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木になる話
木になる話
板の接ぎ合わせ
板の接ぎ合わせ板の接ぎ合わせ板を幅方向に接着して広い幅の板を作る加工の事を「板接ぎ」あるいは「板の接ぎ合わせ」と言います。その方法は「雇い実接ぎ」「隠し雇い実接ぎ」「ダボ接ぎ」「いも接ぎ」など様々あります。
板の接ぎ合わせ 板の接ぎ合わせ 板の接ぎ合わせ
ところで、以前ある方から聞かれました。「板を接ぎ合わせる時は、やはり裏、表、裏という風に(交互に)やるんですか?」と。この方は木工の事を少し知っている方のようで、確かに教科書的にはそうなっています。あるいは学校などではそのように習います。しかし、本当の事を言うと実際にはそうばかりは行かないのです。

例えば3枚の板があって、これを裏、表、裏と接ぎ合わせをしたくても、表になる面に汚い部分がどうしても出てしまうという、あるいは節や割れなどが出てしまうというような場合、そのままその面を表に使うわけにはいきません。結果、表、表、表となってしまうというような事もあるのです。

あるいは、裏、表、裏と並べてみたらあまり表情が面白くない、かえって表、表、表で並べた方が美しい表情になるというような場合もあるわけです。

(豊富な材料の中から良い部分だけを使うというようなぜいたくな木工はできません。我々が使う材料は一枚一枚が数少ない貴重な材料の場合が多いので、他の材では代替できない事が多いです。どうしてもその材料をうまく使わなければならないのです。それに「エコロジー」の観点からしても、良い部分だけを使って少しでも汚いような材を捨てるというのはよろしくないと思います。何とかうまく使ってやるのが正しいと思います。)それに2枚接ぎのテーブル天板の場合は、当然表、表と接ぎ合わせるのであります。

又、こんな事もあります。無垢の木(板)は必ず反るものだと言っていいのですが、教科書的には表の方に反るという事になっています。でも実際はそんな決まったものではありません。板によっては裏側の方に反る癖の板もあります。あるいは幅方向に反る板もあれば、長さ方向に反る板もあります。であれば、そういう癖を読んで接ぎ合わせもしなければならないし、加工もしていかなければなりません。

つまり、結局は教科書や学校で習う事はあくまでも基本にすぎず、実際は様々な事態がおきるので、その時々で判断して制作をしていかなければならないという事です。(過去の「里山便り」でも少し触れています。)