃがは不作で全体に小ぶり(春じゃが収穫の様子はこちら)でしたが、今回は全く逆で全体に大きくなりすぎているぐらいでした。

(うちの規格でいうところの)LLサイズとLサイズがたくさん取れました。さっそくレンジでチンしてマヨネーズと醤油につけていただきました。甘くておいしかったです。
山桜の円卓さて、工房では山桜の円卓がいよいよ完成に近づいています。

脚部の部材を仕上げたら組み立てます。
山桜の円卓脚が固まる間に天板のほうを仕上げます。側面を鉋で削って仕上げます。
山桜の円卓天板の角の面取りをします。今回は少し大きめの「切り面」にします。「面取り鉋」という鉋を使います。

トリマーという工具を使ってもできますが、それでやるとバリが出たりして美しくないのです。やはり手工具が一番きれいにできます。

山桜の円卓バランスを見ながら、大きすぎず、小さすぎず、ちょうどいい感じになるように面を決めます。
山桜の円卓天板をサンディングして仕上げます。
山桜の円卓いよいよ塗装に入りました。
山桜の円卓こうして1週間近くかけて塗装を終えると完成となります。次回はその組み立ての動画を上げるつもりです。
小物の梱包話は変わり、小物のほうですが「ふるさと納税」やネットショップのほうの注文も続いており、その発送もなかなか大変です。あまりこういうことに慣れていなかったので最初は結構時間もかかりましたが、だいぶん慣れてきました。それでも週に2回ほどはこうした時間に取られます。もちろんうれしいことですが…。

急遽発送専門の人を雇おうかなんて…そんな余裕があるはずもありません。チャン、チャン…。
「山桜の円卓」
2020.11.20
工房の庭庭先日来続けている庭の花の苗植えも大体終わりました。

新しく作った切り花花壇にもキンギョソウやキンセンカ、ナデシコなどを植えました。まだまだこの先春にかけていろいろ植えていく予定です。
工房の庭そして、jagar's garden全体にいろいろな種類の花苗や球根を何百個も植え付けました。アリウムギガンチウムやチューリップ、アネモネなどの球根類も100個ほど植えました。
工房の庭庭ビオラなどは庭のあちこちや鉢に80個ほど(いやもっとかも)植えてあります。
工房の庭水やりと一部の花に対しては夜の霜よけのカバーをすることが日課となっています。こうやって冬を乗り切り春の到来を待ちます。
畑からはそろそろ冬野菜を取ってきては食卓に上げています。カブやダイコン、キャベツやレタス、ネギなどです。今日は白菜も一つ試しに取ってきました。どれもおいしくいただいています。

サツマイモサツマイモも収穫しました。これでもまだ少し残してあるぐらいですが、良い大きさのものがたくさん取れました。
サツマイモビニールハウスの中に掘ってある穴にもみ殻を入れて、その中に貯蔵しておきます。この上に毛布をかぶせれば万全、これで冬の寒さも安心です。
天板の鉋がけさて、工房では山桜の円卓の制作が続いています。

接ぎ合わせの終わった天板を鉋がけします。このところ暖かいのでこの作業で一汗かきました。
山桜の円卓裏表鉋掛けが終わったら円形にカットしていきます。いろんな方法がありますが、私はルーターという工具を使います。
サンディングそのあと裏側を一度サンディングします。
反り止め加工ここから、この円卓の肝の一つである「寄せ蟻(反り止め)」加工に入っていきます。

まずは墨線を引きます。
寄せ蟻の加工次にルーターで蟻溝をほっていきます。
寄せ蟻の加工トリマーという工具で、蟻を利かす部分とそうでない部分を分けていきます。
寄せ蟻の加工次はその蟻溝にピッタリ合うように蟻桟を加工していきます。(途中の写真が撮ってないのでわからないですが、少しづつ削っては嵌め、削っては嵌めを繰り返して加工していきます。ちょうどよいきつさの嵌めあいにしなければならないので慎重を要します。)
寄せ蟻寄せ蟻こうして「寄せ蟻」の完成です。叩き込むと刻んだ跡は全く見えなくなります。
山桜の円卓の脚部脚部の部材を鉋掛けします。
山桜の円卓の脚部脚下と上の部分に飾り面を施します。際鉋(きわがんな)という鉋を使ったり、突きノミを使ったりして成形していきます。
山桜の円卓こうしてだんだんと完成に近づいています。
「長い間ありがとう」
2020.11.13
電動鉛筆削り以前書いたことがあるのですが、長年使ってきた電動鉛筆削りがついに壊れてしまいました。

この鉛筆削りは私が小学生のころ買ってもらってずっと使い続けてきた物ですから、もう50年以上になります。これまで本当によくもってくれました。こんなに長く活躍してくれてありがとうという気持ちしかないです。

思えば、最近のものはハイテクになりすぎてすぐ壊れます。大体電子機器の部分が壊れたらもう終わりですから。(この間なんかトイレの便座のウォッシュレットが壊れて修理を頼んだら「一体型ですから便器ごと全部交換しなければなりません。」なんて言われて、結局全交換となって結構高くつく羽目になってしまったぐらいです。まぁ、ついでにトイレ全体のリフォームもしてしまいましたが…。)

それに比べると昔のものはアナログで構造が単純だから大体永くもつものが多いと思います。私なんかはハイテクでなくてもいいから長くもつもののほうがいいように思うのですが、いかがですか?
山桜の円卓山桜の円卓さて工房では大分県のお客様の「山桜の円卓」の制作にかかっています。

直径120cmの円卓で、分厚い山桜の一枚板3枚を使って接ぎ合わせます。
山桜の円卓厚みが60mmから75mmほどもあり幅も60cmm以上ある一枚板3枚で、しかもただでさえ重い桜の板ですからそれをカットして接ぎ合わせるのは結構大変です。とりあえず挽き割って接ぎ合わせの準備が出来ました。
山桜の円卓山桜の円卓そして削っていきます。75mmもある分厚い板を大体40mmぐらいまで落とします。まさに木工とは引き算の仕事です。
家具の削り屑こうして大量に削ると削り屑も大量に出ます。ふと思いたち、もったいないのでそれを新しく作った花壇の通路に敷き詰めることにしました。
畑の草ひき急に話が飛んでしまい恐縮ですが、まずは草の生え放題だった畑をきれいに草ひきしました。
削り屑の花壇そして花壇を作りました。この花壇は切り花花壇にする予定です。その花壇の通路部分にまずは防草シートを張ってからその上に桜の削り屑を敷き詰めました。
削り屑の花壇桜の赤が浮いた感じになってますがそのうち馴染んでいくと思います。それにしても、またまた花壇が増えてしまいました。「jagar's garden」は拡大するいっぽうです。
天板の接ぎ合わせ話を戻します。円卓の方は天板の接ぎ合わせに入ります。重くて大きな天板ですので一気に接ぎ合わせるのは大変でリスクもあるので、今回は2段階に分けて接ぎ合わせることにしました。

まずは1回目の接ぎ合わせが終わりました。
天板の接ぎ合わせそして2回目の接ぎ合わせです。
脚部の加工その間に脚部の方も加工を進めます。木取りをして角材を作ります。
ほぞやほぞ穴の加工ほぞやほぞ穴の加工ほぞやほぞ穴の加工をしていきます。
小根付き2枚2段ほぞ重い天板をスマートなデザインの脚で支えるので大事なのはほぞの強度と加工の精度です。

ほぞは「小根付き2枚2段ほぞ」としました。これで組み立てれば固くて強い桜の木ですからびくともしなくなるはずです。こんな感じで進んでいきます。
ところで、ネットショップやふるさと納税の方でのご注文も、おかげさまでたくさんいただいています。その発送作業も続いているのですが、中には「プレゼント用のラッピングをしてください」というご希望の方もあります。当方はそういうのは専門のお店ではないので、その旨をお伝えしたうえで出来る限りのことをさせていただくことにしました。

ラッピング今回はこんな感じでラッピングをしました。さて気に入っていただけるかな?
「無農薬野菜」
2020.11.05
無垢の木の椅子無垢の木の椅子先日来制作していた「πチェア」は完成しております。

前脚と後脚を「南京鉋」という鉋で成形します。そして組み立てます。
肘・背の方も成形をして仕上げていきます。ここでも「南京鉋」が活躍します。
無垢の木の椅子 無垢の木の椅子 無垢の木の椅子
無垢の木の椅子無垢の木の椅子組み立てをし、ボンドがしっかり固まってから仕上げの成形にかかります。

彫刻刀、切り出し刀、やすりなどを駆使して、どこから見てもできる限り美しいラインになるように成形していきます。
塗装をして完成しました。すでにお客様の元へと旅立っています。
無垢の木の椅子 無垢の木の椅子 無垢の木の椅子
カッティングボードそして同時に進めてきたカッティングボードも完成しました。在庫切れしていたので今回もたくさん作りました。

しかも今回はクルミばかりです。なぜかクルミが一番人気があります。
カッティングボードカッティングボードすべての板に鉋掛けをし、糸のこ盤で形を切っていきます。
カッティングボード塗装をして完成です。本日、早速半分ほど発送しました。
木工房の畑ところで畑の方もいろいろ進めています。イチゴの苗は本植えをし、しっかりと根付いて新芽が大きくなり始めています。
木工房の畑キャベツやレタス、ブロッコリーも大きくなっています。レタス、キャベツはすでにいただいています。
菜っ葉類正月菜、ナバナ、ホウレンソウなどの菜っ葉類も少しづつ大きくなっています。
大根タマネギ大根も少し大きくなり始めています。タマネギの苗も20センチぐらいになってきました。今週末か来週ぐらいには植えようかなと考えています。
白菜白菜もずいぶん大きくなっています。
白菜苗が小さいうちは防虫の網をかぶせていましたが、網を押し上げるほど大きくなったので網を外してからずいぶんと虫に食われています。

小さな黒い虫がいっぱいついています。「ダイコンハムシ」というのだそうです。こんな風に虫に食われないようにするために、多くの人は農薬を使います。あとから散布するタイプの農薬や苗を植える時に土壌に混ぜ込むタイプの農薬などさまざまです。

そういう農薬を使えばきれいな白菜が取れると思います。しかし、私は使いません。基本的にできる限り「無農薬」で野菜を作りたいと思っているからです。
白菜自分で家庭菜園をするからにはお店では買えないような「おいしく安全な」野菜を作るのでなければ意味がないと思っているからです。家計を助けるために家庭菜園をやっているわけではないです。(お金の計算をしたら家庭菜園などやらないほうが得だと思うぐらいです。)

農薬をバンバン使って見た目は良い(けれども)体には良くない野菜を作るくらいなら買ってきて食べたほうがいいです。
白菜そんなわけで毎朝畑に行ったときに虫を見つけては指でつぶしていますが、当然そんなことでは追い付かないぐらい次から次へと虫がついてきます。

でもそれは仕方がありません。虫が食うということは「安全でおいしい」ということなんですからあきらめるしかないです。それでも大丈夫です。中の方は何とか食べれるぐらいの実が出来てきますから。
大ショウガ大ショウガも順次収穫していただいたり、人に差し上げたりしています。
大ショウガ残りを一気に掘ったのでカミさんが保存用に調理してくれました。梅酢につけたり、ホワイトリカーに漬けたり、みじん切りにして冷凍したり、ショウガ湯の素を作ったり…。
畑の方も何かとやることばかりですが、庭の方も今が大事な時期です。来年の春、夏の庭を思い描いてその準備をします。いわば庭のデザインをする時期です。宿根草、一年草様々な花の苗を庭のあちこちに植えて冬越しさせます。前にも書きましたが「寒い冬を越えてこそ、しっかりと根が張って元気で勢いの良い花が咲く」のだと思っています。(人間も子育ても同じです。)

デルフィニウムに引き続き、ジギタリス、タチアオイ、ルピナス、キンセンカ、ビオラ、金魚草、クレマチスなどさまざまな苗を植えました。苗は買ったものもありますし、自分で種から育てたものもあります。
工房の庭 工房の庭 工房の庭 工房の庭 工房の庭
ポピーポピー今年はポピーの種3種類も撒きました。果たしてうまく育ってくれるか?庭の楽しみは尽きません。
「近況」
2020.10.23
まずはお知らせです。10月20日(火)からこのホームページがリニューアルしています。お気づきになられたでしょうか?画像を新しくしたり、一部内容を変更したり新しくしたりして見やすくなっていると思います。

また一番大きな変更は「スマホ」などのモバイルで見た場合に、全く新しい画面になっているということです。(モバイル対応) ぜひスマホでもご覧いただき、ご確認いただければと思います。

さて、先日愛知県のお客様のところへ「セン無垢一枚板拭き漆ダイニングテーブル」をお届けに行ってきました。
栓(セン)無垢一枚板拭き漆ダイニングテーブル 栓(セン)無垢一枚板拭き漆ダイニングテーブル 栓(セン)無垢一枚板拭き漆ダイニングテーブル
およそ20年も前に制作したもので、今回は拭き漆の再塗装ということでした。とても美しく仕上がり、新品同様となりました。これでまたさらに20年以上楽しんでお使いいただけることでしょう。お客様にも大変喜んでいただけて良かったです。ついでに「おにぎりスツール」2脚もご購入いただきました。

そして工房では現在在庫切れとなってしまった「カッティングボード」を急遽また制作しつつ、ウォールナットの「πチェアフラット肘型」の制作を再開しています。今月中の完成を目指しています。
πチェアフラット肘型 πチェアフラット肘型 πチェアフラット肘型 πチェアフラット肘型 πチェアフラット肘型 πチェアフラット肘型
ところで、年々思うのですが「暑い、暑い!」と言っていたかと思うと今度は「寒い、寒い!」と言っている。つまり、ちょうど良い季節である秋と春が本当に短くなってきています。

ですから秋の庭の花たちも今一つきれいに咲いてくれません。そんな中でもけなげに咲いてくれている花たちのpicを少しだけ載せます。
工房の庭の花 工房の庭の花 工房の庭の花 工房の庭の花 工房の庭の花 工房の庭の花 工房の庭の花
デルフィニウムの苗そして、今はちょうど来年の春・夏に向けての庭の準備の時期です。冬越しさせる宿根草の苗を植えるのもこの時期です。こちらはデルフィニウムの苗です。まず30本ほど植えました。

さらにまた30本ほど植える予定です。ほかにもチューリップなどの球根もそろそろ植えなければいけません。こちらも大量に植える予定です。
ルピナスやキンセンカ、ビオラなどルピナスやキンセンカ、ビオラなどの種もまいて苗を育てています。そろそろ庭に植え付けます。
πチェア フラット肘型πチェア フラット肘型また、工房の前に植えた栗の木が、3年経って今年そこそこの実をつけました。(桃栗三年柿八年とはよく言ったものです。)

近所の人にいただいた栗も合わせて栗きんとんにしました。無添加で栗そのものの味ですから、おいしくないわけはないです。
「お知らせ」
2020.10.06
工房まわりの彼岸花このところ、工房の周りは彼岸花の赤で賑やかでした。

以前と比べると年々少し開花が遅くなっているように思いますが、それでもちゃんとこの時期になると一斉に開花するのですからすごいなと思います。
猫のジャガーすごしやすい良い季節になり、猫のジャガーも元気になりました。よかった、よかった。
栓(セン)無垢一枚板ダイニングテーブル 拭き漆仕上げさて、前回書きましたが「栓(セン)無垢一枚板ダイニングテーブル 拭き漆仕上げ」の方は工房での削り作業が終わり、拭き漆の工程に移っています。
信州へ今回は、特別に大物の拭き漆仕上げをする場合にお世話になっている信州の漆芸家の方にお願いすることにし、一路信州へテーブルを持って行ってきました。
πチェア フラット肘型πチェア フラット肘型その出来上がりを待ちつつ、工房ではクルミのちゃぶ台がまた一つ完成し、次はウォルナットの「πチェア フラット肘型」の制作にかかっています。

ちょっと久しぶりですが、すぐに勘を取り戻しました。この椅子は手間のかかる椅子ですが、それだけ作り甲斐もある椅子で、作っていて楽しいです。

ところで…このところ小物の発送作業に時間を取られることも多かったのです。ふるさと納税の方での注文もありますが、実はこのホームページには書いてありませんが、この夏ぐらいからネットショップの方でも小物を中心に販売を始めています。

カッティングボードこのホームページには載せていない「カッティングボード」や「木の器」などを中心に、定番の「おにぎりスツール」や「ちゃぶ台」、「ホールベンチ」や「πチェア」などの椅子類も載せています。
カッティングボード カッティングボード 木の器
iichi」そして「minnne」というサイトです。良かったら見てやってください。

iichihttps://www.iichi.com/shop/haburikobo
minnnehttps://minne.com/@haburikobo

木の器そして…よかったらご購入ください。
木の器 木の器 木の器
「断捨離の夏」
2020.09.18
家族からのプレゼント先日誕生日を迎え、家族にお祝いをしてもらいました。娘からは好きなブランドのTシャツをもらいました。
家族からのプレゼント息子からはファン付きのベストをもらいました。(来年の夏には大いに役に立ちそうです。)

いつも言ってますが、良い家族に囲まれて本当に幸せだと思っています。
ところで、この夏は断捨離の夏となりました。我が家は(田舎ですので)屋敷が広く、それが逆に物をしまっておける場所があるということになってしまい、とにかく要らないものがいっぱいたまっています。私の父母は早逝したので、祖父母や場合によっては曾祖父母のものまで整理せずに残してありました。そこで以前からやらなければと思っていたのですが、思い切っていろいろ断捨離をすることにしました。

まずは蔵の中にあるものを、粗大ごみとしてかなり捨てたりしました。長持ちやら布団やら箪笥やら農機具やら…いろいろです。昔使っていた養蚕の機械や、機織り機などもありましたがすべて廃棄しました。(もちろん民芸品として価値がありそうなら資料館に出すということも考えましたが、あまり保存状態は良くなかったので…。)

次に祖父母(曾祖父母の分も?)や父母の着物が、これまたかなりの数ありましたので、これも捨てることにしました。大きな衣装缶6個分と、箪笥2本にいっぱいの着物でした。もちろん、あまりにももったいないというものだけ少し残しましたが(それも着ることはないと思いますけど…)、あとは知り合いの針仕事の趣味の人に声をかけて少しだけ差し上げ、「バ○○ル」というあの業者を呼んで少しだけ持って行ってもらいました。(ほとんどタダのようなものでした。)

それでもかなりの数が残ったので、もう仕方なく可燃ごみとして廃棄することにしました。町の可燃ごみ袋にぎゅうぎゅうに詰め込んで8袋分にもなりました。それをすべて可燃ごみとして出してしまいました。

ですから、(数えてないですが)100本近くの数の着物や帯を捨てたことになると思います。これらすべて買うときは一つ何万円から何十万円という値段で買ったのだろうと思うと何百万円以上?本当にもったいないことだと思いますが、時代が変わったのです。もう着ることは99.9%ありません。一つ肩の荷が下りた感じです。

本そして、次に私の分。これでも若いころは結構読書をしたもので、奥の納戸に本が山のように置いてありました。それも思い切ってかなりの量を捨てることにしました。これで約200冊分です。
本本置いてあっても、もう誰も読むことはないでしょう。それに読書というのは極めて個人的な領分のものなので、私以外の人にそれがマッチするとは限りませんから…。

これだけ捨ててもまだこの倍以上は残っているので、またいつかの機会に捨てなければならないでしょう。

そんなわけで、思い切った断捨離の夏となりました。もったいないとも思いますが、逆に断捨離をすることで気分的には軽くなり、前を向く気持にもなります。不思議なものです。まだまだこれからも第2弾、第3弾と断捨離は続くでしょう。いつか…。

栓(セン)無垢一枚板ダイニングテーブル 拭き漆仕上げさて、前回に少し書きましたが、13年ほど前に「栓(セン)無垢一枚板ダイニングテーブル 拭き漆仕上げ」をご購入いただいたお客様から、テーブルの漆の塗り直しを依頼されました。
栓(セン)無垢一枚板ダイニングテーブル 拭き漆仕上げそこで、引き取ってきました。本当に愛着を持ってお使いいただいたようで、13年もお使いいただいたのに思ったよりきれいでした。

思わず「いい味わいになっているじゃないですか!」と言ってしまいました。それでもさすがに傷や輪染み、漆の剥げなどが見られます。引き取って天板を削り直し、漆の塗り直しをすることになりました。
セン拭き漆ダイニングテーブルセット セン拭き漆ダイニングテーブルセット セン拭き漆ダイニングテーブルセット
13年ぶりにお会いしたT様と、納品した当時の懐かしいお話が出来ました。当時は学生さんだった息子さん、娘さんはすでに結婚してお子さんが出来、よそに住んでおられることなど…その中でうれしかったことがありました。ご主人の話です。

「当時まだ新築する家の計画もそれほどはっきりとした案はない状態の中、たまたま半布里工房へテーブルを見に行こうということになりお邪魔したのです。その時にたまたま見たのがこのセンの拭き漆のテーブルでした。すぐに一目ぼれをして購入を決めました。

それからこの家のデザインを考えたのです。つまり我が家はこのテーブルに合わせてデザインしたようなものです。」

…大体こんな内容でした。こういう話をお聞きすると本当にうれしく、職人冥利に尽きます。また私が2年前に指の大けがをしたことを知らなかったそうで、今回過去の里山だよりをお読みになって知られたとのこと。「しかし、多くのお客様が佐藤さんの指が治るまで(キャンセルもせず)お待ちになったというのがすごいですね。この世知辛い世の中でそういうことはすごいですよ」とも言ってくださいました。

本当にお客様はありがたいものです。今回もお客様とのお話の中でまた勇気と元気をいただいた気がします。これからの仕事も頑張っていこうという気になりました。

鉋台さて、工房へ引き上げてきたテーブルですが、まずは天板の削り直しに入ります。鉋を研いで、鉋台の台直しをして準備をします。
鉋掛け漆は固いです。(武士の鎧や剣道の防具にも塗られるぐらいですから。) ですので鉋で削るとすぐに刃が減って研げなくなります。少し削っては研ぎ、また少し削っては研ぎ…その繰り返しです。

多少反りも出ているので、それも鉋掛けを困難にします。とにかく何回も何回も研いでは削りを繰り返すしかありません。根気強くやるしかありません。しかも、漆を塗るので丁寧に丁寧に仕上げなければなりません。(下手に削ると漆を塗った時にわかってしまいますから) 頑張ります。
「9月」
2020.09.09
クルミのちゃぶ台工房ではクルミのちゃぶ台が完成しました。前回少し書きましたが、このちゃぶ台…これまでにざっと数えて30本ほど作ってきました。
クルミのちゃぶ台そのたびに蟻組み(天秤差し)の手加工をするわけで、腕(技術)を落とさないようにするために役立っています。

今後も「ふるさと納税」を中心に注文が入ると思いますが、ずっと作り続けていくことになると思います。
また先日、13年ほど前に「栓(セン)無垢一枚板ダイニングテーブル 拭き漆仕上げ」をご購入いただいたお客様から「だいぶん汚れてきたのでもう一度漆を塗りなおしてほしい」とお問い合わせをいただきました。とても気に入って頂けているようで「大好きなテーブルがまたきれいになって戻って来るかと思うと楽しみしかありません。ご配慮いただきありがとうございます」とお返事をいただきました。頑張って実現しようと思います。

さて、9月に入り多少は暑さも緩んできたかなという感じです。夜はクーラーを入れなくても網戸にしておけば寝られるようになりました。

工房の畑畑の方はそろそろ秋冬野菜の準備に入っています。8月のお盆過ぎにはネギを伏せ直ししました。
工房の畑そして、今年は秋ジャガの種芋を植え付けしました。例年、秋ジャガは作らないのですが、今年は特別です。キャベツやブロッコリー、レタスの苗も植え付けておきました。
イチゴの苗そして、本日イチゴの苗を仮植え床に仮植えしておきました。60本ほどになりましたが、10月になったらこのうち良さそうなものを40本ほど選んで本植えします。
白菜の苗白菜の苗もポットに作ってあります。もう少し大ききなったら畑に植えます。
工房の畑 工房の畑そのほか畑では、サツマイモやショウガ、秋ナスなどが育っています。
我が「jagar's garden」は夏の暑さで随分と荒れておりましたが、とりあえず生き続けています。シュウメイギクやサルビアの類が咲き、秋に向けてバラの花も新芽を伸ばしています。
jagar's garden jagar's garden jagar's garden
ジャガー目のケガをして療養中の我が愛猫ジャガーですが、目が感染症になるといけないので相変わらず家の中で過ごさせていて、夕方になると散歩に連れて行くというリハビリ生活になっています。
ジャガーとリン以前は自由に外に出ていたのでかわいそうですが、仕方がありません。ジャガーが外に出てくると(娘の)リンも嬉しそうで、ぴったりとくっついてきて離れません。私が「行くよ」というと2匹がついてきます。
ジャガーとリン「猫が(人についてきて)散歩するの!」と驚かれることも多いですが、うちのジャガーは私たちと一緒にどこまでもついてきます。道草しながらゆっくりですが…とても可愛いです。

我が家にきてすでに16年ほどになり、かなり老猫になっています。少しでも長く生きてほしいと思うばかりの今日この頃です。
2020.09.01
「『新しい日常』『ニューノーマル』?」
ほぼ1ヶ月この里山だよりを更新してませんでした。相変わらずコロナウィルスに悩まされての日常ではありましたが、どうにか仕事もしていました。

カッティングボード木の器最近始めたネットショップでの販売用に小物を作ったり、ふるさと納税の注文品を作ったり、ご注文のちゃぶ台を作ったりなどしていました。
木の器 木の器 木の器
木の器木の器新たな木の器は内側に漆を塗ってみました。妻からは好評なので定番で作って行こうと思います。
そして、またちゃぶ台を作っています。今までに何本作ってきたでしょうか?数えてませんが結構な数を作ってきたように思います。おかげさまで定期的にこの「天秤差し」加工をする機会がもらえて、腕が落ちることもなく助かります。
ちゃぶ台 ちゃぶ台 ちゃぶ台
ジャガー愛猫のジャガーは最近目のケガをして、ここ1ヶ月ほど通院と家の中での監禁生活になっています。かわいそうですが、仕方がありません。

どうやら片目のジャガーになってしまうのは避けられないようです…。
ところで…コロナウィルスの感染拡大により、いろいろな場で日常は大きく変わってきているようです。それでそういう事態に対し、マスコミを中心に「新しい日常」とか「ニューノーマル」というような言葉を使ってこれからの生活様式の指針を示していこうとしているようです。

「もう昔には戻れない」とか「もうかつてのような暮らしはできない」とか言って、しきりに新しいやり方に世の中をシフトさせようとしているように思えます。

確かにそれは良い面もあります。病気や感染症に対して予防意識を持つということが、かつてより強くなったということは良いことかもしれません。あるいは衛生意識もです。仕事内容においても、今まで本当に無駄なことをしていたということに気づいたこともあるかもしれません。良いことはそれなりにあるだろうと思います。

しかし、私はこの「新しい日常」「ニューノーマル」という言葉には気をつけなければいけないと思っています。その言葉が大義名分となってしまい、かつて私たちが当たり前のようにおこなっていた「人間として大事な」部分さえもすべて切り捨てられていくことが怖いです。

例えば「リモート」。確かにITの進歩、ネットの普及により、直接対面しなくても出来てしまうことは多いです。でも「出来るからやればいい」ということではないと思います。「出来てもそれはやってはいけない」とブレーキをかけることが必要だと思います。

もう少し具体的に…例えば最近こんな話を聞きます。「会社」という「建物」は要らない、すべてリモートでできるから。それでもすべての社員が自宅からリモートで仕事をするのでは、社員同士のコミュニケーションが全くなくなってしまうのがさみしい。それで「アバター」を作って「仮想空間」である会社にアバターを出勤させて、仮想空間でコミュニケーションをとって、まるで本当に自分が会社で仕事をしているように感じてしまう…というような。

同じような例として、販売の場面でも自宅に居ながらにしてお客様に「バーチャル」で商品を見たり体験したりしてもらい、実際に実物を見た(触った)気分になってもらって購入してもらうというようなことも…。

このようなことが、例えば教育現場に入って来るようになったらどうでしょうか?恐ろしいです。子供は学校へ行かなくてもよくなります。授業は、勉強は自宅にいてリモートでオンラインでやってしまう。(「出来る」とは言いません。私はオンラインで学校の勉強ができるなんてこれっぽっちも思わないです。)

でもそれでは寂しいから、「GAKKOU(学校)」という仮想空間にアバターに行かせるのです。アバターが友達と遊び、アバターが友達とハイタッチして喜び、アバターが(こちらもアバターの)先生と会話して触れ合うのです。それで「あぁ今日は学校、楽しかったなぁ」と思ってしまうのです。(アバター同士でいじめが起きたりして…まあそれはともかく…) そんなことになっても本当にいいですか?

ほかにもいろいろ出来てくるでしょう。「新しい日常」「ニューノーマル」という言葉はいかにも聞こえのいい言葉で、騙されやすい響きです。「ニュースタンダード」な言葉になりうる響きを持っています。

ですから、この言葉に対して反論をする人は出にくいでしょう。ネットでもテレビでもマスコミであろうが知識人であろうが、多くの人がこぞって「新しい日常」「ニューノーマル」ありきで話を進めていきます。誰もそこには疑問を持って話をしません。だから私は怖いです。

人間は数字では割り切れない、目には見えないことでも本当に大事なことがあるのです。無駄に見えることでもその中にとても大切なことが隠されているものです。それを忘れないで行きたいと私は思っています。

「昔には戻れない」「かつてのような暮らし方はできない」ではなくて、「もう一度良い時代に戻ろう」と思ってはいけませんか?最近人気の芸人ぺこぱの言葉を借りると「時を戻そう」…(1年後なのか2年後なのか、コロナウイルス感染拡大が終息したらですけど…だったら今こんな話をするのは早い?いや今声を出しておかないと、そういうことさえも忘れられてしまいそうだからです。)

ある面では新しい生活様式を進め、しかしより多くの場面ではかつての「良い時代」の良いところを取り戻し、守り続けていくということが大事だと私は思います。1ヶ月も更新をせず、いきなり堅い話になってすみませんでした。
2020.07.17
「気持ちだけGO TO」
「GO TOキャンペーン」でニュースが持ちきりです。いずれにせよ不要不急の外出や不要不急の県をまたぐ移動は自粛していくつもりであります。しかし、仕事柄(納品等で)どうしても遠出をしなければならないこともあります。その場合は万全を期して行うつもりです。

全国に納品された手作りオーダー家具そんなことを考えていて、ふと「今までいろんな場所へ(納品で)行ったものだ」と思い、にわかに思いついて日本地図を買い、そこに(納品で)行った場所、自分では行っていないが運送屋さんに頼んで商品を送った場所を記してみました。(自身で納品した場所は赤シール、配送を頼んだ場所は青シールと緑シールという具合です。)

北は北海道根室市、南は沖縄県那覇市ということで全国に私の作った作品が送られています。特に多いのはやはり岐阜、愛知を中心とした東海地方。
全国に納品された手作りオーダー家具 全国に納品された手作りオーダー家具 全国に納品された手作りオーダー家具
全国に納品された手作りオーダー家具全国に納品された手作りオーダー家具そして東京、神奈川、埼玉を中心とした関東地方。

工房を始めて22年ほどになります。これからの10年、いや20年であとどれくらいの場所に届けられるか楽しみです。
さて工房では先日のホールベンチは完成しました。在庫はありますので、良かったらご注文ください。
ホールベンチ ホールベンチ ホールベンチ
そして、続いてクルミのちゃぶ台(直径80cm)の制作中です。お孫さんと一緒にこのちゃぶ台でお勉強がしたいのだとか。精一杯作らせていただいています。

クルミのちゃぶ台クルミのちゃぶ台例によって蟻組み(天秤差し)は手加工です。
ノミの刃と、ここで鉋やノミの刃が「裏切れ」(刃先がすり減って無くなることをこう言います)をおこしているので、急遽「裏押し」(裏側を押し付けて研ぐことで裏を出す作業です)をすることにしました。
ノミの裏押しノミの裏押し以前も書いたような気がしますが、この作業は(同業者はわかると思いますが)結構きつい作業で、苦行と言っても過言ではないです。(いや、ちょっと大げさかな?)

とにかく必死に力を込めて鉄の盤に押し付けて研ぐのです。へとへとになりながらなんとか鉋刃2枚、ノミ5本の「裏押し」を終えました。
研いだノミの刃無くなっていた刃先がこうしてまた復活しました。これでまた刃を研ぐことができます。
鉋掛け鉋掛けさて制作に戻って…組み立てた枠に鉋掛けをし、脚部を加工して組み立てていきます。
鉋掛け天板の接ぎ合わせをして鉋掛けをします。
鉋掛け直径80cmの円形の天板にカットします。完成は間近です。
カッティングボードところで、別のお客様から頼まれていたカッティングボード2枚も完成しました。

以前家具を数点作らせていただいたお客様で、その節はいろいろお世話にもなったお客様です。(遠方のお客様で、納品の際にはなんとお宅に1泊させていただいて歓待していただいたというお客様です。)

今回は「大きな四角いピザをオーブンで焼くのだけど、それをカットするカッティングボードを探しているけどなかなか無くて…」というわけでご依頼いただいたということです。
カッティングボードサイズはピザの大きさプラス3cmぐらい。両側に持つところをつけたデザインです。持ちやすいように少し下側をすきとってあります。
カッティングボード1枚余分に作ったので我が家でも使うことにします。こんなカッティングボードもなかなかいいかも。
2020.06.30
「田舎暮らしは自然が相手」
ホールベンチ久しぶりの更新です。工房では「ホールベンチ」2脚を製作中です。
ホールベンチホールベンチ脚や背柱などを木工旋盤で加工します。
ホールベンチホールベンチその後、鉋で削って仕上げます。このひと手間が味わいを生みます。
ホールベンチホールベンチ現在は組み立てまで終わっています。これから塗装に入ります。
畑の野菜さて、畑からは毎日たくさんの野菜が取れてきます。今年初めて作った白ナスもとてもおいしかったです。

トマトはもう私の背丈を超えるほど成長しています。あまりに高くなりすぎるので、毎年一番上を切ってしまうのですが、今年はちょっとやり方を変えました。
畑の野菜トマトは上の方を徐々に斜めに曲げ、横へ横へと伸ばしてやることにしました。行けるところまで伸ばしてやろうという魂胆です。ミニトマトは上の方が使えそうになったら全体を下へおろしてやります。(一番下の方で曲がっている感じです。)

こんなやり方で今年は様子を見ます。うまくいくでしょうか?どちらも赤く色づくのはまだこれからとなりますが、一番下の実はすでに赤くなって収穫できています。
猿の被害…という感じで「いい感じ」と喜んでいたのですが、昨日猿の大群に不意を突かれてひどくやられてしまいました。スイカはこの通り全滅です。

7個ぐらい、いい感じの実が出来ていてもう少しで収穫できそうでしたが、すべて猿に食われてしまいました。きっとおいしかっただろうと思います。くそっ!
猿の被害み猿の被害サツマイモもツルを引っこ抜かれました。まだ実はできていないのですが…ナスとトマトも見事に食べられました。

まぁそれでも、まだナスとトマトはたくさん残っているので何とか食べられますが、またやられないように気を付けなければいけません。
庭の花庭の方ではアジサイやダリヤ、オミナエシなどの花が咲いています。
庭の花 庭の花 庭の花
フロックスやハーブのベルガモット、そしてオシロイバナの花も咲きました。
庭の花 庭の花 庭の花
バラの2番花も咲き始めています。ルピナスも…。
庭の花 庭の花 庭の花 庭の花
ほかにもカラーやギボウシの花も咲き、切り花畑ではヒャクニチソウの花がたくさん咲いています。
庭の花 庭の花 庭の花
工房のピザ会そんな庭の中で、ついにピザ会を再開しました。いつものメンバーでおいしいピザやご馳走を食べて、楽しく歓談することが出来ました。

いつもであれば庭での集いを終えた後は家の中に入ってまた少しお茶などをするのですが、今回はコロナのこともあるので庭(戸外)だけの集いにしました。それでも久しぶり(4ヶ月ぶり)ということもあって十分に楽しむことが出来ました。
工房のピザ会 工房のピザ会 工房のピザ会 工房のピザ会
お土産の野菜帰りにはいつも通り野菜のお土産を持って行ってもらいます。今回はジャガイモ、タマネギ、きゅうり、ナス、シシトウ、ズッキーニなどです。

これからもまたできるといいなと思いました。コロナの第2波が来ないことを祈っています。
2020.06.12
「梅雨入り」
小箱先日来作っている小箱が完成しました。
留形隠し蟻組み接ぎ留形隠し蟻組み接ぎ何でもない小さな小箱ですが、良い材料といろんな技術を使って手仕事で作っています。

のこぎりで切った後ノミで落とし、際鉋(きわがんな)で留(45度)を削って、こんな風に「留形隠し蟻組み接ぎ」が完成します。

「剣留めホゾ」という仕口です。組みあがると剣先が刺さっているような感じになります。
剣留めホゾ 剣留めホゾ 剣留めホゾ
組み立て組み立て部材を仕上げて内側だけ塗装をした後、組み立てをします。

組み立ては、たくさんのクランプで締め付けられてなんだか拷問みたいですね。
包み蟻組みと石畳組みそして、引き出しを加工します。写真を撮るのを忘れてしまいましたが、この作業にも時間はかかっています。

引き出しの前板部分は「包み蟻組み」という仕口を用い、向こう板部分は「石畳組み」という仕口で組んでいます。
引き出しのつまみ引き出しのつまみ引き出しのつまみももちろん自作です。木工旋盤でおおかたの形を作った後、ノミやナイフで仕上げます。
引き出しのつまみそして塗装をします。オイルを2回塗った後、ワックスを(今回は)3回塗りました。完成です。
材料は本体はナラ、引き出しは前板に栃の杢板、内部は桂の無垢材、つまみはケヤキで作ってあります。近日中にお届けに上がります。
手作りの小箱 手作りの小箱 手作りの小箱
チェリー無垢一枚板書斎机ところで、先日作りました「チェリー無垢一枚板書斎机セット」は、無事大阪府まで納品を終えました。

コロナのさ中、少し不安も抱きつつの納品行でしたが、案ずるほどのこともなく、お客様にも気を使っていただいて、スムースに納品が出来ました。(もちろんどこにも道草はしていませんよ。)
チェリー無垢一枚板書斎机すでに「お客様の声」に載せてありますが、「このような手作りのものは、作り手にお会いできることで自分の中の価値が何倍にも変わるように思っております」とお客様が言われるように、やはりできる限り直接お届けしたいものだと思いました。
家具工房の庭家具工房の庭さて、梅雨に入り我が「jagar's garden」はバラの盛期もすでに終わり、少しさみしい感じになっていますが、それでもまだいくつかの花は咲いています。

そして、これからまたアジサイ、ダリヤ、タチアオイ、ハーブなどの夏の花へと主役が移っていくのです。
庭の花庭の花妻が庭の花を切って花瓶に生けました。これもなかなかいいものです。
タマネギの収穫そして、畑では夏野菜たちが随分と成長しています。まずはタマネギの収穫をしました。今年は結構大きく育ってはいますが、トウが立ったものも多かったです。近所の人もみな口をそろえてそう言ってました。トウが立つ理由をお知りの方があったら是非教えてほしいです。
ジャガイモの収穫そして先日、梅雨入り前に、ジャガイモの収穫もしました。今年は不作だとは予想していましたが、結果はやはりその通りでした。例年に比べるとたぶん三分の二ぐらいの収量だったと思います。(豊作だった昨年に比べると半分ぐらいか?)

こちらも皆さんが口をそろえて「今年は小さい!」と言われます。本当に例年より一回り小さいです。例年ならLLサイズ(ソフトボール大かそれ以上)のものも結構取れ、Lサイズ(野球のボール大)が相当多い我が畑ですが、今年はLLサイズは一つもありません。

大きくてLサイズ、全体にMサイズかSサイズ(ピンポン玉より少し大きいぐらい)という感じです。原因はやはり気候のせいが大きいと思います。自然相手の農業ですからそういう年もあります。農業は何年やっても難しいです。(私は畑仕事歴は約30年になります。)

ジャガイモの収穫こんな小さなジャガイモも、もったいないので大事に食べます。今ならこれを皮付きのまま甘辛く煮て食べると、すごくおいしいです。
トマトトマトさてほかの野菜ですが、トマトは今のところ順調です。1段目の実が大きくなってきました。
ミニトマトミニトマトは今年は少しやり方を変えてみました。いつもは「ほったらかし」ですが、今年は3本くらいにして伸ばし、脇芽を欠いてあげます。そして誘引するのにちょうど良い資材も見つけたのでそれを使います。このやり方で今年は様子を見ます。
ナススイカナスもスイカも実がついてきました。いい感じです。スイカはそれぞれの苗に3個ぐらい実をつけるようにして、余分な実は小さいうちに欠きとってしまいました。

そして、あとは猿にとられないように網を覆ってやります。
サツマイモサツマイモ(べにはるか)、ゴーヤ共に順調です。
キャベツレタスキャベツ、レタスももうすぐ収穫できます。
ショウガショウガもいっぱい芽を出しました。ショウガは水やりを結構しなければならないので、意外と手がかかるのです。
メロン今年も「性懲りもなく」メロンを作っています。今年はうまくいくのだろうか?今のところ毎年連戦連敗です。
キュウリ、ズッキーニが取れて取れて…もう大変!すでに白い目で見られ始めていますが、私はめげずに収穫しています。
キュウリとズッキーニ キュウリとズッキーニ キュウリとズッキーニ
キュウリのきゅうちゃん妻が第1回目の「きゅうりのきゅうちゃん」を作ってくれました。たくさん作ったので皆さんにおすそ分けもしました。
娘の料理娘から「もらったズッキーニとタマネギで料理したよ」と写真を送ってきました。
毎年のことですが、我が家では食べきれない量の野菜を作っています。妻には「そんなに要らない!」と言われ続けていますが、私は作った野菜を家族はもちろん、親戚や知人、近所の人などにおすそ分けをして、そういう方から「おいしかった」という声を聴くのが楽しみでやっているだけなのです。

そういう時が至福の時間なのであります。(実は本当はもっと至福の時間があるのです。それは、妻においしい野菜料理を作ってもらって、それを庭の東屋の下へ運び、庭を眺め、おいしく食べながらビールを飲むという時間なのです。)

だから誰が何と言おうとこれからも作るのです。
2020.05.27
「オンライン?」
コロナウイルスの影響下、世間では「オンライン…」ってのが流行しています。我々の業界でも「オンライン」で何かをやるのがぼちぼち出始めています。でも私なんかは「オンライン」と聞くと「線の上」につながってしまいます。つまり「墨線の真上」ということです。

留形隠し蟻組み接ぎ留形隠し蟻組み接ぎ今作っている小さな箱ですが、「留形隠し蟻組み接ぎ」で加工をしているところです。
留形隠し蟻組み接ぎ通常は墨線の外とか内とかを狙ってのこぎりで切っていきます。
留形隠し蟻組み接ぎ一番端っこだけは、あえて墨線の真上(オンライン)を狙って切っています。(画像でわかるかな?)
実は今回作っているのは本当に小さな小箱(引き出し2杯)です。お客様に「何に使うのですか」と聞きますと、「爪切りを入れたり…実用に使います」とのお答えでした。実用的な小箱で、この小ささではそれほど高価には値付けられません。でもお客様から「ぜひ」とのことでお受けしたものです。

お客様からのお手紙その後お見積もりのお手紙を送りますと、お返事のお葉書が来ました。

お客様のこの小箱に対する思いが伝わってきました。できる限りのことはさせていただこうと思っています。
ところで、先日の大阪のお客様の「チェリー無垢一枚板書斎机セット」は完成しています。
チェリー無垢一枚板書斎机セット チェリー無垢一枚板書斎机セット チェリー無垢一枚板書斎机セット
チェリー無垢一枚板書斎机セットチェリー無垢一枚板書斎机セットきらきらとした杢が浮き出て、とても美しいチェリーです。

まもなく大阪まで旅立つ予定です。今しばらくショールームにて待機です。
ズッキーニズッキーニゴールデンウィーク前後に植えました夏野菜ですが、皆それなりに順調に育っています。

そんな中、トップバッターで収穫できたのは「ズッキーニ」でした。 あまり大きくなりすぎないようにこのぐらいの大きさで収穫します。今晩のおかずにしてもらいます。
さて、我が「jagar's garden」は今バラの花盛りです。何種類ものバラがあちこちに咲いて本当にきれいです。バラがうまく咲いてくれるとちょっとうれしい私です。なぜならば「バラを上手に咲かせてこそ『ガーデナー』だから」と勝手に思っているからです。(あっ、ガーデナーではありませんけど…。)

以下、庭の様子です。
家具工房の庭 家具工房の庭 家具工房の庭 家具工房の庭 家具工房の庭 家具工房の庭 家具工房の庭 家具工房の庭 家具工房の庭
2020.05.18
「庭めぐり第2弾」
チェリー無垢一枚板書斎机セット大阪市のお客様の「チェリー無垢一枚板書斎机セット」は最終工程に入りました。

全体の最終仕上げを行った後塗装に入りました。
チェリー無垢一枚板書斎机セット チェリー無垢一枚板書斎机セット チェリー無垢一枚板書斎机セット
引き出しのストッパー付け引き出しのストッパー付けです。こういう仕事が意外と難しいです。
引き出しの取っ手引き出しの取っ手今回は引き出しの取っ手は真鍮製です。なかなかおしゃれですね。
あとは天板のみワックスを塗り重ねて、組み立てたら完成です。本来ならば私自ら納品したいところですが、コロナウイルスのせいでそれも難しい状況です。

ホールベンチの修理もう一つ先日運送屋さんのミスで足が折れてしまったホールベンチの修理も終わりました。新たに足を旋盤で挽いて作ります。
ホールベンチの修理ホールベンチの修理ホールベンチの修理そして組み立ててカットし、仕上げます。
ホールベンチの修理塗装をして完成です。早速お客様のもとへお送りします。
ところでバラやシャクヤクがだいぶんきれいになってきた我が”jagar's garden”ですが、また庭めぐり動画を撮りました。よかったら見てやってください。
家具工房の庭この庭で恒例のピザ会が出来ないのが本当に残念です。自粛はいつまで続くのでしょうね?
家具工房の庭 家具工房の庭 家具工房の庭
田んぼの草刈り昨日は私も所属している農業法人の草刈り作業がありました。広大な田んぼの畔をみんなで一斉に草刈りです。

暑かったです。でもいよいよ夏が来ることを感じました。
2020.05.13
「主役は変わる」
書斎机作り書斎机作り大阪市のお客様の書斎机作りを進めています。引き出し4杯の制作です。

部材の加工をした後、鉋掛けをしていきます。
書斎机作り書斎机作りそして、サンディングをして仕上げます。
書斎机作り組み立てて接着剤が乾くのを一昼夜待ちます。
書斎机作り引き出しを鉋掛けをして仕上げ、仕込み作業へと入ります。
書斎机作りようやくすべての加工が終わりました。あとは最終チェックをして、塗装へと入っていきます。

もう少しで完成です。
ゴールデンウィークが終わり、急に暑くなってきました。家族が「タケノコが食べたい」というので裏山へタケノコ掘りに出かけました。

工房の周りは自然がいっぱいで竹藪もすぐ目の前です。しかし、竹藪があれば簡単にタケノコが取れるというわけではありません。ほったらかしではダメなのです。ある程度人間が管理してきれいにしていないと、やはり良いタケノコは取れないのです。

タケノコ少し苦労をして何とかタケノコをゲットしてきました。
タケノコの料理タケノコの料理早速妻に料理してもらいました。やはり旬のものはおいしいです。
いちご旬といえば、畑からはイチゴがいっぱい取れます。食べきれないので残りは妻にイチゴジャムにしてもらいました。
家具工房の庭家具工房の庭ところで”jagar's garden”ですが、あんなにきれいだったモッコウバラもデルフィニウムも、そしてハンカチの木も終わりを迎えました。
家具工房の庭家具工房の庭しかし、一つのものが終わってもまた次のものが登場してきます。

まずは華やかなシャクヤクです。庭のあちこちに植えてあります。
家具工房の庭家具工房の庭そして、いよいよバラも咲き始めました。オールドローズのコーネリアは、淡い色合いが可愛らしいです。とげも少なくていいです。
ピエール・ドゥ・ロンサール、アンジェラ、フランソワ・ジュランビル…少しづつ花咲き始めています。
家具工房の庭 家具工房の庭 家具工房の庭
家具工房の庭いつもこぼれ種で庭いっぱいに生えてくるオルレアです。ほっておくと庭中がオルレアに占領されます。だから、抜いて抜いて抜きまくっています。(苗屋さんで買ったら相当の金額になりそうです。) それでもまだいっぱい咲いています。

まぁ、何を植えても育たないような場所にはちょうど都合がいい花でもあります。…と書くと悪口ばかりのように聞こえますが、実際はとても可愛らしく華やかな花ではあります。
家具工房の庭家具工房の庭ほかにも、アヤメ、クレマチスなどさまざまな花が咲きだしています。本当に初夏を感じます。
家具工房の庭家具工房の庭アリウム・ギガンチウムの花も今にも咲きそうです。それにブドウ(巨峰)が今年はなんだか調子よさそうで勢いがあります。期待できるかも?

そんな感じで何かが終わってもまた次の何かが咲きだすという楽しみのある庭になってきました。
思えば10数年前、この庭を造ろうとした時に「1年中(厳冬期を除いて)何かしら花が咲いているような庭にしたい」と思ったものですが、何とかそれに近い庭になってきたように思います。ですから庭は飽きる時がありません。

猫のジャガージャガーもこの頃は庭にいる時間が長いみたいです。自分の庭だと思っているのでしょうね。
家具工房の庭工房から見た”jagar's garden”の全景です。

「ウォーリーをさがせ」じゃなく「ジャガーをさがせ」…さてどこにいるでしょう?
2020.05.07
「ゴールデンウイークは…」
ゴールデンウィークも終わりました。今年はコロナウイルスのせいで世の中全体が「おうちウィーク」だったのではないでしょうか?我が家の場合は毎年そんな感じですが、今年はいっそうそんな過ごし方になりました。庭遊び、畑仕事などの時間が多かったです。

jagar's gardenjagar's garden我が”jagar's garden”はますます花盛りとなってきました。

モッコウバラが満開となり、デルフィニウム、ルピナス、キンギョソウなどの大き目の花がたくさん咲き、その足元にはタイム、ミヤコワスレ、カモミールなどの可愛い花がたくさん咲いて…本当に賑やかです。

前回の里山だよりにも載せましたが、庭の動画第二弾を撮りました。よかったら見てください。自分で庭の中を歩いているような気になっていただけると思います。
冒頭に書きましたが今年は特に家にいる時間が長いので、それならということで、前から作ろうと思っていた「ガーデンオブジェ」を作ることにしました。「モルタル造形」というものです。完全に自己流なので完成度はあまり高くないですが、夫婦で楽しんで作れたからまぁよしとしよう…。

ガーデンオブジェスタイロフォームを使って形を作ります。
ガーデンオブジェガーデンオブジェその上に専用のモルタルを塗ります。まるで左官屋さんです。

そして着色をするのです。小学校の時の図画工作みたいなもんです。
ガーデンオブジェガーデンオブジェ完成したので庭に置いてみました。どうでしょうか?

さっきも言いましたが…完成度は低いですが、味があるということでご容赦ください。こういうものを置くことでまた周りの花が生きてくるのです。
バーべキュー(ピザ会)そんな庭で、今年は家族だけでバーべキュー(ピザ会)をしました。早く恒例のピザ会ができるようになってほしい…。
夏野菜そして畑の方ですが、夏野菜は順調に育っています。
エンドウタマネギエンドウは今が盛りで、実が鈴なり状態です。タマネギはまだ少し早いですが、少し大きくなっているものから取ってすでにいただいております。
書斎机書斎机さて仕事の方ですが、大阪市のお客様の書斎机は、現在天板の制作中です。これから引き出しの制作へと入っていきます。
ホールベンチそんな中、つい先日ご購入いただいて送りました「ホールベンチ」が運送屋さんのひどい扱いによって破損してしまい、送り返されてきました。

見ると太い脚がぼきっと折れてしまっています。運送屋さんは平謝りでしたが、困ったものです。とにかく早急に直して、もう一度送り返すことになりました。
ホールベンチでも簡単ではなさそうです。まずはなんとか穴をあけなおしました(正確に言うと中に詰まっている木の破片をこそぎ落として穴を復活させたと言ったほうが正しいです。)

この後脚を作り直して嵌めます。何とかめどがつきました。よかった…。
カッティングボードと木のボウルカッティングボードところで、以前カッティングボードや木のボウルなどを買っていただいたお客様から「使ってますよ」という写真を送っていただきました。
木のボウル木のボウル「料理がおいしく見えてうれしいです」という言葉もいただき、こうやって実際に使ってもらえるのが本当にうれしいです。
2020.04.27
「庭巡り」
コロナウイルス感染拡大により、全国的に外出自粛、活動停止という事態になっています。とにかく今は「STAY HOME!」ということで国民一丸となって頑張る時ですね。

そういう状態ですから我がjagar's gardenも誰も訪れる人はいません。しかし、植物にとってはコロナウイルスなど全く関係なく、例年のごとくすくすくと成長しつつあります。
jagar's garden jagar's garden jagar's garden
そこで興味のある方に庭巡りをしていただければと思い、動画を撮りました。「jagar's garden 庭めぐり」です。(庭だけでなく畑も入ってますが…。)

よかったらご覧ください。
夏野菜の苗畑の方も夏野菜の苗の植え付けをしました。第1農園にはなす、トマト、ミニトマト、スイカ、ゴーヤ、メロン、ズッキーニなどを植えました。この後もまた時期を置いてサツマイモなどを植えていきます。
夏野菜の苗第2農園にはきゅうり、ピーマン、ししとう、万願寺唐辛子、ズッキーニ、大ショウガ、キャベツ、レタスなどです。
チェリー無垢一枚板書斎机セットさて、仕事の方ですが、大阪市のお客様のチェリー無垢一枚板書斎机セットの制作中です。机本体は組み立ても終わりました。
チェリー無垢一枚板書斎机セットチェリー無垢一枚板書斎机セットデスクサイドチェストの方も本体の組み立てが終わっています。羽目板や内部にはすでに塗装がしてあります。後からではやりにくくなるからです。
チェリー無垢一枚板書斎机セットそして本日天板の加工に入りました。とても美しく素性の良いチェリーの無垢一枚板天板です。60mmほどもある分厚い一枚板ですが、ぜいたくに36mmの厚みにまで削って落としました。もったいない…でもきっとおしゃれな感じになると思います。

天板の加工の後引き出しの加工へと続いていきます。ゴールデンウイークの仕事になります。
2020.04.17
「見に来る人はいないけれど…」
コロナウイルスの感染拡大によって、外出自粛という状況になっています。こちら岐阜県も本日「特定警戒都道府県」に指定されてしまいました。弱ったことです。

そういう状況ですので当工房も訪れる人は少なくなって(まあ常日頃から少ないですけど(笑))、一段と静かな工房周りとなっています。ただ、若いファミリーが工房のそばの道を散歩している姿は前よりも多くなったような気がします。どこへも行けなくなったから近場で楽しんでいるのですね。これを機会に家族の絆が深まるといいですね。

そんなわけで見に来る人もいない我が"jagar's garden"ですが、日に日に賑やかさを増しています。
jagar's garden jagar's garden jagar's garden
フロックスやカモミールの可憐な花がいっぱい咲き始めました。森の中ではシャガの花がたくさん咲き始めています。
jagar's garden jagar's garden jagar's garden
ジューンベリーモッコウバラジューンベリーの花が咲き、モッコウバラは花芽を膨らませています。

もうすぐゴールデンウイークになりますが、その頃には一斉に花が咲き、賑やかになりそうです。まぁ今年はあまり見てもらえそうもないのが残念ですが…。
ジャガイモ畑の方ですが、先週ジャガイモの1回目の追肥、土寄せを終えました。
タマネギタマネギタマネギは根元が膨らんできて、エンドウも実をつけ始めました。

庭も畑もいよいよ良い季節になりました。
ダイニングテーブルセットダイニングテーブルセットさて、仕事の方ですが、一宮のお客様のダイニングテーブルセットの納品を終えました。とても喜んでいただけて良かったです。
書斎机セット書斎机セット引き続き大阪市のお客様の書斎机セットの制作に入っています。

こちらはチェリーの無垢一枚板天板の書斎机です。どんな感じになるのか私も楽しみです。
2020.04.07
「楽しみ!!(コロナウイルスに負けるな!)」
栃のダイニングテーブルセット栃のダイニングテーブルセット一宮市のお客様のダイニングテーブルセットはいよいよ完成間近となりました。栃(トチ)無垢一枚板テーブルの方は塗装を進めております。

無垢一枚板ベンチの方も完成し、塗装に入ります。
無垢一枚板ベンチ 無垢一枚板ベンチ 無垢一枚板ベンチ
桜ところで、工房裏手にある地蔵堂の桜が満開です。毎年美しい姿を見せてくれます。我々はこの桜を「いも桜」と呼んでいて、この桜の花が咲きだすとそろそろサトイモを植えてもよいという合図になるのです。
工房の庭工房の庭我が”jagar's garden”は今チューリップ、アネモネ、ビオラ、スイセンなどの春の花が庭中に咲いてとてもきれいです。
娘に写真を撮ってもらいました。やはり私が撮るより上手です。(インスタ映え?私もその技術が欲しい!)
工房の庭 工房の庭 工房の庭
そして来る5月、6月の花の盛期に向けて、今まさにさまざまな花達が地面からムクムクと芽吹きを始めています。

シャクヤクシャクヤクシャクヤクの力強い芽吹きは爽快な感じがします。
バラたちも生き生きとその新芽を伸ばしています。
バラ バラ バラ
デルフィニウムデルフィニウムが花芽を付け始めました。
アリウム実は私が今一番楽しみにしているのが、このアリウム(ギガンチウム)という花です。庭の3ヶ所ほどに植えました。待ち遠しいです。
エキウムルシカム昨年一度失敗してしまった「エキウムルシカム」という花です。今年は無事冬を越してくれました。冬を越したからにはきっと元気に育ってくれるだろうと楽しみにしています。
チャイブチャイブは昨秋いくつかに株分けをして植えておきました。みんな元気に芽を出しています。
フロックス私の大好きなフロックス(這い性)です。今年も可憐な花を咲かせ始めました。
ミヤコワスレギボウシミヤコワスレ、ギボウシも元気に芽を伸ばしています。
ハーブの新芽ハーブの新芽たくさんのハーブが新芽を伸ばしています。
クレマチスモンタナスノーフレークアーチの所ではクレマチスが何とか元気に生きてくれています。モンタナスノーフレークは一度死んでしまったのですが、その後また苗を植えました。それが大きく育ち始めています。
カヌーの花壇カヌーの花壇の周りは、こぼれ種から芽を出したカモミールがいっぱい伸びて来ています。カモミールは本当に生命力が強くて庭中にいっぱい芽を出してきます。他の花を凌駕してしまうので抜いていますが、抜いても抜いてもどんどん生えてきます。
ジャガイモの芽ジャガイモの芽一方畑の方ですが、ジャガイモの芽が少し大きくなってきました。

10〜15cmぐらいに伸びたところで芽かきをしてやります。元気そうな芽を2本だけ残してあとは抜き取ってしまいます。

ネギの苗ネギの苗も植えておきました。種から育てた苗2種類(九条ネギ、石倉1本ネギ)と、近所の人にいただいた下仁田ネギの3種類です。
イチゴの花イチゴも花を咲かせ始めました。一昨年指の怪我をして畑の仕事が出来ずに一度ほとんどのイチゴ苗をだめにしてしまいましたが、少しだけ残った苗と新たに買った苗を昨秋植えてもう一度出直しです。
エンドウエンドウエンドウは花を咲かせ始め、玉ねぎは順調に大きくなっています。
畑の草引きそして来る夏野菜の植え付けに向けて畑の草引きをし、おこしておきました。

という感じで、庭や畑で花や野菜の成長を楽しみにして暮らし、コロナウイルスなんかに心をくじかれないようにしたいと思っているのであります。

もちろん一番の元気のもとは、お客様から頂くご注文のお仕事であることは言うまでもありません。ありがとうございます。
2020.03.27
「春は来たけれど…」
我が庭もチューリップ、アネモネ、スイセンなどの花が咲き始め、春らしくなってきました。暖かくなってとても過ごしやすい季節になっています。
チューリップ アネモネ スイセン
雪柳の花バラの新芽雪柳の花も咲き、バラの新芽がムクムクと育ち始めています。
アリウム12月に球根を植えたアリウムもずくずくと大きな葉っぱを伸ばしています。開花が楽しみです。
大根やカブ畑では冬野菜も終わり、大根やカブは花を咲かせています。
ジャガイモジャガイモが一斉に芽を出し始めました。ちょっと早すぎるせいで先日の霜にやられてしまいましたが、まあ大丈夫でしょう。
エンドウ玉ねぎエンドウや玉ねぎも今の所順調に育っています。
そんな穏やかな春到来の季節なのに、世の中は(日本だけではなく世界中)コロナウイルスで大変な事態になっています。

思い返せば先月阿部さんが学校の休校を要請した時に「きっと戦時中はこんな感じやったんやろうな。みんな何がなんだか分からないうちにどんどんにっちもさっちもいかない事態に陥ってしまったんやろう。そしてこんなふうに、抵抗する暇さえなく戦争に突入してしまったんだろうな。これはまさに有事やぞ。」と家族と話していましたが、まだその時は今のように感染拡大(パンデミック)の事態にはなっていませんでした。

しかし、今はまさに世界中を巻き込んだいわばウイルスとの世界大戦のような事態になっています。法的に強制力を行使することはできないわが国では一人一人の自覚が全てのかぎを握っているようです。冷静にしかし重大事だという自覚を持って、感染しないように、そして感染拡大に与(くみ)することの無いように気を付けるしかありません。

まぁ書き出せばきりがないのでこれだけにしますが、一つだけ。知人に学校の先生がいて、休校の中で卒業式を行ったとのことです。卒業生と教師、そして下級生の代表者若干名、そして保護者各家庭一人ずつという参加者で行ったとのことです。無事執り行われた後で先生たちがこう言ったそうです。「本当に時間が無い中、いつものような盛大な卒業式ではなかったけれどこれはこれですごく心のこもった暖かい式になったのではないか。」(もちろん今まで通り、在校生や家族総出の式がいいに決まっているけれど…という思いは当然持ってみえる上での感想ですのでお間違え無く。)

学校の先生たちは概していうと「真面目で一生懸命、熱意のある人たちの集まり」です。ですからどんな場合でも「少しでも良くしよう」と思い「前回よりももっと…」とだんだん内容を改善していくのですが、「改善」はすなわち「内容の充実、増量」という結果になりがちなのです。そうやって結局どんどん大変になり、忙しくなり、自分たちで自分たちの首を絞めるようなことになっていくのです。

今回コロナウイルスのせいで、制限もされ十分な準備もできない中でそれでも意味深い式を執り行うことが出来たことは、ある意味今までの自分たちの教育活動を見直してみる機会にもなったのではないでしょうか?

それと同じことが他の社会でも言えます。外出自粛、経済活動の自粛、一時的停止などの事態が起きています。中には「経済が死んでしまう」とか「日本が死んでしまう」などと言う人もいますが、私は違う考え方をしてもいいと思っています。

マスク一つとっても「使い捨てマスク」が当たり前でしたが、それが手に入らなくなった今、手作りのマスクや昔ながらのガーゼマスクで過ごす人も多く出てきて、「それでいいじゃん」と思っている人も多いのではないかと思います。ある意味昔に戻っているのです。それでも生きていくことが出来るのです。

このコロナウイルスとの戦いを契機に、今までの私たちの消費・使い捨てが当たり前の暮らし方について考え直す良い機会が天から与えられたと考えてもいいのではないかと思ったりもしています。

栃(トチ)無垢一枚板ダイニングテーブルとベンチのセット脱線が長くなりました。さて、仕事の方ですが、一宮市のお客様の栃(トチ)無垢一枚板ダイニングテーブルとベンチのセットの制作が進んでいます。脚部が出来上がりました。
栃(トチ)無垢一枚板ダイニングテーブルとベンチのセット栃(トチ)無垢一枚板ダイニングテーブルとベンチのセット天板の表を鉋掛けします。この後木口や木端(耳の部分)をきれいに削っていきます。

そしてサンディングなどの仕上げに入ります。
ところで、先日の「てくてくめぐり」のイベントは大変多くのお客様に来ていただき、無事楽しく終わることが出来ました。来ていただいたお客様、そしてご尽力いただきました方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

カッティングボードカッティングボードや木の器なども好評でたくさんお買い上げいただきました。「結婚する友達にプレゼントしたい」ということでご注文いただいたものもあり、早速作ってお渡ししました。
カッティングボードラッピングは「ぴあにしも」さんに頼んでやっていただきました。さすがのセンスです。
木の器我が家でも木の器は毎日のように食卓で活躍していますよ。
2020.03.12
「てくてくめぐり その後」
朧月夜「菜の花畑に入日薄れ〜♪♪」…歌の歌詞の通りの美しい朧月夜でした。思わず写真を撮りました。

そんなのどかな景色とは裏腹に世の中コロナウィルスの騒ぎで大わらわとなっています。どうなってしまうんでしょうか…。
いなか舎てくてくめぐりいなか舎てくてくめぐりしかし、ふさぎ込んでいるわけにもいきません。「てくてくめぐり」は相変わらず自主開催しております。

もちろん、コロナウィルスにも一定の配慮はしつつですが…。
いなか舎てくてくめぐりいなか舎てくてくめぐりこの間の金・土・日曜日は岐阜新聞にも掲載されたこともあって、大変多くのお客様に来ていただきました。全くうれしい悲鳴でした。
いなか舎てくてくめぐりいなか舎てくてくめぐり見に来ていただいたお客様、そしてお買い上げいただいたお客様も多く、本当にありがたいことです。

中には「またお友達を連れて来ます」と言って2度、3度と来ていただくお客様も何人もみえて本当にうれしい限りです。

木の器木の器今回の展示品の中に「木の器」もたくさん置いてあります。お客様に言われて分かったことですが、はじめこれを見て「菓子器」だと思ってみえるお客様も多いみたいです。

そして私が「サラダやパスタはもちろん、肉じゃがやマリネ、スープのような汁物もOKですよ」(もちろん使い方やメンテナンスのこともお話ししますが)とご説明をすると「えっ?!本当なの!?」とびっくりされて、それでお買い上げ下さる方もあったりします。

木の器「私はもう少し小さめの小鉢がいくつか欲しいわ」という方もいたりして、いろいろ勉強になります。とにかくまだ明日からの3日間(金・土・日曜日)開催しております。どうぞお越し下さい。

さて、そんなてくてくめぐりの中、売れて少なくなった小物の補充制作などもしつつ、ご注文の作品制作も進めています。
栃無垢一枚板ダイニングテーブル一宮市のお客様の「栃無垢一枚板ダイニングテーブル」とベンチのセットです。まずは所定の長さに切った後、裏面から鉋掛けをしていきます。
栃無垢一枚板ダイニングテーブルそしてサンディングをして仕上げます。
吸い付き桟(反り止め)加工吸い付き桟(反り止め)加工その後、「吸い付き桟」(反り止め)加工をしていきます。
テーブル脚部の切り出しテーブル脚部の切り出し脚部の部材を大きな盤から切り出していきます。
今回のお客様もまたリピーターのお客様です。これまでにお宅の無垢一枚板ダイニングテーブル、ご長男の新居の無垢一枚板ダイニングテーブルとベンチのセット、そしてまたお宅のベンチとリビングの大きなテーブル、そしてまた今回はご次男の新居のダイニングセットをご注文いただきました。

こういうのは本当にうれしいことです。来られるたびにいつも「いろいろ家具屋さんや佐藤さんのような仕事をしている方を回ってみているけど、結局佐藤さんのが一番だわ」と言って下さいます。お世辞でもうれしいことです。ありがたいことです。一生懸命作らせていただきます。
2020.03.02
「てくてくめぐり自主開催」
いなか舎てくてくめぐり「富加町いなか舎てくてくめぐり」昨日からスタートしました!…と言いたいところですが、実はコロナウィルスの影響で全体としてのこのイベントは中止となってしまいました。本当に残念です!!

ですが、当半布里工房は「自主開催」をします!!他にも11のギャラリーが自主開催をされます。
いなか舎てくてくめぐりとにかく、今回合同展示していただいている「ぴあにしも」さんのジオラマと羊毛フェルト作品がすごいんです。これだけの質の高いジオラマが相当数(ジオラマだけで20点ほど、羊毛フェルト作品も50点以上)見られるのもまず無いことだと思います。

ですのでたくさんの人に見て頂きたかったのに、今回全体としてのこのイベントが中止になったのは、本当に本当に残念なのです。ですからどうぞお越しください。

いなか舎てくてくめぐりまぁ、そもそもこのイベントは一度に大勢の人がいらっしゃるわけではなく、2〜3人の人がぽつぽつといらっしゃるような感じですので、それほど心配はしていません。それに田舎ですし…とはいえ消毒用ジェル、除菌アルコールティシュなどの準備、マスクの着用、換気など一応の準備はしてお迎えしております。

「ぴあにしも」さんのジオラマですが、私自身は写真では見たことがあって、それだけでもすごい!と思っていました。ところが実物ははるかにすごかったです!!細部にさまざまなこだわりが見られ、「あっ!こんなところにこんなものが作ってある!」と探すのも楽しいです。毎年浜松で開催される「ジオラマグランプリ」でグランプリを受賞された作品など、素晴らしい作品が並んでいます。
ジオラマ作品 ジオラマ作品 ジオラマ作品
羊毛フェルト作品も本当にかわいい!我が家も娘のウェディングドールや猫のジャガーの羊毛フェルト人形を作っていただきましたが、素晴らしくてかわいくて一生の宝物です。妻がもう「欲しいものがある」と言って目(つば?)をつけていました。(笑)
羊毛フェルト作品 羊毛フェルト作品 羊毛フェルト作品
というわけで、ぴあにしもさんの作品の素晴らしさに私自身が目を取られ忘れかけていましたが、もちろん私の作品もたくさん並べてあります。こちらもお忘れなく。
無垢の手作り家具 無垢の手作り家具 無垢の手作り家具
家具のほかにも小物もたくさん並べてあります。新聞社の取材もありましたので、今週中には掲載されると思います。(岐阜新聞中濃版、各務原市内版)
手作りの木の小物 手作りの木の小物 手作りの木の小物
とにかく始まったばかりです。まだこれから今週の金土日曜日(6・7・8日)と来週の金土日曜日(13・14・15日)にオープンしています。(7・14・15日はぴあにしもさんも来場されます) どうぞお越しください。
2020.02.25
「『てくてくめぐり』もうすぐです!」
富加町「いなか舎てくてくめぐり」が、今週の日曜日(3月1日)から始まります。世間ではコロナウィルスのことで大騒ぎですが、こちらは予定通り実施します。まぁ田舎のイベントですし、大勢が集まるというわけでもなく、ぽつぽつとお客様がみえるぐらいのことですからあまりご心配なく。どうぞお越しください。(それなりの準備はしておきます。)

いなか舎てくてくめぐりいなか舎てくてくめぐり現在は飾り付けやら家の周りの掃除など、その準備に追われています。
ジオラマ羊毛フェルト今回一緒に展示をしていただくジオラマ・羊毛フェルト作家の「ぴあにしも」さんからも、ぽつぽつと展示予定の写真を送っていただいています。

写真を見ただけでもすごいです。ジオラマは大小合わせて20点ほど、羊毛フェルトも販売品も含めて結構な数を展示していただけるようです。私も実物を見るのがすごく楽しみです。

さてそんなわけで…仕事の方はそちらのことで大変ですが、その前にご注文の飾り棚が完成しています。

飾り棚の手作り家具天板を削って仕上げます。
飾り棚の手作り家具天板の先を少し装飾してみました。
飾り棚の手作り家具木地が完成しました。
飾り棚のオーダー家具飾り棚のオーダー家具最下部の扉の取っ手も旋盤で作りました。
飾り棚のオーダー家具飾り棚のオーダー家具そして塗装をして完成です。
コースターコースターてくてくめぐりまであまり時間も無いのに、また急に思い立って「コースター」も作りだしました。間に合うか!?
話は変わり畑のことですが、例によっていきなりジャガイモの種いもの植え付けが始まりました。本当はあまり早く植え付けると晩霜(おそじも)が怖いので、もう少し先(3月に入ってから)にしたいのですが、思ったようにいかないのが自然が相手の農業というものです。

苗屋さんに聞くともうとっくに販売が始まり、かなりの人が買って行っているみたいでした。無くなるといけないので仕方なしに買いに行くと、すでに種いもから芽が結構出ていました。

ジャガイモ「芽の出ていないものは無いですか?」「もう全部出ています」…どこに聞いてもそんな反応でした。今年は暖冬だったから仕方がないようです。

「芽が動き始めたころに植え付けるのがいい」ということですので、まさに今ということになってしまいます。そこで、早いですが仕方なく急遽植え付けを行うことにしたのです。
種イモ元肥を混ぜくって畑をおこし、畝を作りました。そして、種イモを半分に切って切り口に藁灰を付けます。
ジャガイモそして次の日、植え付けをしました。間隔は大体移植ごて1個分ぐらい。
ジャガイモこうして、8列に160個ほどの種イモを植え付け終わりました。まずは一つ大きな農作業を終えました。あとは晩霜に遭わないことを祈るだけです。
ピザ会ピザ会ピザ会一方、庭開き(?)もしました。

先週、そして先々週と2回お客様を迎えてピザ会です。
ピザ会いつもながら楽しいひと時を過ごすことが出来ました。今年もいよいよピザ会シーズンが始まったというわけです。
2020.02.10
「春見つけ」
今日は少し冷え込んでいて、今年初めて雪がちらつきました。

スイセンクリスマスローズしかし、暖冬のせいで季節はいつもより早く進行しており、庭のあちこちに春の芽吹きが見られます。スイセンやクリスマスローズが咲き始めました。
球根植物球根植物チューリップ、アリウム、ムスカリなどの球根植物が地面からむっくりと芽を出し始めました。
バラの苗バラの苗新たに2種類のバラの苗を買ってきてバラのコーナーに植えました。「レオナルド・ダ・ヴィンチ」はオベリスクに仕立て、「グラハム・トーマス」はフェンスに絡ませる予定です。

これで我が”jagar's garden”には11種類のバラが植えられたことになります。開花が楽しみでなりません。
牛糞堆肥畑の方ですが、先日牛糞堆肥を軽トラックいっぱいに買ってきて土に混ぜくっておきました。来月に予定しているジャガイモの苗の植え付け準備です。
飾り棚の制作さて仕事の方ですが、飾り棚の制作が進んでいます。加工された部材を鉋掛けし、サンディングして仕上げます。
飾り棚の制作飾り棚の制作組み立てに入りますが、一度に組み立てはできませんので何回かに段階を追って組み立てを進めていきます。

まずは第1弾組み立て。
飾り棚の制作第2弾組み立て。
飾り棚の制作第3弾組み立て。
飾り棚の制作第4弾組み立て。
飾り棚の制作そして最後、第5弾組み立てです。

こんな風に何回かに分けて組み立てを進めて行くので組み立てだけでも数日を要します。
飾り棚の制作こうして本体の組み立てを完了しました。細部を修正(仕上げ削り)したり、組み立て時に付いた汚れやすり傷などを直しておきます。
飾り棚の制作飾り棚の制作この後、扉の制作、天板の制作へと進み、塗装になります。
2020.02.04
「富加町いなか舎てくてくめぐり」
2月になりました。庭にはスイセンの花も咲き、すでに春の兆しが見られます。

富加町いなか舎てくてくめぐりさて、告知です。毎年恒例ですが「富加町いなか舎てくてくめぐり」(ギャラリーめぐり)が今年も3月1日(日)〜15日(日)まで開催されます。

富加町内で趣味でものづくりをされていたり、私のように仕事としてものづくりをしている方がその作品を展示したり、お店がさまざまな催しをされたりなど、バラエティーに富んだ催しです。
富加町いなか舎てくてくめぐり富加町いなか舎てくてくめぐり木工品、陶芸作品、お雛様飾り、アクセサリー小物、パッチワークや布作品などさまざまな作品のほか、コンサートなどの催しもあります。

当工房も毎回参加していますが、今年は私の作品のほかに、知人のジオラマ作家「ぴあにしも」さんのジオラマ作品・羊毛フェルト作品も展示します。
富加町いなか舎てくてくめぐり富加町いなか舎てくてくめぐり毎回ジオラマグランプリで入賞される、素晴らしい作品が並びます。ぜひ見にいらして下さい。

羊毛フェルト作品も可愛いです。以前、娘の結婚に際してウエルカムドールを作ってくださったのもこの方です。(ぴあにしもさんの在廊日は7日、14日、15日です)

うららかな春の一日、里山風景の広がる田舎をのんびりめぐるというのも楽しいかと思いますよ。

ちゃぶ台2台さて仕事の方ですが、ちゃぶ台2台は完成しました。
蟻組み(天秤差し)蟻組み(天秤差し)蟻組み(天秤差し)相変わらず手仕事で蟻組み(天秤差し)を加工します。
ちゃぶ台ちゃぶ台天板を接ぎ合わせた後鉋掛け、そして円形にカットします。
ちゃぶ台天板の木端(こば)は「蛇腹面」に削ります。内丸鉋という鉋を使います。
ちゃぶ台チェリーのちゃぶ台の方は、お客様のご希望で嵩上げ脚(50mm)をお付けしました。
飾り棚ちゃぶ台の後、現在は飾り棚の制作に入っています。
飾り棚飾り棚内寸や外寸のご希望のほか、できるだけ軽量にしてほしいというご希望であったり、壁に隙間なくくっつけたいなどのご希望があったりなど、制約も多いですが、何とかいい感じになるように工夫して制作しています。

部材が多いので形になるまでもう少し時間がかかりそうですが、もうひと頑張りと言った所です。
2020.01.09
「2020年の始動」
新年のご挨拶新年のご挨拶この時期にしては暖かく、あまり1月という感じがしませんが、いよいよ2020年も始まりました。あらためまして本年もよろしくお願いいたします。

話は戻ってしまいますが、年末から正月にかけての我が家の過ごし方は毎年大体決まっています。過去の里山だよりにも書いていますので詳しくはそちらをご覧頂くとして、今年も相変わらずそんな感じで過ごしました。
年末年始の過ごし方 年末年始の過ごし方 年末年始の過ごし方
年越し料理大晦日は娘も参加してくれて、夫婦と娘の3人の年越しとなりました。

年越しの煮物とイワシは欠かせません。
初もうで年あけて、毎年恒例の熱田神宮への初もうで…今年はおみくじをひいたら、なんと「大吉」!気を緩めず、おごらず焦らず、希望を持って進もうという気になりました。
この時期の庭仕事、畑仕事も結構大事です。特に庭仕事は春、夏の庭の美しさを左右する大事な仕事になります。

バラの剪定もしました。庭木の剪定も。そして、たくさんの花の苗や球根がすでに植えられて、地中で春を待っているという状態です。冬の寒さを乗り越えてこそ美しい開花につながるという考えから、花の苗はできるだけ11月12月に植えることにしています。
庭 庭 庭
畑からは毎日のようにおいしい冬野菜が食卓に届けられます。本当においしいです。白菜、キャベツ、大根、カブ、ホウレンソウ、サツマイモ…ウソでなく、スーパーの野菜とは全然違います。スーパーでも「地元農家の野菜」などと言って売られていますが、それらよりも断然おいしいです。甘味、柔らかさが違います。一度食べてみて欲しいなぁ…。

野沢菜野沢菜今年初めて「野沢菜」を育てたので漬物にしました。はたしてうまくいくのだろうか?
ナバナナバナ暖かいのでナバナがすでに咲いています。花芽の部分をちぎっては、御浸しにしたりして食べています。エグミがあってとてもおいしいです。
畑猿の出没は日常茶飯事なのでもう当たり前のこととして里山だよりにも載せていませんが、今年もまた玉ねぎの苗をかじっていきました。仕方がないので、網で覆っておきました。そんな感じで、日々自然の中で過ごしています。
ところで仕事の方ですが、新年は3日から仕事を始めました。今年の始動もふるさと納税の返礼品作りからです。こちらは「おにぎりスツール」の制作の様子です。
おにぎりスツール おにぎりスツール おにぎりスツール おにぎりスツール おにぎりスツール おにぎりスツール
おにぎりスツール裏側の仕上げの様子です。脚の裏をノミで平らに仕上げ、サンドペーパーで滑らかにします。

脚の組み立てには「エポキシ」という接着剤を使います。普通の接着剤でもいいのですが、理由は3つ。

一つは、この椅子はもしかすると屋外や半屋外で使われることもあるかもしれないと考えた場合、普通の接着剤は水に弱いため水に強いエポキシを使う。二つ目は、エポキシには隙間充填の能力があるため組み立てた時により美しく仕上がる。三つ目は、エポキシはぬるっとしているので穴に差し込むときに比較的楽に挿入出来る。

そんな利点からエポキシを使っていますが、難点もあります。一つは、普通の接着剤より早く固まってしまうということ。私は30分硬化型を使っていますが、時間制限があるのでゆっくりしていると固まってすぐに使えなくなります。ですから(2液を混ぜて使うのですが)一度にたくさん作れません。1脚(または2脚)ごとに作って使うということをしています。

おにぎりスツールおにぎりスツール二つ目は、拭き取りが大変。水には溶けないので水で拭き取ることができません。シンナーで拭き取ることになります。そうすると結局拭き取った跡がむらむらに少し残って
しまいます。

このまま塗装をしたりするとその跡が微妙に残って美しくないです。ですので、乾いてからもう一度その部分をサンドペーパーでこすってきれいにします。

以上、長々と書きましたが、これまであまり書いて来なかった細部の仕事も結構手間を要するということが少しでもわかっていただけるのではないかと思います。

おにぎりスツールそんな「おにぎりスツール」も完成して塗装に入りました。引き続き「ちゃぶ台」2台の制作に入っていきます。
2020.01.01
「新年のあいさつ」
無垢の木のテーブルやイスあけましておめでとうございます。

昨年も皆様のおかげでなんとか仕事をさせていただけました。今年はまた新たな展開をしなければと思っています。頑張ります。
と羊毛フェルト作品さて3月には恒例の「富加町いなか舎てくてくめぐり」(オープンギャラリー)が開催されます。今年は友人の「ぴあにしも」さんの「ジオラマと羊毛フェルト作品」も展示します。

これがまた素晴らしいです。(ぴあにしもさんはジオラマグランプリですごい賞を取っていらっしゃいます。) みなさんぜひ見に来てください。なかなか見られないものですよ。

それでは今年も良い年になりますように。みなさんどうぞよろしくお願いします。