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里山便りバックナンバー2005
里山便りバックナンバー2005
2005.09.01
「サイト更新の一時停止」
諸事情により当サイトの更新を一時停止致します。日記や家具の追加を楽しみにしていた方には申し訳ございません。どうぞご了承下さい。
2005.07.27
「自然まかせの自然農法」
収穫した野菜例年に比べて天候が不順であったためか、野菜が不作です。雨が降って欲しい6月に雨が降らず、カーッとお日様にあたって欲しい7月の初めにお日様が照らず…。

だから全体的に調子がよくありません。スイカは今ひとつ大きくならず、トマトも例年のように甘くなく、ナスなどは最も出来が悪く、実があまりついていない状態です。

こんな年は初めてですが、ビニールハウスで人工的に管理する商売農家と違って、あくまでもお天気まかせ、自然まかせの自然農法ですからそれも仕方がありません。こういう事もありますね。

とはいえ、スイカも10数個でき、ネットメロンなどは十分甘いものが20個、30個と獲れ、ゴーヤー、きゅうり、トマトも毎日食べきれないくらい収穫できました。例年に比べて甘味が少ないトマトですが、完熟ですからスーパーのものと比べると断然おいしいのは言うまでもありません。

野菜作りの面白さは、「1年に1回だけ」「やり直しが効かない」という所でしょうか。「今年の失敗を来年に生かす。」だから、経験年数だけ上手になっていくということです。1年や2年で上手にならない…そこが面白いのかもと思っています。
2005.06.17
「里山自然を守ること」
竹を使った野菜の支柱我が家の菜園では、野菜の支柱や覆い等は、裏の山から切ってきた竹などを主に使います。これは元々の私の野菜作りのポリシー「1つ、できるだけお金をかけない。2つ、できるだけ手を掛けない」から来ています。

でもそれだけが理由ではありません。もちろんホームセンターへ行けばいい道具が売っていますので、その方が手っ取り早いわけですが、あえてそうしない事は、実はこの里山環境を守る事に繋がって行くのです。
竹を使った野菜の支柱わが畑のすぐ裏には山があります。そこには竹が自生しています。昔の人達は、稲のハザ作りにも、畑の支柱にも、この竹を切っては使っていたのでしょう。あるいは筍もここから掘って行って食べた事でしょう。

竹は育ち、人間に食され、切られ、適当に間引かれることでさらに次の年いい竹林になり、また育ち、人間に利用されるという循環をしています。それによってこの里山もきれいな姿を保っていたはずでした。

ところが今は、その竹もあまり使われなくなり、切られなくなったせいで、竹林は荒れ、畑や民家の方まで押し迫り、畑も荒れ…という悪循環になっています。田舎ですので、畑仕事は主にお年寄りの仕事ですが、そのお年寄りもだんだん高齢になり、畑仕事もできなくなって放置された畑も増えてきています。
畑の裏の山に自生する竹人間が手を掛けない里山自然は荒れていくばかりです。里山とは人間が手を掛けて共存して維持していくものなのです。

私の野菜作りは、そんな里山自然と、自分の仕事と、懐具合との3つのバランスの上で成り立っているように思われます。
2005.06.09
「旬の野菜作り」
野菜も手作り畑がだんだんとにぎやかになってきました。これからおいしい野菜の食べられる、とても楽しみな季節に入ります。我が家の畑では毎年ほぼ変わる事無く、この時期は次のような野菜を作っています。

トマト、ミニトマト、きゅうり、なす、じゃがいも、たまねぎ、すいか、ネットメロン、ししとう、いちご、そして今年初めてゴーヤーも作りました。この他に、キウイや栗、たらの芽なども畑の隅に作ってあります。
野菜も手作り 野菜も手作り 野菜も手作り
畑作りを始めて7年。初めの頃はトマトが病気になったりいろいろ失敗もありましたが、少しづつ上手になって、それなりにおいしい野菜ができるようになりました。子供たちも小さい頃から野菜は大好きです。スーパーで買ってきたものでなく、親父が作ったものだから食べてくれるのだと思っています。収穫の時がとても楽しみです。

当工房のお客さんの中には家具だけではなく、野菜のファンの方もいらっしゃいます。Yさん、またトマトを食べに来ませんか?
2005.04.30
「ジャガー一家のその後」
ジャガーの赤ちゃん当工房の飼い猫「ジャガー」の赤ちゃんが生まれてちょうど1ヶ月になります。名前は子供達が「レン、リン、ラン」と名付けました。

3匹がじゃれあったり、カーテンに上ろうとしたり、部屋中を探検して回って、元気いっぱいでとてもかわいい盛りです。
ジャガーの赤ちゃんジャガーは相変わらず子供たちをとてもかわいがり、外から帰ってくると、ダッシュで2階へ駆け上がり、独特の猫語で「お母さんが帰ってきたよ」と叫んでいます。(想像ですけど…)

ジャガー一家のほほえましい日常が続いています。
2005.04.13
「里の春祭り」
春のお祭り毎年4月の第2土日曜日は春のお祭りです。派手ではありませんが、のどかで平和な里の祭りが繰り広げられます。子供たちはみこしを担いで町を練り歩き、神社へ奉納しますが、少子化によって、ずいぶん前からみこし作りも難しくなり、今では花みこしになってしまいました。

私たちの子供の頃は、すべて子供たちだけで作りました。毎年年が明けると2月ごろから、夕食後、小学校高学年から中学2年生までの子供だけが公民館に集まり、深夜11時、12時頃まで作っていました。

張りぼてのみこし作りは、山で竹を切って割る所から始まり、豆電球を無数に使った夜専用のみこしも別に作ったりしました。モンキーズ、D51、太陽の塔等がモチーフでした。ここで竹の割り方を覚え、半田ごての使い方を覚え、電気の直列・並列を覚え、様々な知識を身に付けました。

それだけではありません。2月から集まったと言っても、実際に作り出すのはたいてい3月に入ってからで、大半は遊びでした。親たちの公認で、こんなに夜遅くまで遊べるのはこの時以外にありません。夜遅くなると、近所の人が差し入れのおやつやコーヒー(コーヒーの味もここで覚えました)を持ってきてくれました。

オールナイトニッポンで「ナオミの夢」を聞きながら、「札幌オリンピック」のまねをしてダンボールでアイスホッケーのマスクや防具を作ってアイスホッケーをやり、思いっきり畳をすりへらし、障子を破って、後で大人に叱られた思い出もあります。

祭り当日は、みこしを担いでご祝儀を頂くのですが、それらの使い道は全て子供にまかされており、たいてい子供全員で山分けにしたものです。当然、中2が一番多く、当時で1人5000円ぐらい、中1は3000円、小6は1500円、低学年と保育園の子はお菓子を1袋ずつ…というように、自分たちで考えて配分するのが常でした。今では考えられない事です。

祭りは自然と子供たちのものでした。でも、今は大人が段取りをしないとやっていけないような時代になっています。祭りを子供の手に少しでも取り戻してやりたいと思う一日でした。
田の神踊り田の神踊り写真は県重要無形文化財の「田の神踊り」です。
2005.04.11
「桜の老木」
満開の桜地蔵堂の桜の間からここの所のぽかぽか陽気で、里にもすっかり桜の季節がやってきました。

気が付くと、工房裏手の地蔵堂の桜も満開になり、あまりの美しさに思わずスナップ写真を撮りました。(ちょうどその下では、近くのご老人たちの恒例の花見会が行われていました。)

工房のそばにあるこの地蔵堂と桜の木は、私の子供の頃から、いや、父母・祖父母の子供の頃から、あるいはもっとずっと以前から、今と同じように里に住む人々の憩いの場になってきたものです。(暑い夏は、ご老人たちの避暑と語らいの場になっています。)
老木ながら堂々としたたたずまい又、この木には無数のアブラゼミがとまり、木の下には小さい沢があって、沢蟹がたくさんいて、子供たちのよい遊び場でもありました。この山門前の細長い道では鬼ごっこ、かくれんぼ、ぽこぺんなどという遊びをよくやったものです。

ただ、この桜の木もすでに老木となっており、一度は枯れかけてしまいました。しかし、木の生命力とはすごいもので、枯れて空洞化した幹の一部から新しい芽が息吹き、大きな枝へと生長して、今ではこのような立派な花を咲かせるようになったのです。

この木はこれからもきっと、たくさんの里人の暮らしを支え続けていく事でしょう。
2005.04.06
「先人の鑿跡」
200年前のお寺の梁素晴らしい彫刻近所の宮大工さんの家へ行った時の事です。玄関周りや軒の下に、素晴らしい彫刻の入った大きな木の塊をいくつも発見しました。

よく見ると欅(ケヤキ)の木らしく、長年の風雨にさらされて銀鼠色になっており、なかなかの貫禄です。

切り口を見ると中はほとんど朽ちておらず、あまりにも彫刻が素晴らしいので見入ってしまいました。家人に聞くと、およそ200年ほど前に建てられたお寺の玄関部分にあたる所に使われていた梁の一部だそうで、改築にあたって解体し、処分に困って引き取ってきたそうです。

ダメ元で「ひとつ分けてもらえませんか?」と聞くと、「いいよ。一組持っていくか。」とのありがたいお返事。早速、軽トラに積んで頂いてきました。

写真のものはそのうちの1個で、雲形の彫刻がしてあります。しかも、表と裏が彫刻が違い、表は繊細な感じで、裏は力強い感じを受けます。おそらく200年前の宮大工が鑿(ノミ)一本で彫ったものと思われますが、生命力を感じさせる仕事で心を打たれます。

それにしてもこのような素晴らしいものが、知らない間にいくつも壊されて捨てられているなんて、全く惜しい事です。これもひとつの文化財だと思い、何とか活用していきたいという気にさせられました。
2005.04.02
「ちょっと自慢のじゃがいも」
ここからおいしい野菜が生まれる気になっていたじゃがいもの種芋の植付けがようやくできました。本当は春のお彼岸の頃にするのですが、今年はなかなかできずに延び延びになっていました。

近所の畑はもうどこも済んでおり、タイムリミットがだんだんと近づいていたのですが、でもなんとかこれでセーフ…。

いや今年は時ならぬ雪があったり、霜が降りたりしていましたから、かえってこのくらいでよかったのかもしれません。

我が家では(というよりこの辺りでは)玉葱とジャガイモ、それとネギは、ほぼ完全自給野菜になっています。たくさん植えて収穫し、保存して家で食べたり、親戚にあげたりしています。今年も男爵芋の種芋を6kg買って植え付けました。これで夏になると、400個近くのおいしいじゃがいもが取れる事になります。

野菜作りを始めて7年になりますが、じゃがいもはちょっと自信があります。お店で買ってくるのとではまるで味が違います。ホクホクしてすごくうまいと評判です。(我が家と親戚の間では…ですが。)ちょっと大げさかも知れませんが、お店のじゃがいもを食べると少し物足りなくなるくらいです。

だからこれだけは、どうしてもやっておかなければいけない仕事だったのですが、やっと出来て、ちょっとほっとしました。
2005.03.28
「ジャガーの赤ちゃん誕生」
半布里工房のマスコットうちで飼っている猫のジャガーが赤ちゃんを3匹産みました。初産です。親に似て「きじとら系」です。

当日は朝からしきりに鳴いて甘えてました。きっと、辛かったのでしょう。こちらもなんだか落ち着きません。ちょっと我が子の誕生の時の事を思い出しました。昼過ぎから出産に入り、夕方までかかって3匹を産みました。

それにしてもこの猫はえらい!2階のふとん部屋の押入れの中で、ダンボール箱を見つけてその中で産んだのですが、(大切な布団は避難させておいたのでセーフ。) それ以来2日間、赤ちゃんのそばを片時も離れず授乳をしています。暗くて狭い押入れの、あまり上等とはいえないお産部屋の中ですが、ごろごろとのどを鳴らし、目を閉じて…とてもゆったりとして幸せそうな空気がそこには流れています。

育児疲れでしょうか、昨日ぐらいから1階の居間にも降りてくるようになり、以前と変わりなく甘えてくっついてきます。お母さんになってもやっぱりジャガーはジャガーでした。
2005.03.26
「のどかな里山より」
そろそろ「里山便り」を本格的に始めていこうと思います。

工房に春の訪れも近いここ加治田の里も、近くに「東海環状自動車道」が通り、子供の頃とは随分変わったものの、工房を訪ねて下さるお客さんは口をそろえて、「のどかないい所ですね。」と言って下さいます。そうです。いい所なんです。地味だけど…。

まあ、そんな里山の日々の様子や、思いつくままに、あれこれを載せていこうかな…と思っています。

今日は、春なのに、雪。うちで飼っている猫の「ジャガー」はお産モード…。じゃがいもの種芋の植付けも気になっています。
2005.03.10
「ごあいさつ」
やっと念願のホームページを開設致しました。まだ作品が少ないですが、これからどんどん追加していきます。ホームページにまだ載せていない作品も多数あるので、お気軽にお問い合わせ下さい。

これからもお客様に喜んで頂ける家具を作り続けていきます。どんなオーダーでも受付致しておりますので、お気軽にご相談下さい。

尚、現在展示会を開催中です。お近くの方は是非お越し下さい。(詳細はこちら
2005.03.01
「プレオープン」
当ホームページのプレオープン開始です。まだ、アドレス(URL)を知っている人しか見る事ができませんが、不具合等発見しましたらメールにてご連絡下さると助かります。